招かれざる客(1967)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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招かれざる客(1967)

[マネカレザルキャク]
Guess Who's Coming to Dinner
1967年上映時間:108分
平均点:7.48 / 10(Review 67人) (点数分布表示)
公開開始日(1968-04-06)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-08-27)【イニシャルK】さん
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監督スタンリー・クレイマー
キャストスペンサー・トレイシー(男優)マット・ドレイトン
キャサリン・ヘプバーン(女優)クリスティーナ・ドレイトン
シドニー・ポワチエ(男優)ジョン・プレンティス
キャサリン・ホートン(女優)ジョーイ・ドレイトン
セシル・ケラウェイ(男優)ライアン司教
ビア・リチャーズ(女優)ミセス・プレンティス
イザベル・サンフォード(女優)ティリー
久米明マット・ドレイトン(日本語吹き替え版【TBS】)
奈良岡朋子クリスティーナ・ドレイトン(日本語吹き替え版【TBS】」)
田中信夫ジョン・プレンティス(日本語吹き替え版【TBS】)
杉山佳寿子ジョーイ・ドレイトン(日本語吹き替え版【TBS】)
千葉耕市ライアン司教(日本語吹き替え版【TBS】)
遠藤晴ティリー(日本語吹き替え版【TBS】)
麻生美代子(日本語吹き替え版【TBS】)
雨森雅司(日本語吹き替え版【TBS】)
池田勝(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本ウィリアム・ローズ
音楽フランク・デ・ヴォール
撮影サム・リーヴィット
製作スタンリー・クレイマー
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ロバート・クラットワージー(プロダクション・デザイン)
フランク・タトル[美術](セット装飾)
ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン〔ノンクレジット〕)
衣装ジャン・ルイ〔衣装〕
編集ロバート・C・ジョーンズ
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13.物語のほとんどが家の中で、登場人物は二家族くらい。それなのに、これだけ重いテーマで革新的なストーリーを作り上げていることに、驚きを感じます。しかも、ところどころにユーモアを添えて、殺伐とし過ぎないようにしています。この映画で取り上げられているテーマは、今日でも少なからず問題となることがあるでしょう。これを50年も前に扱っていたのですから、当時の反響は、現在の想像をはるかに超えるものだったことでしょう。不合理な問題において、力ずくで自己の主張を通そうとするのではなく、あくまで真っ正面から立ち向かい、理解を求める取り組みに、感銘を受けます。
shoukanさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-22 23:22:39)
12.難しさのない、ストーリーに入っていきやすい作品でした。
ジョンは素晴らしく聡明で説得力のある人物であり、当時としては非常にリベラルな考えを持つジョーイのご両親を以てしても、人種の問題が浮き出てしまう。
そんな重いテーマではありますが、ライアン司教やメイドのティリー等コミカルに盛り上げてくれる脇役の活躍もあって楽しく見られ、また演技者の細かいリアクションにリアリティと面白みがあって、見ごたえを作っていました。
時代を超えて感動できる仕上がりになっている良作だと思います。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-07-04 18:21:58)
11.初対面時の双方の両親の顔が当時の世相を物語っており、鑑賞中、抱えたままのやりきれない思いはラストで少し晴れました。能天気に思えた娘の言動が、ご両親の教育の賜物なのだと思うと、理想と現実の狭間で取り乱す父の姿に胸が詰まりました。見ごたえのある作品でした。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2016-02-02 23:56:52)
10.冷静に考えると無茶苦茶な事を言い出し親を困惑させる娘なんだが、父の最後の演説によってハッピーエンドへときれいに着地させた。地味ながら良い作品だった。プライベートでパートナーだったというスペンサートレイシーとキャサリンヘプバーンなので、娘を案じる本当の両親のようだった。撮影後スペンサーが他界したとの事。あの演説には俳優魂を感じた。
ちゃかさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-25 14:47:38)
9.この映画の中の娘と同じ年代頃に映画館で見、母親と同じ年代くらいになってDVDで見た。その間40年、映画に対する見方も変わった。若い頃は人種差別問題として映画を見たように思うし、娘の性急さがひどく気にもなった。しかし今になって見れば、すべての登場人物を受け入れることができるし、性急さにも対応できるようになったと思う。
「時がすべてを解決する」とか「決断するには慎重に考えて」は真実だろう。しかし、1時間かけてわからなければ、一生理解できないというのも真実のような気がする。
映画はそれほど濃縮された濃い内容だった。登場人物それぞれの会話に人を引きつけるだけの重みがあるし、ストーリーは予想できるのにも関わらず、観客を引き込む力が十分で、まるで舞台劇のようである。
K・ヘプバーンをスクリーンで見たのは初めてだったように思う。日本ではローマの休日のO・ヘプバーンが人気があり、キャサリンてどんな人?だったのが、さすがは米国一の女優、大スターというのを実感した。
シドニー・ポワチエについては目が怖くて最初好きでなかったが、この映画のおかげで好きになることができた。
スペンサー・トレイシーは当時はキャサリンといくつもコンビを組んだ人とは知らなかった。最後のスピーチも頼むから俺にしゃべらせてという感じで好きでなかった。
長くなったついでにもう一つ、メイドさん役の女優さんはイザベル・サンフォードという人だが、何と50歳にして初出演でありまたその演技がなかなか良い。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2012-05-30 16:47:04)(良:1票)
8.いいテーマ曲でした。ストーリーは重い内容だったけど、笑える部分もいたるところにあって最後まで楽しく見られた。
ホットチョコレートさん [地上波(字幕)] 8点(2012-03-18 10:54:55)
7.一見アガサ・クリスティ的なサスペンスチックな邦題なんだけども中身は濃厚なドラマでした。スタンリー・クレイマーらしいといっちゃらしい社会問題をネタに描いてるんですがこれまた主演がスペンサー・トレイシーとな。晩年の彼にはいい人が似合いまくりで大好きなんだよなぁ(笑)黒人と白人という人種差別を上手く描いてて黒人女性が黒人男性を非難する光景もなんか不思議な感じがたっぷり。戯曲の映画化のような感じがするセリフの多さですが後半のやや説教くさいトレイシーの長セリフの後に見せるみんなの笑顔がなぁ・・何回見てもたまらんのよなぁ~。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-29 07:56:02)
6.(つい長くなってしまった…) 公民権運動の熱が未だ冷めやらぬ時代に、超リベラルなテーマに挑み、それをよりにもよってロマンティック・ホーム・コメディとして提供した意欲作であり、現在に至るまで唯一無二(あくまでも私的なアメリカ映画での基準に於いてですけど…)の名作(何と現在、コテコテのコメディとしてリメイクされてる!)。「西海岸」の「リベラル派新聞社」の「社長令嬢」と、結婚暦があること(前妻とは死別)だけが欠点の「三高(死語?)エリート医師」。これだけの条件が揃っても、「アメリカでは」白人と黒人の結婚には障害がつきまとう。それぞれの父親が結婚に反対するのも、相手の人種の所為ではなく、結婚後に確実に訪れる「人種が原因となる苦難」を心配してのこと。黒人メイドにさえ、世話をしてきた白人令嬢を黒人には嫁がせたくないと思わせる社会。ここに差別・偏見の根本がある(それは現在でも余り変わってない様ですが…)。しかしそんな七面倒臭いことより、とにかく笑って泣けるヒューマン・コメディとして凄く完成度の高い作品だと思うので、これはどなたにもお薦めしたいですネ、8点献上。
sayzinさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-19 00:04:55)(良:1票)
5.シドニー・ポワチエって役者は、スマートですね。さりげなくドアを開ける仕草、少しの戸惑いと固い決意を感じさせる表情すべてがさまになっていて羨ましいです。紳士的だった、ポワチエが唯一激高する自分の父親を説得させるシーンはほんとに良かったです。前半は、反対していた彼女のお父さんの不安や迷いを、コミカルにしかしながら丁寧に描いているからこそ、後半に見られる彼女のお父さんの熱く優しい演説が生きてくるわけなんですね。ただ安っぽいセット(特に庭)などがこの映画の魅力を下げてしまっている様な気がしました。
一番星☆桃太郎さん [DVD(字幕)] 8点(2005-03-22 02:16:18)
4.アメリカという国の健全さがここにある。自国の暗部を、こんな爽やかなホームドラマにしてハミングでもしてるように見せてしまう。しかも差別への怒り、人間は平等なんだというメッセージはちゃんと伝わってくる。出てる俳優がみんないい。こういうところが日本は敵わないね。見習うべきだと思うね。この精神。
ひろみつさん 8点(2003-12-19 03:06:11)
3.父親と母親の気持ちが、リアルに描かれているなと思いました。結婚が二人だけの問題ではないということが、よくわかりました。キャサリン・ヘプバーンの常に潤んでいるような瞳が、とても印象的でした。
もみじプリンさん 8点(2003-01-10 11:51:12)
2.スペンサー・トレイシー演じる父親の最後のセリフ。良いこと言うねー
洪金寶さん 8点(2002-03-18 01:01:33)
1.この作品でテーマになっているのは、“人種が違っていてもそれを受け付け結婚できるのか?”と言ったところ。しかし博士の設定、あまりに無理があるようにも思える。36歳とか博士とか再婚だとかは、シドニー・ポワチエに役が決定してから脚本を書いたのではないだろうかと思うほど。折角の人種問題も“このおじさんに娘をくれてやる”と言う設定からして、親としては敬遠したくなるような気もした。娘の幸せを思うならば、会って1週間で人生の決断をするな!と言うのが親の心境だろう。その辺はアメリカと言う国民性と言うべきか、一人一人の自己責任がしっかりしている御国柄なのか。一方、「まだ私たちそこまではイッてないのよ」ってところは時代を感じさせる。ラストは予想通りの結末を迎えるが、当時の世相や考え方、暮らしや慣習みたいなものを垣間見ることが出来、安心して観ることが出来た一品。
さん 8点(2001-09-15 23:48:42)
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【点数情報】

Review人数 67人
平均点数 7.48点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
557.46%
61319.40%
71420.90%
81725.37%
91623.88%
1022.99%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review7人
2 ストーリー評価 7.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review8人
4 音楽評価 6.66点 Review6人
5 感泣評価 6.60点 Review5人
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【アカデミー賞 情報】

1967年 40回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞スペンサー・トレイシー候補(ノミネート) 
主演女優賞キャサリン・ヘプバーン受賞 
助演男優賞セシル・ケラウェイ候補(ノミネート) 
助演女優賞ビア・リチャーズ候補(ノミネート) 
監督賞スタンリー・クレイマー候補(ノミネート) 
脚本賞ウィリアム・ローズ受賞 
作曲賞(ドラマ)フランク・デ・ヴォール候補(ノミネート)音楽編曲賞
美術賞フランク・タトル[美術]候補(ノミネート) 
美術賞ロバート・クラットワージー候補(ノミネート) 
編集賞ロバート・C・ジョーンズ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1967年 25回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)キャサリン・ヘプバーン候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)スペンサー・トレイシー候補(ノミネート) 
監督賞スタンリー・クレイマー候補(ノミネート) 
脚本賞ウィリアム・ローズ候補(ノミネート) 

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