1.ミステリーとか裁判モノではなく、中学生の心の葛藤と成長物語を期待していたので、ほぼ期待通り。主役の男女がちょっとオトナ過ぎて優等生的なところに物足りないさとリアリティーに欠ける部分はあったが、それでも真実を求め、自分のズルサや弱さに向き合い、自責の念に駆られるナーバスなところは中学生らしくてよかった。その他、脇役中学生達も各々個性的で、良くも悪くも中学生らしさがあったと思う。結局この物語は、面倒な事や真実への追求から逃げてばかりいて、自分を誤魔化して妥協して生きている大人への批判でもあるのだろう。