19.無実の罪で麻薬の運びやとして投獄された人たちのドキュメンタリーを見たことがあるので、それと比べるとこの映画の主人公は自業自得でしかないため同情は出来ませんでしたが、それでも悪役的ポジションの所長たちがクズ野郎なため感情移入は十分出来ました。序盤から緊迫感のあるシーンが続きますがそこまで重々しく描いていないため最後までエンターテイメント作品として楽しめましたが、実際はもっと過酷だったんだろうなと思います。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-06 22:58:23) |
18.子供に一度は見せたい作品です。 幸せボケな日本人が、外国で同じような目にあったらどうなるか、いい教訓になる映画だと思います。 映画評論家の町山智弘さんの解説で、本作のほとんどがオリバーストーンの脚色だということを知りました。 オリバーストーンの娯楽的才能が発揮された、リアリティー(決して事実ではなく)溢れた雰囲気の素晴らしい作品だと思います。 私は本作と「アルゴ」が重なりました。 「アルゴ」についても、イランは否定するだろうと思います。どちらもアメリカ目線ってことでしょうかね。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-29 21:13:54) |
17.ブラッド・デイヴィス(名前も顔もブラッド・ピット似)の熱演、刑務所の乾いた空気、牢獄の不衛生さが、痛みをダイレクトに伝えてくる。自分に置き換えて考えると相当恐ろしいが、これくらいの方が犯罪抑止に繋がるのではないか。悪いことはしたくない。 【カタログ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-14 10:06:15) |
16.主人公がキレた時すごく怖かったけど、あの状況では普通の人はキレると思う。繰り返し観ようとは思えないけど、観てよかった。それにしてもすごい演技力・・・。監督の力なのかな? 【チャコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 16:46:15) |
15.チョコを体に巻き付けてるシーンから、これじゃ~ばれるだろ~って、空港ではドキドキ、あんな汗かいてキョロキョロ、そんなにビビるならやめときゃイイのに、言葉も通じない海外で...考えただけでも恐ろしい。最初から最後までいやな緊張感をリアルに感じます。彼女が面会に来た時のシーンはなんともいえない気分になりました...。 |
14.コワいですね。皮膚に感じる恐怖って感じ。心理的描写が素晴らしく、緊張感ありありです。 【Andy17】さん 8点(2004-07-10 23:15:06) |
13.映画における「人殺し」の描写を考えてみる。人殺しには大きく分けて2パターンあると思う。ざっくばらんに言っちまうと、無感情に殺すか、そうでないか。前者としてはアクション映画で名前の無い人物がどんどん死んでいくようなシーンなどが当てはまる。この場合、「あぁ殺してるな~」とは思うがそれはまぁ本質的には人殺しじゃねーよな。なんつーか映画を盛り上げるための記号として用いられてるだけで、そこに人の命の重みを考えたりする余地はないし、そんなもん介在させるのは筋違いであります。それじゃぁ後者の場合――例えばサスペンス映画で殺意を持って一人の名前を持った登場人物を殺すようなシーン――では、我々観客がその殺人によってダイレクトに何らかの感情を揺り動かされるかと言えば、別にそうでもなかったりする。「あぁ殺しちゃったよ~」くらいで、結局俺は映画を見ている自分の目線の位置を忘れたりせんのです。さぁ、前置きが長くなりましたが、そこでこのミッドナイト・エクスプレスですよ。ビリーが虚偽の申告をしたトルコ人に襲い掛かって、そこらじゅうの物をブッ壊した挙句に、相手の舌を噛み切るシーン。すんげぇ。いわゆるマジギレってヤツだよ。怒りという感情をあらわにした人間が持つ果てしないエネルギーを、俺は初めて映画の中から感じ取ったんだ。恋人との面会時に脱衣を強要して自慰行為にふけるシーンなどでも、ヒトという名の動物の持つ衝動を見事に表現しているし、これだけ説得力のある壊れかけギリギリの人間性を描ききった本作品は秀逸と呼ぶに値するんじゃねーかな。 【コバ香具師】さん 8点(2004-03-30 07:22:44) (良:1票) |
【カイザー・ソゼ】さん 8点(2004-01-16 21:48:34) |
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10.脱獄ものの傑作。最後のシーンにあの音楽、さすがに泣けました。自由のありがたさがしみじみ感じられる映画。ただ、逆にアメリカの刑務所に収監されたトルコ人青年の映画を作っても実は結構エグかったりして。本編のヤマ場である「貞操の危機」が初っ端から来そうだ… 【番茶】さん 8点(2003-11-30 00:35:35) |
9.この映画の公開後にアメリカとトルコの間で囚人交換の取り決めが交わされたそうで、今作は、映画としての目的を、多くの割合で達成した稀有な例と言えるだろう。 心にストレートに重くのしかかるストーリーは繰り返し見ることがはばかられ、2度目の鑑賞まで17年もかかってしまった。 そして案の定その晩悪夢にうなされた。 【Beretta】さん 8点(2003-11-21 17:00:02) |
8.悪いことをしたらこうなるんです(笑) しかし同情するよぉ・・・実話らしいしぃ(^^; 【だだくま】さん 8点(2003-10-24 12:08:45) |
7.ジョルジオ・モローダーのテーマソングが心臓の音のようにドキドキさせます。ブラッド・デイビスはこの映画だけでも記憶に残ります。土埃色のイメージのやるせない映画です。病院での静かな狂気はすごいです。でも猫に対してのあの仕打ちは許せない。 【omut】さん 8点(2003-07-08 12:37:10) |
6.観る者を不快感にする素晴らしい作品です。心が荒んだときに観たんで、何故か舌を噛み切るシーンが印象に残りました。 【イマジン】さん 8点(2003-06-16 12:36:11) |
5.息子を救うこともできない!と嘆くお父さん。あのおっさんをボコボコに殴る主人公、面会で脱いでくれ、というとこ、全部目に焼き付いた。すばらしい脚本、すばらしい演出、まさに傑作。 【あろえりーな】さん 8点(2003-01-11 15:12:40) |
【j-f】さん 8点(2002-11-11 23:50:46) |
3.実話だったらうけると思ってる最近の映画と比べてこれは結構質が高いです。異国で刑務所に入れられりゃ、誰でもおかしくなるよ。 【ビビンバ】さん 8点(2002-07-27 15:03:26) |
2.とりあえず、やばい映画でしょう! 人間ってとっても残酷。 【ホンマ】さん 8点(2002-07-24 22:43:20) |
1.自業自得としか言いようがない男が主人公。映画としては一流の出来、だが残念ながら好きな映画とは言えないし、やや一方的な描き方も好きになれない。だが終始スリリングな展開で見せていく演出は秀逸そのもので、心臓の鼓動を応用させた手法も巧い。観終った後は、ドンヨリとした重さが残るが、爽快感に欠けるのが残念。それは演出がまずかったのではなくて、単に主人公が自業自得だと思えてしまう私に問題があるからなのだろう。アラン・パーカーのベストワークと言える出色の出来ではないだろうか? 【チャーリー】さん 8点(2002-02-23 12:00:37) |