14.「東京ゴッドファーザーズ」の今敏監督ということで期待して観賞しました。 今監督の映画は脚本がイマイチというレビューも少なくないですが、私的には満足しました。 沢山登場人物が出てきますが、ヒロインの一人称的ストーリーとして考え、決してつまらない作品ではないと思います。 現実と非現実の交差ともレビューに書かれていたりしますが「perfect blue」や「パプリカ」に比べたら、全く違和感なく観れるかと…。 最後のセリフですが、一人称として彼女だけを追いかけて観れたからこそ私は私なりに納得のいく結末だと思いました。 【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-09-07 03:40:13) |
13.純愛物語のように始まるが、見ているうちに段々と「あれ? この人、何かおかしいな」と思うような展開になってゆき、そのあたりから少しずつ面白くなってゆく。 女優を何十年にもわたって突き動かしたのは、ある種の幼児性なのか、偏執なのか……要するに「この女どっかヤベーんじゃねえか」という不安が蓄積してゆき、その行動理念の正体がはっきりと見えてくるまで、良い意味で常に足元がぐらついている。そのぐらつきに、蜘蛛巣城、鞍馬天狗、二十四の瞳など、様々な国内作品のオマージュが立て続けに放り込まれ、独特の音楽に合わせて、色彩豊かな(しかもアニメーションならではの表現をふんだんに含んだ)映像が展開される。なかなか心地が良い。 ラストの台詞はやや説明的すぎるような気もしたが、アニメ映画は小さな子供も見るだろうし、ある程度、ああいう親切な説明も必要なのかもしれない。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-06 10:20:19) |
【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-08-18 12:40:58) |
11.監督がどこかでアニメでこそできるようなものを作りたい…っていう事を言っていた気がする。この作品もその一つなのかな。見ている時間軸が変化していくような面白さは、映画として楽しめるというより作品として趣深い。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-04 02:17:31) |
10.走る走る。千代子は走る。鍵の君に会うために。鍵の君に鍵を渡すために。めまぐるしく変わる場面たち。七変化する千代子。それを助けるおじさん(ちきしょう。名前忘れたっ)最後の一言、賛否両論のようやけど、小星は賛デス。たったあれだけの出会いで、あそこまで執着して追いかけるのは納得できへんケド、あの一言、あれのために追いかけてたんやったら、十分納得いくもんネ。「パプリカ」楽しみデス。 【小星】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-09-06 14:55:25) |
9.突然の場面展開はアニメならでは。最後の走る千代子は凄かったし、途中に出てくる絵巻物を背景に自転車をこぐシーンは本当にきれいでした。つまらないツッコミしかしないカメラマンがどんどん引き込まれていく様は見ていて楽しかったし、実際自分もそうでした。最後のセリフ、初見ではがっくり来たけど、考え直して見ると女の人はこういうことができるから怖いんだよなぁと思ったり。 【リン】さん 8点(2004-02-29 01:29:11) |
【ゆうろう】さん 8点(2003-12-25 14:42:21) |
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7.私はアニメといえばジブリかディズニーしかみない人なのですが、これは面白かった! クオリティーが高い。構図と色彩がすごい。アニメは日本が世界に向けて誇れる数少ない物の一つですね。一時間半、あっという間でした。個人的には、最後の台詞が大好きです。女の本質を突いていますねっ! 【ともとも】さん 8点(2003-10-04 14:25:14) |
6.なかされました~っ。 ヒロインもいいけど、あのダルマみたいなおじさんがよろしいっす。しかし・・・この映画のメッセージって30歳以下の世代に伝わるのかな^^;P.S エンディグテーマもいいですね 【ふらんしす】さん 8点(2003-06-30 13:24:07) |
5.前半笑えて、後半切ない。パーフェクトブルーの時とはまた違った魅力が出てます。演出が面白い。平沢進の音楽もいいね。 【じゃず】さん 8点(2003-04-28 23:54:24) |
4.かなり点が低いようですが鍵の君とは出合えないことと最後の言葉をどのあたりで感じられるかがこの作品の良し悪しの受け止め方を変えるのではないでしょうか。この手のアニメにありがちな理不尽なテーマを振りかざしていない分私は好きでした。 |
3.ストーリーが読めてしまったのが残念でした。時代の進歩といいますか、映像は非常によかったと思います。「色」がとても印象に残ってます。とてもカラフルで「dolls」みたいな感じがしました。損はしません。 【ポー】さん 8点(2003-03-03 14:27:30) |
2.面白かった。個人的には、ラストのあの一言のために作られた映画だと思う。ドロ臭い泣きで終わらせちゃうのかなあと思いながら観ていたので、皮肉でほろ苦い(でも千代子の生き方に対してまんざら否定的でもない)ラストは爽快でした。千代子本人が自覚持ったんならそれでいいです。自分の生き方に殉じた彼女は見ようによっちゃあ漢前です(笑)。しょっちゅうじゃないんだけど時々見返したくなる作品かも。 【しぎこ】さん 8点(2003-01-07 17:05:26) |
1.出ました!今監督「パーフェクト・ブルー」に次ぐ待望の2作目です。これは大人のアニメですよ。千代子が語る自分の思い出と演じた映画のストーリーが次第に混合していく物語に最初から最後まで引き込まれました。鍵の君から預かった「一番大事なものを開ける鍵」を返す為、様々なシチュエーションで物語を繰り返す展開は斬新で、いろんな解釈ができて面白いです。輪廻転生か、だだの妄想か、はたまた夢なのか…捉え方によって純愛ラブストーリーにもなればミステリーにもなるし、コメディにも。始まって少しはインタビュアーとカメラマンが割り込んできて物語の展開に突っ込みを入れるんですが、次第に彼らも物語りに入り込んでいく。そう、第三者的立場を作ることで観客の代弁をさせ、次第に引き込もうとしているんですよね。この辺りの作りには驚きですよ。映像もかなりきれいで、アニメとバカにしてられない。ラストのあの一言は微妙ですね。正直「えっ?それってアリ?!」とも感じましたが、物語自体彼女が主導権を握っているのであれはあれで良かった気もします。焼け跡から現われた壁画のシーン、北海道へ失踪するために走るシーン等ほんと躍動感にあふれ、感動させられました。監督の次回作も楽しみです。 【さかQ】さん 8点(2002-09-30 06:34:30) |