20.本作はそれまでの北野映画に比べ、非常に解りやすく、暴力描写も抑え気味であるところから、一般的に高い評価を受けながらも、コアな北野映画ファンには「ソナチネ」などよりも評価が低いようだ。 そういう自分も北野映画の大ファンであるが、それ以前に単純ないち映画ファンなので、良い映画なら誰が監督で前作がどんなものであろうと、素直に「良い」と言いたい。 ところどころ暴力的なシーンはあるが、これまでで一番優しいたけしが作品全体を通して描かれている。 映画中のたけし、岸本加世子の仕草ひとつひとつがとても切なく、北野ファンでなくとも充分に感情移入出来ると思う。 岸本加世子の台詞が無い、表情だけで見せる演技は秀逸。 ラストの台詞で思わず涙してしまいました。 特別奇をてらった演出や難解さは全く無いが、美しい雪国、海を背景に描かれる悲しい夫婦愛に、心が揺さぶられるシーンがいくつもあった。 絶望的な旅ながら、2人はとても楽しそう。美しい花火ほど、散り際はとても切ない。 素敵な一本だと思います。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-09 06:04:50) |
19.大切なものが少ないと、こんな風に自分を切り離していける。花火の命は短い。でも花火はそんな事は考えていない。ただ轟音とともに打ち上がり、鮮烈に散る。残された方は目に焼きつくまま花火を忘れない。いい映画だと思いました。 【まりんこ】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-01-12 18:13:18) (良:1票) |
18.全体に流れる時間が秀逸。水平線を映すシーンはとても絵画的です。 【njld】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-15 16:49:10) |
【Dr.Tea】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-12 02:16:58) |
16.オーラがあると思う。主役の二人は、説明がなければヤクザとその妾にしか見えないね。 【池田屋DIY】さん 8点(2005-01-29 12:59:54) |
15.過去の自分と現在の自分をサングラスの有無で表現したのはさすが。 暗い映画だけど、深いものが感じられて好きだなぁ。 【夏目】さん 8点(2004-06-13 15:53:20) |
14.北野映画を見たのはこの映画が初めてだったのですが…かっちょええ!この世界観! 終わり方も渋すぎ…後味は良くないんだけどね。 途中、連続で絵が出てくるとこで少し睡魔に襲われたのがマイナス。 久石譲の音楽も、それに拍車をかけている…ま、いい曲なんだけどね。 【ふくちゃん】さん 8点(2004-06-13 14:49:14) |
13.終わる10分前が一番泣ける。 エンドロールの曲は少し物足りなかった。 それにしても泣いた。 【kokayu】さん 8点(2004-03-01 01:45:40) |
12.北野映画ではお馴染みの単純なストーリー。しかし、この今作では「間」で語られる緊張感や刹那さ、それに日本の風景を中心とした映像の美しさと何枚も挿入される独特の絵が、音楽の素晴らしさと相まってとても感動的な作品に仕上がっている。いつも端役で登場しては雰囲気を壊しているたけし軍団らも、今作はそれぞれいい味を出していた。8点だけど、地元の川崎でロケを行っている事を勝手に考慮して+1点。なんだそれ。 【カワサキロック】さん 8点(2004-02-01 23:56:31) |
11.身を切るほど乾いた空気。ときどき挿入される絵もどこか病的で胸を刺す。ラストに感じるのは、一種のカタルシス。良かったね、間違ってなかったんだね、って愛しい気持ちになりました。 【ぽめ】さん 8点(2004-01-10 15:49:30) |
|
10.北野映画は好きなんで結構見てますが、なかなか良かったと思います。 【ジョー大泉】さん 8点(2004-01-06 14:54:28) |
9.私はこういうの結構好きなんですよね。ピカレスクロマンではあるのですが、岸本加世子が出てくることで、夫婦愛をテーマに出してきて、ラストの海岸に響く銃声2発には感動してしまいます。「あそこまで人生無茶苦茶してきたら、最後はああするしかないのかな。」という悲哀が印象深い作品だと思います。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-21 17:59:51) |
8.たけしですね。よかった。心に残るストーリーと映像です。最後は泣きそうになりました。 |
7.すげえこええ。しばらく絶望的な気分になった。オレ暴力シーン苦手なんだよな。でも良かれ悪かれここまで人の心に影響を与えるのはすごい。 |
6.最後の銃声の意味を理解出来ない人がいるのには閉口した。 【ロカホリ】さん 8点(2003-10-13 02:29:08) |
5.独特な映画だなぁ~と思った。面白いところもあったし。 【タコス】さん 8点(2003-08-11 13:08:36) |
4.金獅子賞受賞は、我々がアメ公の映画をみても台詞のイントネーションの上手下手がわからないのと一緒で、この日本人役者の演技がイタ公に伝わらないことが幸いした。そして監督の演出が素晴らしい為高い評価を得たのでは?しかし我々にはアラばかりが気になることも事実。 |
3.これが北野映画デビューだったせいか、とても美しいいい映画だなぁと、素直に感動してしまいました。日本映画の良い部分がきちんと出ている感じがしました。それにしても、あんなすごい賞を取ったのに、相変わらずおバカな事もやってくれちゃう監督ってすごい! 【ともとも】さん 8点(2003-05-13 13:55:39) |
2.説明台詞、説明演技のない、ただ映像で表現するという、映画としていい作品だと思います。武監督の遊び心も好きです。僕はソナチネより先にHANA-BIを観てしまったので、正直、だめになったのかどうかはわかりませんが、これには十分な人間のドラマがあると思うし、落ちが読めるというけど、その『死』の予感がだんだんと盛り上がってくるのがいいと、僕は思います。 【ベルトゥッチオ】さん 8点(2003-03-18 05:40:14) |
1.上手く言えませんが、一つ一つのシーンが綺麗な映画でした。全体的に台詞が少ないです。立場の正反対の二人の男が好対照で印象的でした。 【えむおう】さん 8点(2001-11-18 22:52:48) (良:1票) |