8.「トミー/Tommy」に続いてザ・フーのアルバム「四重人格」を映画化した作品。 この映画の苦味は強烈である。 フィル・ダニエルズはかつてのイギリスの労働者階級の若者「モッズ」を体現したせいで長きにわたって彼をこのイメージに縛りつけることとなった主人公ジミー。 スティング演じるエース・フェイスは地に堕とされるための偶像であり、ジミーに一時(いっとき)の快楽を与えるステフも彼をたぶらかす妖婦にすぎない。 冒頭で海からやってくるジミーは、最後にエースのヴェスパを駆ってブライトンの白い崖から体よく海に飛びこんだものの、無様にも陸に上がってきた姿なのだ。 永遠に繰り返される空虚な青春に冷え切る思いをしながら、その鮮烈さと鳴る音を今も忘れることができない。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-08 13:37:06) |
【ヒロヒロ】さん 8点(2005-02-09 15:56:00) |
6.10代の頃に見ました。青春のほろ苦さに共感しました。The Who好きなんでこの点数。 【ジム】さん 8点(2004-05-05 19:02:23) |
5.反抗心いっぱいな10代の頃に観ました。そして今でもわずかかもしれないど残っている反抗心を大事にしたい。ストーリーが歌詞のようで観終わった時、一曲聴き終わった感じがしたくらいかっこよかった。 【tomomi】さん 8点(2003-10-30 02:23:40) (良:1票) |
【時限】さん 8点(2003-01-04 05:46:44) |
3.やはり数少ない音楽物は高得点。洋楽ファン必見とみた。まあSting一人が色んな意味で浮いてる感は確かにあるが、彼自身がミュージシャンなので・・・(以下略 【恥部@研】さん 8点(2002-12-17 11:13:58) |
2.ラスト 2 分の絵と音がすごく美しい。とても切ない。あと、Sting のファンは必見。むちゃくちゃかっこいい (彼がむちゃくちゃかっこよくないと、この映画はストーリが成立しない) Rock、 Stocks & Two Smoking Barrels での Sting と比較するのも一興。 【ビタワン仮面】さん 8点(2002-04-20 13:54:29) (良:1票) |
1.イギリスのかつてのビッグ・バンド、ザ・フーがプロデュースした、モッズの青年にスポットを当てたヒューマンドラマ。1960年代のイギリスの話(この世相が事実なのか正直わからないけど…)なんだけど、現代になっても色あせることなく鮮烈なストーリーは圧巻。他人事とは思えなくて親近感のわくキャラクターがいいし、ザ・フーのナンバーが数多く聴けるサントラだけでも+1点(爆) 【びでおや】さん 8点(2002-03-25 00:52:33) |