10.原作未読ですが、なんか不思議な世界観に惹かれました。 【クロ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-11 20:48:41) |
9.何かおかしな夢でも見ているような、絵も話も異様な映画だった。 圧倒的な個性を持った映画。 背景美術が圧倒的にすごい。無国籍で雑多でレトロで薄汚れた街並み。よくこんな絵描けるな。 その絵画調の街並みが、CGによってダイナミックなモーションを見せるから、さらに驚く。 最初の10分ほどに、作中でもっとも手間が掛かっていると思われるシーンが配されている。 背景のすごさに比べると、人物の絵はわりと普通。 一見すると子供向けにも見える絵柄に反して、 ヤクザの世界や悲劇的な兄弟愛を描いたストーリーはビター。 かなり鬱なので万人にはすすめられない。 【且】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-05-06 06:02:08) |
8.こ、これは面白い!!驚くべき出来栄え。オープニングのスタッフクレジットからもう釘付け、予備知識がほぼ無かったのでびっくりした!声もいい、ストーリーも問題なし。何度でも観てみたい作品です。やはり日本映画で世界に出せるものはアニメーションしかないのかもしれない。アニメだとこれだけの事が出来るのに、実写映画も相当頑張らないと・・・ 【カーヴ】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-01-12 17:16:52) |
7.特異の絵柄ながら、めちゃめちゃ細かく丁寧に美しく描かれた背景と、ダイナミックなカメラワークに目を奪われてしまう凄まじいアニメ映画。ストーリーも設定もなんだかよくわからないし、終盤の観念的な描写の連続もうっとうしいんだが、やたらハードボイルドな造りがかっこよく、そしてなんだか胸が苦しくなり、なんだかしらんが感動してしまうという不思議な映画。とにかく濃いので人を選ぶ映画でしょう。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-31 12:28:03) |
6.AKIRAを観た時以来のインパクトがあった。スピーディーなテンポ、確かなデッサンに裏打ちされた独特の構図、その空間を飛び回る子供たち。クロ・シロの心象表現も素晴らしく、どこか哲学的な台詞も変にクサくなくシラケることもない。原作は未読だが、おそらく極めて忠実に世界観を再現しているのではないだろうか。‥‥‥シロやネズミが話す言葉の数々は、現代社会にも存在する者達そのままの代弁だ。ひとつひとつの言葉が格言のように重みがあって心に染みる。久しぶりに見応えのあるアニメーションだった。 【six-coin】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-24 00:59:14) |
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5.松本大洋ってシロのような少年ボーイの印象が強いけど、ねずみや木村のキャラ見るとけっこうシニカルなのな。 【michell】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 23:51:43) |
4.演出・美術・音楽・脚本・キャスト諸々のすべてが完成度高く、松本大洋の世界観も大事にしてるし、それにおいての一切の粗忽さがない。ビックリした。なら満点評価なんじゃないのか?と思ったが…突出した感じがもう少し欲しかったような。ここまでのハイクオリティ作品に文句はないが、何と言うか…贅沢な事を言うようだけど、もっと無茶も出来たんじゃないか?とも、思う。一応言っておきますが、及第点は何の支障も無くクリアしているし、稀有な傑作では、あります。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-03 23:11:01) |
3.いい映画って観た後あたかもその街が本当に存在していて、そこで主人公達に会っていた様な気にさせてくれる。いつも通勤している電車の窓から見える川の向こうに宝町がありそこでクロとシロがドラ猫のように屋根の上を走り回っているに違いない。 【こねこねこ】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-02-07 12:27:10) |
2.原作未読。後半気がついたら号泣状態でした。しゃくりあげそうになったら隣で見ていた女性が先に凄い勢いでしゃくりあげてくれたせいで何とか止まりましたが(笑)。ストーリー自体は正に白黒判りやすく、感動的ではあるものの自分としては号泣するほどのことじゃないと思うのに、何にそんなに泣けたのかが自分でもよく分からないんですが、「何か」にボタンを押されたようです。シロクロを筆頭に声優陣が(声優専門の方がメインキャストにいないのに)素晴しかったです。宝町の空中ドライブ感がステキなのでスクリーンで観ることをお勧めします。 【一体全体】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-02-03 01:17:09) |
1.原作マンガは一度も目を通していませんが、非常に楽しむことが出来ました。独特な世界観を先端技術を駆使したアニメーションで見せてくれたこの作品は、映像がとても綺麗だった。疾走感や躍動感といったものを非常に感じ、子どもたちの姿もとても輝いて観えました。心に闇を持つクロと、純粋な心を持つシロ。名前からしてその存在の意味を感じますが、そのキャラクターも本当に両極端で上手かった。純粋な心を持つシロを守ろうとするクロの力は、実はシロの純粋な心が守っていた。汚れ無きシロは、全てを包み、全てを許す。それは子どもは神だという言葉を証明するような存在でした。そんなシロに守られていたからクロは闇に包まれる事はなく、生きることができていた。しかし、シロを守れないとわかった時から、クロは闇にその身を落としてしまった。シロも純粋すぎるが故に、人の苦しみを理解でき、耐えることが出来てなかった。二人は共に支えあい、共に補い合って生きていた。それは金パチ先生が言っていたように「人と人とが支えあって人になる」と。確かにその通りだと思った。金パチ先生すげぇ。 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 8点(2006-12-25 11:20:41) |