24.序盤は難解だと思って見ていたのですが、人物の心情が分かるようになってきたあたりで三人がリンクしてきました。めぐりあう時間たちってタイトルが効いてますね。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-04 07:27:25) |
23.映画始まってすぐ流れ始める音楽、「なんだこれ~まるで出来の悪いフィリップ・グラスみたいだぞ~」とか思って、オープニングのクレジット観てたら、ああ、すんません、本人でしたか(笑)。気を取り直して、と。時代の異なる複数の物語が重なる構成に、最初は「この映画、一体どこに落ち着くのだろう」と思いながら観てましたけど、いやはや、唸らされました。「物語」である小説、その小説そのものが、別の「物語」である映画の中で、まるで登場人物のひとりであるかのごとく重要な役割を果たしている、という、小説/映画の二重構造。映画というメディアを巧みに表現に生かしており実に効果的、かつ衝撃的。過去に書かれた物語と、未来の事象の関係が、「未来が過去をなぞった」ようでもあり「過去が未来を予言した」ようでもある、因果関係の錯綜、これが、怪しくも妖しい、本作の魅力になっているように思います。ところで、この邦題、「時間」を擬人化しちゃったタイトルになってますが、映画から受ける印象とは全く相容れず、非常に違和感を感じました。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-17 23:11:26) |
22.わかりにくいとはきいていたので、原作を読んで、2度鑑賞して、「ダロウェイ夫人」を読んで、やっと一つ一つのシーンの意味のいくつかがわかったかな、と言う程度の理解です。なので「これは素晴らしい作品だ」と言い切るだけ自信はありませんが、パズルを解くような楽しさがこの作品にはあるようですね。3人の女優さんの演技は素晴らしいし、ニコール・キッドマンのバージニア・ウルフはアカデミー賞にふさわしい凄みのある演技でした。これならいっそ、ニコール・キッドマン主演でバージニア・ウルフの伝記映画撮ったら良かったかもと密かに思ったりしますが、もうその機会はなくなってしまったんでしょうねえ。3人の中で一番理解しやすいのはローラかな。ヴァージニアウルフはもちろん、クラリッサも普通の女ではなさそうだから理解しにくいですね。それでも、また観たくなる、その時はまたちがった感想を持ちそうな作品です。 【ひよりん】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-10 10:29:10) |
21.細かいことはよく理解できませんでしたが、登場人物の心情が、醸し出す雰囲気で伝わってきて痛いほどでした。何が悲しいのか、何かを解決すれば心は晴れるのか、全くわからないし、そんなことをする気力もなく流されるまま・・・。そんな現代人の多くが持つ心情をえぐり出した作品。繰り返し見たいですね 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-23 00:06:52) |
20.率直に生や死について考えさせられた映画ですね。。難しいけど、引き込まれました。三人の話がうまくリンクしていたし、女優さんの演技力にも圧倒させられました。一概には言えませんが、女の人はよく理解できる部分が多いように思いますし、面白く感じるでしょう。男の人でこの映画が理解できたのなら本当に尊敬します。 【キャラメルりんご】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 22:32:51) |
19.とても良く撮れていると思う。リンクする三人の一日をきれいにフラッシュバックさせていて、演出力を感じる。ただカニンガムの原作を読んでいないと分かりにくいシーンも所々ある。小鳥の死、ケーキ、友人の病気、パーティ。ちょっとした出来事が生と死の狭間に生きる者の心をいたずらに揺るがし、どちらかの世界へ誘ってしまう。その緊迫した空気を三大女優(とエド・ハリス)が怪演しているのだが、読んでいないと意味不明な作品になってしまいかねない。そこがちょっと残念だ。 【ちゃか】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-05 12:56:24) |
18.これは俳優達の名演技を堪能する作品でしょう。まずメリル。相変わらず、主役を意識した誇張気味の鼻に付く演技で名演をアピールしているが、エド・ハリスとの絡みでは、これぐらいしないと記憶に残らないかもしれないからしかたがないか。ジュリアンは言葉が少ない分、表情と目の演技が素晴らしかった。老け顔も本物みたいで、演技派女優の仲間入りだ。そして、一番演技が光っていたのは、鼻の大きい新人の女優さんだ。ところで、二コールは、何処で出てきたのだろう? 【パセリセージ】さん 8点(2005-03-20 00:33:43) (笑:1票) |
17.一般的な価値観や常識ではこの映画の凄さは測れない。実力派三大女優がそれぞれの役柄を交換しても、また違った風合いの作品が生まれたのではないだろうか。時代色をうまく出した色彩設計も見事。そういや邦画「Wの悲劇」の中でもヴァージニア・ウルフのダロウェイ夫人がどうのこうのって台詞あったっけなあ・・・。 |
16.やはり俳優陣の演技力の高さに本当に圧倒されました。物凄く感動しましたし、人生の意義について考え直しました!傑作!!・・・という風のレビューは多くの人が書いてそうだから、あえて書きません!俺が注目したのは二コール・キッドマンの付け鼻、そしてジュリアン・ムーアの特殊メイクっぽい婆さん顔の2点なり。二コールの鼻はいやはや凄いですねえ。鼻一つで超美人の二コールがあそこまで不幸顔に変わるのは驚きましたねぇ(細木数子もアノ鼻を整形すると美人になるかもな・・・)。いやはや(2回目)凄すぎて、マイケルの鼻をパロったエミネム君なんか子供騙しにしか思えなくなったよ、マジで。ムーアはんの婆さん顔に大しては見てて悲しくなったのう。本当にムーアはんのお顔が30年後がアアなってそうで。いかん、まともなレビューが無いのう・・シクシク(T.T)さてさて点数は本編7点、エド・ハリス&幼少期の彼の子役の演技の方にもプラス点で8点献上とします。 【ピルグリム】さん 8点(2004-12-22 22:58:05) |
15.バージニアには予知能力みたいなものがあったのでは? 敏感に感じ取りすぎて壊れてしまったのではないかと思います。 小説の筋書きを「詩人を死なす」ことに決めたとき、そう思いました。 自分の小説が誰かの人生に強い影響を及ぼすのがこれ以上苦痛で 死を選んでしまったのではないかと。 【kurupis】さん 8点(2004-06-26 22:03:03) |
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14.ジュリアン・ムーア目当てで見ました。意味がわからなくて悔しかったので、本を買って読んだのですが、それでもわかりません。私がまだ未熟だから?でも、この映画の雰囲気や女優たちは好きです。 【デイジー】さん 8点(2004-06-09 00:32:36) |
13.うんうん。「めぐりあう女優たち」。ゲイばかり出てきたのは、なんでだろう。ジュリアンムーア役は嫌悪感を抱ける役としてとても分かりやすいと思いますが、似たような役をかつて「クレイマー・クレイマー」で、メリル・ストリープがやっていたのも、めぐりあってます・・・か?人としての酷さの質は違いますが!あえて「母・女として」とは書きません。この映画はそれを感じとる作品じゃないと思うし、性別に関係なく、こういう家族の捨て方をしたらそれ相応の人生を、余生まで突きつけられる事を間近に見ましたから・・・ |
12.2回見てやっと少し見えてきたような。いやー、いろいろめぐりあってますねー。この作品は“めぐりあう”アイテム探しの映画ともいえます。で、わたしが最もハートフルにめぐりあったのはストーリィには関係ないけどジョン・C・ライリー。わー「シカゴ」のミスター・セロファン(このキャラが好きなわたし)だ、とほんわり感激していたら、まただ!またミスター・セロファンや!うー、ケーキは愛の証拠ですよね、ローラ。「シカゴ」でも言ったけど、再度言わせてください。ミスター・セロファンに幸あれ。 【彦馬】さん 8点(2004-05-01 23:59:06) |
11.女優さん達の、演技の素晴らしいこと…!確かに難解な部分もありますが、絶妙のタイミングで訪れる場面(時代)の転換と、役を見事なまでに捉えた女優さん達の表現力が、言葉以外のもので説明を加えてくれているように思いました。ニコール・キッドマンには脱帽だし、ジュリアン・ムーアの表情は、今でも頭に焼き付いてます。エド・ハリスもさすが、でした。 【ぷっきぃ】さん 8点(2004-04-29 17:02:03) |
【愛人/ラモス】さん 8点(2004-01-20 10:20:20) |
9.女性にとって(男性もそうだろう)何が幸せなのだろうか?他人からみて「幸せそうね!」と思われている事が、自分にとって幸せなものとは限らない。バージニア、ローラ、クラリッサが、それぞれに違った道を歩んでゆく。「幸せは自分で見つけていくものなんだ!」と、久々に考えさせられた映画でした。 【SAMO】さん 8点(2004-01-18 11:55:44) |
8.3つの時代の3人の女性の物語が交錯する世界には、常に死の匂いが漂っていて、ちょっとした作用で壊れてゆく日常を感じさせます。辛口の、だけど静かに沁みてくる映画でした。ニコール・キッドマン、メリル・ストリープが共にいい演技をしていますけど、私は精神的にグラグラになっている主婦を演じたジュリアン・ムーアの存在感が一番印象に残りました。ただ、頭痛持ちな私は映画館で直前に頭痛薬を飲んだために頭の中がぼわわ~ん、映画は30分くらいで終わってしまった(ちゃんと最初から最後まで見たんですけど)印象で「重なりあう時間たち」状態になっちゃってたんで、再見の必要あり、と思ってます。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-01-15 11:36:10) |
7.一度見ただけではよくわからないとこだらけだったけど、映像キレイ音楽もいいし俳優さんも皆上手いと思ったのでした。 【こゆ】さん 8点(2003-07-17 00:33:38) |
6. この映画は、繰り広げられる役者陣の演技を追うことで、満足してしまった.観てから大分経つが、N. キッドマンとJ. ムーアの繊細な演技が忘れられない.N. キッドマンは迷いなく的確な演技をし、J. ムーアは難しい役処を驚く程自然に演じていたと思う.私はムーアの演じた人物像に惹かれた.限りなく優しく愛情溢れる人でありながら、心のベクトルの方向が不幸にも相反していた、というような.ラスト近くで見せる、親切を受けた時のはにかむような笑顔が哀しかった. 【シャリファ】さん 8点(2003-07-14 00:13:02) |
5.仕事帰りに観に行ったので、「寝ちゃうかな?(失礼)」と不安でしたが、3つのお話が重なり合う位にはもう、「あぁ~そうなんだっ」と、入りこんでました。内容は難解かもしれないけど、それ故に何度か観たくなる映画でした。(私的にはその?が好きです)でも女の人向けかもしれません‥どちらかと言うと。 【水玉】さん 8点(2003-07-06 18:53:00) |