おとなの恋は、まわり道のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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おとなの恋は、まわり道

[オトナノコイハマワリミチ]
Destination Wedding
2018年上映時間:87分
平均点:6.17 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-12-07)
ラブストーリー
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タイトル情報更新(2023-12-25)【イニシャルK】さん
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キャストキアヌ・リーヴス(男優)フランク
ウィノナ・ライダー(女優)リンジー
森川智之(日本語吹き替え版)
日野由利加(日本語吹き替え版)
製作ロバート・ジョーンズ[製作]
製作総指揮カシアン・エルウィズ
配給ショウゲート
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1.高校生の頃、自室に初めてハリウッド女優のポスターを飾った。それがウィノナ・ライダーだった。
あれから20年余りの年月を経て、画面に映る主演女優は、流石に老けてはいたけれど、その分自分自身も老けているわけで、感慨深さを覚えると同時に、久しぶりの主演映画で振り切ったキャラクターを演じる彼女は魅力的だったと思う。

「おとなの恋は、まわり道」なんてユルい日本語タイトルがつけられているけれど、このラブコメが描き出すストーリーと人物描写は、決してユルくもヌルくもなく、極めて痛々しく、辛辣だ。
そしてだからこそこの上なく、可笑しい。

おそらく、映画史上、最も無様であけすけで何のロマンティックも感じさせないSEX。
その様を大笑いで見届けながら、「人間」の動物としての本質的な滑稽さと、イロイロあって「恋」というよりも人間関係そのものに対して面倒になり、臆病になる“おとなたち”の愚かさと愛らしさを等しく感じた。

その痛々しい主人公二人を、30年に渡ってハリウッドきっての美貌を保持しつつも、皆から“変わり者”のレッテルを貼られてきた二人のスター俳優が演じることの醍醐味。そのキャスティングセンスが何よりも見事だったと思える。

キアヌ・リーブスに至っては、風貌的には近年の大ヒット作「ジョン・ウィック」そのままなので、かの映画の劇中でも確実に“変人”の部類であるジョン・ウィックのプライベートを見ているような錯覚にも陥る。
植物に二酸化炭素を吐きかけて「光合成して〜」と語りかけ続けるウィノナ・ライダーの様も、なんだかんだあって精神的に追い込まれた彼女のリアルな私生活を見ているようで、苦笑いが止まらない。

そういう具合に、主演俳優それぞれのメタ的な要因も絡み合いながら、シンプルだからこそ人間模様の芳醇さを感じることができるラブコメに仕上がっていたと思う。

30年に渡ってハリウッド映画を観てきた一映画ファンとして、この映画と、“まわり道”しつつも第一線で輝き続ける主演俳優たちを愛さずにはいられない。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-05-03 23:32:00)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.17点
000.00%
100.00%
200.00%
3116.67%
400.00%
5116.67%
6116.67%
7116.67%
8233.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 1.00点 Review2人
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