3.ロバート・ゼメキス監督、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮でお送りする
最高に安っぽくてプンプン漂うB級臭がたまらない典型的アメリカン・ドタバタバカコメディです。
通りをはさんで店を構える競争相手の2軒の中古車販売店がドタバタと抗争を繰り広げる、
ただそれだけの本当にくだらない映画です。
カート・ラッセルとジャック・ウォーデン。終始喧嘩を繰り広げる2人の演技も楽しいです。
本作の前の「抱きしめたい」など、ゼメキスの初期の軽いタッチのコメディって面白いと思う。
スピルバーグも本作のちょっと前には「1941」という珍品を撮っていますが、
今となってはこの2人がタッグを組んでもまず撮れない映画ですね。
序盤のフットボール中継に割り込んで自分達の店のCMを流す、その際のおバカアクシデントの挿入には爆笑でした。
ただ、この手の映画で2時間近くの上映時間はちょっと長い。90分程度がベストだと思います。
終盤のボロ中古車250台の爆走は、本作と同じく能天気な空気がたまらないカーアクション映画の傑作
「トランザム7000」を髣髴とさせる楽しさ。
あっ!ちょっと足りない!と思ったらナンバープレートがガタッ!でOKのラストも笑わせてもらいました。