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マッドマックス:フュリオサ

[マッドマックスフュリオサ]
Furiosa: A Mad Max Saga
2024年上映時間:148分
平均点:7.18 / 10(Review 22人) (点数分布表示)
公開開始日(2024-05-31) (公開中)
アクションドラマSFアドベンチャーシリーズものバイオレンス
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タイトル情報更新(2024-06-04)【M・R・サイケデリコン】さん
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監督ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
演出木村絵理子(日本語吹き替え版)
キャストアニヤ・テイラー=ジョイ(女優)フュリオサ
クリス・ヘムズワース(男優)ディメンタス将軍
トム・バーク〔1981年生・男優〕(男優)警備隊長ジャック
ネイサン・ジョーンズ[男優・1969年生](男優)リクタス・エレクタス
ジョシュ・ヘルマン(男優)スクロータス
ファイルーズあいフュリオサ(日本語吹き替え版)
三宅健太ディメンタス将軍(日本語吹き替え版)
津田健次郎警備隊長ジャック(日本語吹き替え版)
西凜太朗リクタス・エレクタス(日本語吹き替え版)
小林ゆうメリー・ジャバサ(日本語吹き替え版)
飯島肇オーガニック・メカニック(日本語吹き替え版)
玄田哲章人食い男爵(日本語吹き替え版)
千葉繁武器将軍(日本語吹き替え版)
大塚明夫イモータン・ジョー(日本語吹き替え版)
宝亀克寿リズデール・ペル(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしスメッグ(日本語吹き替え版)
廣田行生オクトボス(日本語吹き替え版)
石住昭彦トー・ジャム(日本語吹き替え版)
脚本ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
音楽トム・ホルケンボルフ
撮影サイモン・ダガン
製作ダグ・ミッチェル
ジョージ・ミラー〔1945年生・豪州出身〕
制作東北新社(日本語吹き替え版)
配給ワーナー・ブラザース
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術コリン・ギブソン(プロダクション・デザイン)
衣装ジェニー・ビーヴァン
編集マーガレット・シクセル 
日本語翻訳アンゼたかし
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1.衝撃の“Fury Road”からはや9年。究極の“行きて帰りし物語”を文字通り牽引したキャラクター“フュリオサ”の前日譚は、世界中の映画ファンが待望していたことだろう。
前作でシャーリーズ・セロンが演じた、この映画史上に残る女性キャラの若かりし時代を、今度は、現在のハリウッドを代表する“ミューズ”の一人と言って間違いないアニャ・テイラー=ジョイが演じる。そりゃあ、高揚感は是が非でも高まるというもの。

結論から言ってしまうと、ずばり主演女優アニャ・テイラー=ジョイの“眼力”で押し通した映画だった。
前作に引き続き圧倒的に破天荒な終末世界が展開されるけれど、最終的に印象に残ったのは、各シーンにおける彼女の“眼差し”のみだったと言っても過言ではない。だが、それで良いし、それが良かったと思える。

前作がただただシンプルに行って帰ってくるストーリーだったように、本作はその表題に相応しく、あらゆるものを奪われ失った一人の少女“フュリオサ”の「復讐心」のみを表現した映画だったと思う。
故郷から引き離され、母を奪われ、人生を奪われ、そして腕を奪われたフュリオサが、復讐心の一念のみで生き続け、仇とこの世界に対して逆襲をしかける。そのシンプルで、ある意味純粋な感情が、主演女優の眼差しに宿り、明確なエンターテイメントして確立されていた。
アニャ・テイラー=ジョイは、全世界のボンクラ映画ファンが期待を最大限高めた役柄に対して、その眼差し一つで見事に応えてみせたと思う。




彼女のファンとして、とても満足度の高い映画であったことは間違いない。そして、「マッドマックス 怒りのデスロード」の前日譚としても申し分ない作品だった、とは思う。
ただその一方で、「ああ、紛れもない前日譚だったな」という印象は拭えない。それはこの作品の立ち位置として全く問題無いことではあるけれど、前作以上の映画的パワーがあったかというと、そこは当然ながら「NO」と言わざるを得ない。

本作をIMAXシアターで鑑賞したその日の夜、前作「マッドマックス 怒りのデスロード」を自宅で再鑑賞した。
劇場鑑賞以来9年ぶりの鑑賞だったが、やっぱりその強烈すぎる映画世界に改めて驚愕した。
ああ、そうだ、こんなにもイカれた映画だったと思い出した。
すると、昼間に観たこの最新作の印象が極端に薄まってしまっていることに気づいた。

前作と同じくジョージ・ミラー監督が手掛けた同じ世界観の映画作品のはずだし、製作規模的にも極端に目減りしている印象はないのだが、何か絶対的な“物足りなさ”を覚えていた。
それが具体的に何なのか明確には言語化できないけれど、前作と直接比較した所感としては、作品に対するもう一歩踏み込んだ「情念」や、ディティールに対する偏執的な「執着」が、ほんの少しだけ希薄に感じられた。
そう、詰まる所、前述の“イカれ”具合そのものが足りていなかったということなのかもしれない。

自宅で鑑賞した前作のBlu-rayに収録されていた特典映像を観ていくと、ジョージ・ミラー監督をはじめとする製作陣が、本当に嬉々として、自分たちが大好きな世界観の創造に没頭していることがよく分かる。
無論、本作においてもその情熱に陰りは無かっただろうけれど、全世界でカルト的人気を築いたオリジナルシリーズから30年の時を経て、製作された前作には、もっと無謀で、もっと純粋なチャレンジ精神が溢れかえっていたのだろう。

とはいえ、繰り返しになるが、「前日譚」として本作のテイストと仕上がり自体は、正解であり、成功していると思う。
御大シャーリーズ・セロンに負けず劣らず、若かりしフュリオサを体現してみせたアニャ・テイラー=ジョイは見事だったし、もっと彼女のフュリオサを見たいという気持ちは強い。
前日譚に続編があっても全然問題ないと思うので、引き続き彼女がこの先どう人生を送り、闘い続け、“Fury Road”へ向かう「決心」へと繋がっていくのか。是非観てみたい。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 8点(2024-06-02 18:37:48)
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 7.18点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
514.55%
629.09%
71254.55%
8627.27%
914.55%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.75点 Review4人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 6.33点 Review3人
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