復讐者に憐れみをのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。
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(レビュー・クチコミ)
復讐者に憐れみを
[フクシュウシャニアワレミヲ]
Sympathy for Mr. Vengeance
(복수는 나의 것/復讐は我の物)
2002年
【
韓
】
上映時間:117分
平均点:
6.83
/
10
点
(Review 35人)
(点数分布表示)
公開開始日(2005-02-05)
(
ドラマ
・
サスペンス
・
犯罪もの
・
ハードボイルド
・
バイオレンス
)
新規登録(2005-02-03)【
rothschild
】さん
タイトル情報更新(2022-11-28)【
Cinecdocke
】さん
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監督
パク・チャヌク
キャスト
ソン・ガンホ
(男優)
ドンジン
シン・ハギュン
(男優)
リュウ
ぺ・ドゥナ
(女優)
ヨンミ
リュ・スンボム
(男優)
脳性麻痺の青年
リュ・スンワン
(男優)
中華料理店配達員
チョン・ジェヨン
(男優)
トンジンの前妻の夫
オ・グァンノク
(男優)
労働者
声
山路和弘
ドンジン(日本語吹替)
根谷美智子
ヨンミ(日本語吹替)
日野由利加
リュウの姉(日本語吹替)
赤城進
川辺の青年(日本語吹替)
配給
ジェネオンエンタテインメント
字幕翻訳
根本理恵
あらすじ
聴覚に障害を持つリュ(ハギュン)は、腎臓の病に苦しむ姉と暮らしていた。姉の治療費を捻出するため、彼は非合法な臓器売買組織に自分の腎臓を売却する。しかし詐欺に遭い全財産を巻き上げられてしまう。そんなとき、病院から姉の腎臓に適合するドナーが現れたとの連絡が。切羽詰ったリュは、恋人のヨンミ(ドゥナ)とともに実業家ドンジン(ガンホ)の娘を誘拐する。
【
どんぶり侍・剣道5級
】さん(2005-09-15)
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3.
動かないカメラや長い間、人物の表情だけを見せて多くを語らない手法など北野武風のテイストに、音楽のプロモのような現代的でスタイリッシュなセンスの映像が加わったという印象(ちょっとやりすぎな感もあるけど)。
シンプルながらも骨太で、観終えた後もしばらくは尾を引くドラマだった。シン・ハギュンとソン・ガンホという二人の主人公双方に観客が肩入れできるような描写をしておきながら二人を対決させたのが良かったと思う。
二人は敵対しつつも、互いに深い共感を抱く。それでもなお、あまりに大きな喪失感のために相手を許すことはできない。理解することと許すことは近いけれども同じではない。復讐という行為の虚しさと、虚しいと知りながらも自分を止めることのできない人間の業の深さが印象に残る。
物語に練り込まれた情念の濃さに息苦しさすら覚えた。力作。
【
no one
】
さん
[DVD(字幕)]
8点
(2006-06-29 15:40:11)
2.
パク・チャヌク監督による「復讐3部作」の第1作。まさに復讐が復讐を呼ぶ、復讐の連鎖によっておこるストーリーで、全編復讐だらけ。かなり衝撃的でなんともやりきれない気持ちにさせられた。特に、復讐の鬼と化したソン・ガンホの冷酷な復讐ぶりが凄い。ペ・ドゥナが拷問される場面は思わず目をそむけたくなるほどだった。自分もあんな状況に置かれたら復讐者と化すんだろうか?一般人の誰もが突如として復讐者になりえるであろう状況を描いた、非常に説得力のある映画だと思いました。
余談>DVDのメイキングが非常に濃い内容でとても良い。ソン・ガンホが冗談を言いながらペ・ドゥナの耳を舐める場面とか、本編を鑑賞後に見ると思わずホッとさせられる。
【
ヴレア
】
さん
[DVD(字幕)]
8点
(2005-11-08 22:07:47)
1.
工場から疲れきった労働者達がうつろな表情で休憩へと向かう。暗がりの中での作業だったため、突然の太陽光線に目がなかなか開かない。ここまでカメラは一度も切れずに労働者が歩くさまをずっと追う。そしてほんの一瞬くつろいだかと思うと、次の瞬間はもう働いているシーンになる。この数分でこの監督は只者じゃないと思った。いや、そんなことは「オールドボーイ」を見たときから分かっていたけど、こういうリアリティを表現できる人だとは思わなかった。この映画の世界観は音がほとんど構築している。乾いた機械的(川の流れですら)な音や音楽は、救いようのないこの映画の身体感覚と常に共鳴しあっていた。例えば、バッティングセンターで聴覚障害の主人公ががむしゃらにバットを振るシーンや、愛する娘の司法解剖に立ち会うソン・ガンホの表情、川の中での処刑シーン、そして手話しながらのセックス。これには驚いた。この緊張感の中でそんなユーモアはありなのかと。唐突な緩急であるが、ぶち切れてるユーモアはいつも狂気と繋がっているものだ。演じた役者達も凄い。ソン・ガンホが凄いのは知ってたけど、あの緑髪の役者も狂気と優しさの境界をうまく演じていた。優しい異常者ってのはパク・チャヌクの得意技なのか。そしてやっぱりペ・ドゥナでしょ。「子猫をお願い」で瑞々しい役を完璧にこなしていたけど、ここでは一人ぼっちの革命家を演じている。カワイ過ぎ。このミスマッチぶりが映画内の緩衝材になっていて心がなごむ。ビラ配りも手馴れたものだ(笑)そして彼女が最初にワープロで打っていた判決状がなんと恐ろしいラストへの引き金となる。「オールドボーイ」から復讐の美学だけ抜き取り洗練したら、業の深さでなく業そのものが見えたという感じか。万人ウケはしないけど、「オールドボーイ」が好きな人は死んでも見るべし。
【
Qfwfq
】
さん
[映画館(字幕)]
8点
(2005-03-22 13:03:05)
(良:1票)
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【点数情報】
Review人数
35人
平均点数
6.83点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
2
5.71%
4
2
5.71%
5
2
5.71%
6
3
8.57%
7
15
42.86%
8
7
20.00%
9
4
11.43%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
8.75点
Review4人
2
ストーリー評価
8.66点
Review3人
3
鑑賞後の後味
5.00点
Review4人
4
音楽評価
8.00点
Review2人
5
感泣評価
8.00点
Review2人
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