24.秀逸な映画でした。殺しあいの馬鹿馬鹿しさを扱った作品の中ではかなり上位だと思います。 【こね】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-12-20 23:12:33) |
23.この人の映画は雰囲気があるし、役者としても味がありますね。ヤクザものとかバイオレンスな感じはそれほど得意ではないけれど、沖縄ののどかさの中で響く銃声にゾクゾクしました。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-20 14:05:24) |
22.確実に「死」へ向かってゆく命の切なさ、儚さ。 これが北野映画の醍醐味ではないでしょうか。 本作では充分にその感覚を味わえる。 微笑ましいシーンを見せておいて、それは唐突に、ビリビリに引き千切られる。 晴れた海の美しさが、より虚無感を際立たせている。 そしてその虚無感は、切なく、美しい。 ■ちょいネタバレ■ ラストの銃乱射シーンが何だか安っぽく感じてしまった。。 どうもあのシーンは不必要に思えてならない。 前3作品の良い部分がこの映画に集約されている。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-31 17:12:39) |
21.北野武監督の映画には常に死が付きまとう。これにしてもそうで、少ない台詞と映像の力で見せる。この辺が他の日本のタレントや芸人が撮るどうしようもない作品とは明らかに違う。多くを語らない。しかし、映像だけで迫る力強さがある。この映画が凄いのは、暴力映画によく見かける。付きまとう暴力的な描写が少ないこと。そして、主演の北野武にしてもやたら感情を剥き出しにするわけでもなければ、何か凄い爆発を見せるわけでもなく、ただただ静かに、不気味に笑っているようなあの顔付き、人間の心の中には常に暴力があるんだよ!それを感情的にしないことで、返って不気味さを増す。そんな静けさこそこの映画の恐ろしいところです。好みで言うならば「キッズ・リターン」が北野武監督映画では断然だが、恐ろしさという意味ではこれこそ北野武監督の中でも一番だと思うぐらい本当に見ていて恐いそんな雰囲気を最後まで感じたし、間違いなくこれも監督北野武の代表作として挙げられる作品だと思います。 【青観】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-09-13 19:32:03) (良:1票) |
【十人】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-16 23:08:24) |
19.ストーリーはけっこう普通のヤクザものだと思うけど、雰囲気がかなり良かった。沖縄の青い空と白い砂浜のコントラストも絶妙で非常に美しい。このシーンをみてなぜたけしが映画監督として世界的な巨匠と言われているのかがほんの少しだけど分かったような気がする。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2005-11-30 02:52:46) 《更新》 |
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17.拳銃で無邪気に遊んでるのが凄い。その上「危ないじゃないですかぁ」で済んでるのも凄い。「BROTHER」を先に見ていたので、どうしても銃撃戦は「BROTHER」のほうが迫力があったと思う。けど、エレベーターのシーンは良かった。マクティアナン監督はコレを見たのかな?気になる~。 【ゆうろう】さん 8点(2004-03-13 22:41:43) |
【藤村】さん 8点(2004-03-07 17:19:29) (良:1票) |
15.格好良いね、北野。惚れた。凄く純粋なヤクザ達…なんていうか、スゴイ哀愁。真っ直ぐで単純で、カッコつけて生きてるのよ。馬鹿な男って格好良いと思いました。なんで私は女に生まれたんだろうねー。格好良いよ、男。あんなラストあり?っていう…切ない。 でも最初っから全部があのラストに向って進んでた気がします。今思い返してみれば、確かにあそこにしか行き着けなかった。色が凄く綺麗でした。 【M・M】さん 8点(2003-12-28 01:34:49) |
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14.北野映画におけるヤクザ描写は今作において確立されたと思う。独特の凶暴性と哀愁、ユーモアを含んだヤクザの面々はある意味、北野武監督の最大の売りであることは間違いない。特に今作における大杉漣のキャラクターはそれを代表するものであり、狂気と哀愁に溢れている。映画監督北野武の名を知らしめた紛れもなく傑作。 【鉄腕麗人】さん 8点(2003-12-05 23:06:04) |
13.死神と踊るやくざたち。如実に表れた北野監督の死生観。死が生を内包しているのか、生が死を内包しているのか、お互いが属しあっているのか、何とも言えず限りなく同じ所にある生と死。監督に自分の自殺願望を見せ付けられているような、所詮超えられないものがあるんだよ、と言われているような映画。超えられる人と超えられない人がいる、という比喩の「ソナチネ」。タイトルの由来を知った時、心が妙に騒いだ。私はバイエルを終えてしばらくしてやめた。ソナチネには届いていない。 【ひのと】さん 8点(2003-12-02 22:41:24) |
12.エレベータ銃撃シーンは、実体験からヒントを得たらしい(vs空手家戦、勝ったとコメントしてた)馬鹿!? たけしの撮る沖縄は大好きだ!! |
11.キタノイズム、キタノブルーと言われる北野監督の映画のカラーを完成させた作品だと思っています。独特の間が、陰と陽、笑いと悲しみを相反するものではなく同じものにしている。ただ閉め方に納得がいかない。どうしてそうなるのかが解からない。 【R&A】さん 8点(2003-10-15 14:03:52) |
10.このころ、北野監督は行詰まりを感じていたのではないかと思います。「ヤクザやめたくなっちゃったな。疲れちゃったよ。」というセリフは監督自身の本音が表れているようです。中盤から別の映画のようにのんびり大らかになりますが、これも序盤が監督の”現実”を象徴し、中盤はそこから逃避したい願望の表れではないでしょうか。劇中ビートたけしが見せる寂しげな笑顔は、演技であって演技でないように思えますし、そう思うと拳銃をこめかみに当てるシーンは実に恐いものがあります。 【S.A.G.A】さん 8点(2003-09-26 17:19:12) (良:3票) |
9.武の独特の間が素晴らしい。寺島は良い役者だなぁと思いました。 【ロカホリ】さん 8点(2003-09-12 20:54:35) |
8.ひさびさにまた見ました。いや~いいねえ~。無駄な台詞と演技を必要としない演出、そして一見無駄と思われる描写を淡々と繰り返す演出、このバランス感覚が才能を感じさせるね~。あとは、映像と構図!それだけ!それだけでここまで素晴らしい映画を作れるたけしは天才だわ~。これに人間の内面描写を付け加えたHANA-BIは、もう完璧でしょ!ストーリーは単純だもんね。単純だからこそ何回も楽しめる。こういう映画を見ると、映画ってこんなに少ない要素だけでも成り立つし、人の心を動かせるのね・・・って感服するよ。個人的には北野映画のストーリーは、僕にとってあまり重要じゃなくて、全てはこの演出と描写かな。その意味じゃなくて感覚って感じ。もう一回言うけど、だからこそ何回見ても色褪せない感動。そんな僕なのでストーリーについてのレビューは全くなしになってしまいました。相撲とかフリスビーのシーンは、それだけでも震えが来てしまいます。 |
7.北野監督独特の間が緊張感と叙情感の両方を巧みに引き出しておりこの映画の世界観に引き込まれる。北野武の才能を世間に確信させた作品だと思う。 【スマイル・ペコ】さん 8点(2003-06-05 00:53:48) |
6.ちょっとわかりずらいカットもあったけど、いきなり撃ってしまうのが凄い。笑 リアルです。 【山本】さん 8点(2003-05-09 05:47:00) |
5.沖縄、暴力、ヤクザ、静寂、北野武。これらのバランスの見事さが光る。 【aksweet】さん 8点(2003-04-02 17:48:45) |