5.マーケット・ガーデン作戦とは,お偉いさん達のしょーもない功名心を満足させるために,ロクな作戦も立てずに実行した結果,各所で部隊が孤立しまくって結局失敗に終わった愚劣な作戦の代名詞みたいなもの。日本でいえばインパール作戦か。レビューにあるような,長いとか,シケた作戦だとか,エピソードが細切れで繋がってない....という印象を私も持ったが,それはアッテンボロー云々より,むしろこのようなマ作戦の性質に起因するのではないかと私は思う。また,そういう印象を与える原因のひとつとして背景説明が不足しているという指摘もできそうだが,この映画はそういう部分をそぎとってドキュメント効果を狙ったわけだから,これも本末転倒か。戦争ってしょーもないんだなとか,どんな豪華俳優が演じようと,前線の将兵なんて巨大なシステムの中では所詮は将棋のコマにしか過ぎないんだな,なんて思ってしまった映画。 |
4.こないだBSでやっているのを、タイトルも知らずに、誰が出ているかとかも知らずに観たのですが、良かったと思います。一人のミスで戦況が左右される、そしてその世界では、そうですね、今、自分の知っている人が死んだらすごくパニックになりますよね。最後、市街戦に巻き込まれた父親と少年のように。でも、戦争になれば死者は「ボディカウント1」というようになってしまう。フルートを吹くための指をトリガにのせた青年、橋の爆破を注進したSS、昼食のワインは何か、と聞く将校。誰が誰、と言う事を知らないまま観たためか、物語に集中できました。個人的には、傘を持った伍長さんが好きですね。彼の役名、階級、指揮系統、俳優さんを御存じの方は、どうか教えていただけますか?長くなった上に、なんだかまとまりませんでしたが、戦争時の群像劇、として好きな映画です。 【さっしぃ】さん 8点(2003-03-02 20:59:53) |
3.史実でありながら徹底して戦闘シーンにこだわった点で「空軍大戦略」と並ぶ戦争映画の傑作と思う。大物をそろえたキャスティングや細切れのストーリー,視聴後の後味の悪さ等投稿された皆さんがご指摘の通りと思うが,単なるハッピーエンドものや戦争の虚しさ・悲惨さを訴えた(ただし連合軍側の)作品が多いアメリカ映画にあって,マーケットガーデン作戦という言わば連合軍の汚点とも言うべきものを敢えてモチーフにしたアッテンボローの慧眼を讃えたいと思う。今は亡きジョン・アディスンの「遠すぎた橋のマーチ」は名曲だ。どなたかサウンドトラックのCDの情報を教えてください。 【koshi】さん 8点(2001-08-04 01:27:53) |
2.最初に見た当時は、まあ良い映画かな、と。でも色々な専門誌を見ると間違いなくこの映画って非難されてますね。オールキャストにした割には巧く俳優たちを生かしきれてないとか。ロバート・レッドフォードあたりの使い方は仕方がないかなって気もしましたが、ショーン・コネリーあたりになってくるとちょっと苦しいような。個人的には悪いとは思わなかったのですが、史実をお金を掛けて作っただけとも観えなくもないです。かなりの大作だし、「史上最大の作戦」と比較すれば断然こちらの方が良いと思いますが、その辺は意見の分かれるところでしょう・・・ 【イマジン】さん 8点(2001-05-05 10:15:25) |
1.連合国軍の敗北を評価した映画として評価しています。アッテンボローの上手いのは、一般的に受ける方向をあえて外す度胸かな。でも、それが成功するんだから、凄い監督だよねぇ。 【奥州亭三景】さん 8点(2000-12-28 18:22:47) |