1.正直、タイトルでとっても損をした作品だと思います。このタイトルのせいで社会派暴力映画と勘違いした人たち多くないかしら。実態は、とってもベタな男の子たちの青春グラフィティ任侠編。日ごろは学校の先生してたり工場で働いてたり、地面に足つけて生きてる人たちが、フットボールという媒介を通して非日常の時間を共有する、そういう世界、連帯感って羨ましいなと思いました。(暴力が介在するのはもちろん忌むべきことですが)実際イングランドのサポーターたちが試合内容に応じてチャントを大合唱するのを聞くのが大好きなので、試合前のパブで気勢あげてるシーンとか大好き。ロンドンの下町の雰囲気もとってもよく出ていて、ロンドン好きー、オッサン好きーにはたまりません。そしてこの映画では、チャーリー・ハナム君が本当に格好よくって、可愛いのです。バッカだなぁ・・・と思いつつ、登場人物たちが愛しく感じられる、そんな作品です。