9.「激突!」とは全く関係ない「続~」なわけですが、これはこれで非常に良かったです。前作は、見えない敵への恐怖、怯えまくる主人公という図式でラストまで強引に引っ張って突っ走る作品。対して本作は、予想外に大げさな追っ手、追われながらもちょっとお気楽で憎めない逃亡者。人質との友情関係、追っ手との信頼?関係なども描かれつつ、「あ~、こいつら絶対死ぬな…」という絶望感、悲壮感が漂っている。こちらは若さゆえの突っ走り、なのである。法と信念の矛盾つーか、道徳と本能の葛藤っつーか(笑)なんかこう複雑~なヒューマニズムを入れた分、どちらが好きか分かれるかと思いますが、甲乙付けがたい相対する作品です。どちらにせよ、若きスピルバーグの才能を認めざるを得ないのは確か。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-12 14:21:19) |
8.これって実話だったんですね。物悲しいラストですけど、綺麗な映像と美しい音楽は良かったです。スピルバーグの作品の中では地味な方ですけど見て損は無いでしょうね。 【腸炎】さん 8点(2004-06-12 12:05:23) |
7.のろい運転のジジイに冷や冷やで。ちゃんと前向いて運転しないジジイに冷や冷やで。対向車に追突しやせんか とこっちまでもがヒヤヒヤで。かっくらしたくなるよね。あのジジイ!低速スピード違反で切符切られそうになるひと初めて見た! そんなわけで・・・ 最後の川辺に映った夕日のシーン。あれってとても綺麗だね。なんて優雅な終わり方なのでしょう。けども、あれで一年半後に息子が取り戻せたっていうのは信じ難いんだけど、まぁさ、実話って事なので、よかった良かったとしておきましょうかな。逆に里親夫婦の気持ち考えたら可哀想なんだけど。。 【3737】さん 8点(2004-01-25 11:50:43) (良:1票) |
6. スピルバーグが作ったニューシネマか。スピルバーグって本当に才能あるんだね。すげぇ面白いし印象深い。たくさんのパトカーがピカピカさせながらゴールディーンホーンの車にノロノロついていくシーンの幻想的な美しさに胸を打たれた。「未知との遭遇」を連想させる。 |
5.おっと、これぞ名作『激突!』の正統なる続編だぜ!って、どこがやねん。そういや確か、『新・激突』とかいうフザけたTV映画もあったナ。油断も隙も無い世知辛い世の中だ。悪徳商法だよこりゃ。でも、本作の場合、題名に騙されたお陰で観ることが出来たわけで・・・。実話にどこまで忠実なのか知りませんが、ちょっと夢のあるロードムービーになってます。ラストシーンは切なく、本当に美しい。 【鱗歌】さん 8点(2003-08-12 13:20:49) (笑:1票) |
4.「激突」とはまったく違う「続・激突」。いいところはは数知れず・・・。この映画を「激突」と同じにされたら困るよ。 |
3.映画の後半のワンシーンに、夕陽に向かって驀進するパトカーといった美しいショットがある。これと良く似たシーンに、後年のスピルバーグ作品「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のエンディングに描かれる、やはり夕陽に向かって疾走する馬群を連想してしまう。あたかもパトカーが主役であるかのような、そしてそれを馬に見立て西部劇を現代に置き換えたようなこのスピルバーグ劇場映画デビュー作は、家庭という秩序崩壊を扱ったハシリともなった異色のロード・ムービーだといえる。実話の映画化だったと記憶しているが、その賑々しさとブラックさはいかにも若き日のスピルバーグらしい才気を感じるし、まさにこれぞアメリカ映画だという印象をうける。ラスト、きらきら光る河原での逆光で捉えたシルエットの美しいシーンなど、名手ビルモス・ジグモンドのカメラが冴え渡る秀作。 【ドラえもん】さん 8点(2002-09-16 15:21:40) |
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1.“続・激突”って言う邦題は名ばかり。あの名作とは何の関係も無いし、原名は“The Sugarland Express”。実話をベースにしている映画だが、これがスピルバーグ作品でなければ埋もれてしまったかもしれないほど小さな作品。派手さは無い分、後半になるにつれ登場人物のキャラクターが変わって行くのも見物。 【イマジン】さん 8点(2001-02-07 12:24:24) |