28.ロバート・ワイズのミュージカルはあんま好きじゃないんだよなー。 「罠」とか「地球が静止する日」とか普通の映画の方が面白いし。 それでも、ブロードウェイの狭い空間から飛び出し、のびのびと弾け飛ぶ若き俳優陣の熱気!踊る、踊る、踊る! 腹の底からエネルギーを放出する叫び。 生きる活力をガソリンにして注入されるようなパワーに溢れている。 ストーリーは小さな不良グループ同士の抗争という筋書きだが、 宗教争いや全ての戦争に対するメッセージも刻まれているのだ。 歌唱シーンの吹き替えはかなり残念だけど、それでも体を震わせる熱意をひしひしと感じられる。 ナタリー・ウッドの演技、マーニ・ニクソンの力強い歌声。 文字通り怒りに満ちたものがある。 リチャード・ベイマーの演技、 ジョージ・チャキリスの存在感も凄かった。トレードマークの赤のように燃え上がるダンス、 リタ・モレノの情熱的な踊りも見事。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-13 00:09:45) |
27.ロバート・ワイズ監督はかなり色んな映画を撮っている人ですが「サウンド・オブ・ミュージック」「ウエストサイド物語」と映画史に残る素晴らしいミュージカルを撮っているだけあって僕の中ではミュージカルのイメージが強い監督です。 心温まる物語と歌の素晴らしさで魅せる「サウンド~」と歌の素晴らしさプラス、キレのある素晴らしいダンスで魅せる本作。どちらも元の話があるものをスケールの大きいミュージカルに仕立て上げた演出が見事。本作の場合は共同で監督した振付師ジェローム・ロビンスの功績も大きいですね。 ミュージカルとして話の展開は好みではないですが、キレがありカッコよくて、特に前半のユーモアにあふれたミュージカルシーン、それを支える歌、音楽、ダンスのどれもが本当に素晴らしく見応えがある作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-23 21:12:43) |
26.学生時代に授業で観ました。10代後半の娘っ子だった私ら、ミュージカルにとんと縁がなく事前情報もなしに見せられたもんだから、いきなり登場人物達が歌いだし踊りだし…に大爆笑してしまった思い出。推薦した教授はさぞやがっかりしたことでしょうか。こんな最悪な環境が初見だったに関わらず、十数年たったいま、時々ムショウに観たくなりDVDをレンタルしてしまうのです。お話そのものは「ロミオとジュリエット」の古典ベースなので現実感がなく古くさいし悲劇ラストでいいとこないし。でもあのミュージカルシーンとダンスの爽快感が忘れられないのです。特にアニタ役のリタ・モレノの圧倒的で情熱的なダンスが素晴らしい。これでアカデミー助演女優賞獲ったと最近になってようやく知ったけど納得です。マンボ、マリア、トゥナイト、アメリカ、そしてクール! そうそう「ぱお!」がマイケルジャクソンの専売特許ではないと知ったのもこのミュージカル映画でしたw 【どぶん子】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-06 15:20:34) |
25.昔映画館でただ一度観賞したきりです。名作ですね。でも感動度は個人的にはちょっと薄くて、満点でない理由は、音楽が好みではないことと、ジョージ・チャキリスが主人公ではなかったことです(主役を食って存在感十分ですが)。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-13 21:13:21) |
24.俺、いまだに運命の人に出会った時には、必ず周囲の情景は霞んで二人の輪郭だけが実体を伴って現われるはずだって本気で信じてます。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-05-01 10:33:12) |
23.ストーリーを意識して見たのは最初に見た一回だけで、以後は歌とダンスしか見ていません。こういう見方は邪道なのですかね。けど大好きな映画です。なんと言っても音楽が素晴らしい!特に好きな一曲はマリアです。ニ、三年前紅白歌合戦でジョン・ケン・ヌッツォさん?が歌われているのを聞いて初めてこの映画を見ました。けどそんなに古いなぁーとは感じませんでした。と今打っていたらラジオから「マリア」が流れてきた…。ちょっといや、かなりびっくり。 【ショウガ焼き】さん 8点(2004-05-29 02:45:04) |
22.バーンスタインの音楽は最高ですね。それにも増して、うなってしまったのが、本編終了後のスタッフなんかの紹介画面。壁の落書きや看板を使ってのセンスが光っている。内容も鋭い教訓が詰まってます。「何時になったら気づくんだ」「憎しみが彼らを殺したのよ」町のチンピラ軍団と一緒にしては失礼だが、色んなレベルで気が付かない人がいるんじゃないかな。乗り越えられない壁はあるのだろうか。 【パセリセージ】さん 8点(2004-05-06 18:20:43) |
21.名作とか芸術作とか、そういう呼び方をするのは(個人的に)違和感がありまして。だってこれはバカ映画の範疇に入るでしょ?(ミュージカルは大抵バカ映画という話も?)。ただ~し。コレは、とにかく念の入ったバカ映画、見ごたえある、壮大なバカ映画です。いわば、登場人物がことごとく竹中直人・渡辺えり子ペア、とでも言いますかね、観ててとりあえずは唖然とします。さらに映画後半では「おいおい、歌ってる場合じゃないだろー」と言いたくなるシーン続出。一方乱闘シーンなんかは実に手際よくてホノボノとしています。でもいいんだナ。ちゃんと映画の世界に引き込んでくれますからね。バルコニーのシーン(に相当するシーン)なんかも、実に印象的に迫ってきます。音楽は、いいです。今更言う事もないか(笑)。別にわたしゃバーンスタインの指揮はそんなに好きじゃなくてCDも殆ど持ってない。まして純音楽作品の作曲家としては、本人は自作を生前よく演奏してたけど、どうだろう、果たして音楽史に残るかどうか? でも、本作の音楽は、ウマイ!こういうのは確かにウマイね。聴かせます。 【鱗歌】さん 8点(2004-04-11 02:34:33) (笑:1票) |
20.いいですねェ。すごく楽しくもあり悲しくもありな作品です。これぞミュージカルだと思います。「Tonight」「America」など、素晴らしい曲も多々あり。ストーリー的にはさすが"現代のロミオとジュリエット"です。最後の結末は賛否両論あるかもしれませんが(ちなみに肯定派です)、いい映画だと思います。 【A.O.D】さん 8点(2004-03-16 22:47:38) |
19.街の中でいきなり歌って踊りだすのが楽しい♪ストーリーうんぬんより歌とダンスが最高でした。 【ジョナサン★】さん 8点(2004-03-16 16:52:03) |
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18.ストーリーを忘れて画面に食い入ってしまうほど この作品のダンスは魅力がある。胸の奥底からわいてくる ワクワク感というか・・。また、リタ・モレノの 上品ではないけどなんともいえない香りのしそうな魅力がたまらない。ただストーリー的にまずまずといったくらいだが それでもこの曲とダンスのすばらしさだけで8点つけられる。 |
【●えすかるご●】さん 8点(2004-03-08 01:39:46) |
16.初めて観た、ミュージカル映画。 どうかなと思ったけど、全然気にならず面白かった。 (ビデオ) 【zero828】さん 8点(2004-02-24 19:50:55) |
15.クソガキ連中の不良ゴッコか…と、あくびを噛み殺しながら観ていたのですけれど、途中からのシリアスな展開には素直に引き込まれてしまいました。歌やダンスの評価を云々できる者ではないので、その点は留保するとしても、ビジュアル面でもサウンド面でも「静」と「動」のコントラストは、感覚的に心地好かったです。ラストの静寂さは身に染み入りました。黒人差別解消を訴えた公民権運動など、当時はまさに民族問題の大きな転換期でしたが、そのあたりの微妙さが皮膚感覚で分からないので、点数はこのくらいにとどまるわけでして…。 |
14.サントラ版ではなくレナード・バーンスタイン指揮、オペラ歌手のキリ・テ・カナワ(マリア)とホセ・カレーラス(トニー)のCDを持っていますが、やはり踊ってセリフをしゃべる俳優による歌が一番です。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」の現代版だということを念頭におきながら見ると恋愛シーンのさわりで二人が歌いだしたり、対立する若者グループが火花を散らすシーンでダンスが入ったりするのが気にならず、かえって現代的な感覚で楽しめると思います。話は飛びますが、人間国宝の80歳の名手(もちろん男)が能楽の中で若い女性を演じて違和感がないのは題目が全て古典だからです。「ロミオとジュリエット」という古典を時代考証などもきちんとした時代劇の古典として見たければオリビア・ハッセー/レナード・ホワイティングの「ロミオとジュリエット」があるし、移民の国アメリカの社会問題を映画化した作品もそれなりにあると思いますが、多様な選択肢の一つとしてこの作品は気に入っています。 みなさんがあまり印象に残らないとおっしゃるラスト・シーンはしつこいようですが能楽の終わり方にそっくりなんですよ・・・。 ミュージカルで私がつけることにしている最高点を献上。 【かわまり】さん 8点(2004-02-18 10:37:51) |
13.とある日曜の夜、何気なく見ていたテレビで「N響アワー」が始まった。その日はバーンスタイン特集で、私はオーケストラメンバーが楽器片手に「マンボ、ウッ」と言っているのを目撃してしまった・・・。この映画の命はダンスだ。歌も音楽も確かに良いが、 あの躍動感溢れるダンスのシーンがあって、はじめて血が通う。 貧しさ極める生活の中にいる若者たちが、対立グループ相手に虚勢を張りながら、ジャンプし足を踏み鳴らす迫力あってこその「マンボ!」の掛け声なのだ。しかし主人公二人はちっともダンスに絡んでこないし、ストーリーも言わずと知れた「ロミオとジュリエット」の現代版で目新しいわけでは無いので、ひとつの作品としては点は辛くなる。しかし、それを補ってなお余りあるダンスのすごさ。CG技術の無かった時代の生身のエンターテイメントは一見の価値あり。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-01-21 18:31:30) (良:1票) |
12.歌と踊りがキマってる!昔は大晦日とか正月によくTVでやってたな。「猪木祭り」も良いけどサ、こういう名作放送する局があってもいいんじゃないの? 【黒猫クロマティ】さん 8点(2003-12-02 17:16:24) |
11.ベルナルドはカッコイイですね!トゥナイトとAMERICAが好きです。 【Ronny】さん 8点(2003-10-28 01:20:32) |
10.初めて観た時はそんなに点数高くはなかったです。でも迫力あるダンスとそれにマッチした音楽がなぜかすごく印象に残ってその後、何回か観るうちにじわじわと点数がアップしていくそんな作品です。 【蘭】さん 8点(2003-09-02 00:02:27) |
9.最初はバットエンドかと思ったけど、よく考えるとあれでよかったのかもと思い始めました。愛を貫いて、マジ感動!いいです!おすすめです! 【小美】さん 8点(2003-05-12 22:30:29) |