6.面白いな~。「大人だって余計なこと言ってるじゃないか」のくだりが特に笑えた。描かれる笑いは一般的な家庭の日常にあるもの。なんだか子供時代を思い出して懐かしくなる。部分的な笑いだけではなく、会費の件、子供たちの抵抗、宮沢さん(東野英治郎)の件が繋がっていくストーリーもしっかりしたもので、全く飽きさせない。杉村春子、高橋とよは中学生の母親にしてはちょっと年を取りすぎかなと思わなくもないが、この人たちだからこそ、ご近所同士のちょっとした会話も面白い。これが役者の上手さなんだろう。そんなベテランに負けず劣らず子役二人も見事。特に勇役・島津雅彦はこの時期の小津映画にちょくちょく出てくる子役で、黒澤監督の「天国と地獄」にも出演しているけど、それだけ人気がある子役だったのも納得だ。笠智衆はまったりしてて温厚なイメージがあるから、怖い顔して子供を叱ってるだけで面白い。何かを蹴飛ばす勇にお父さんが「こら!」、これだけで笑えるって凄いこと。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-05-03 16:30:44) (良:1票) |
5.その映画人生でひたすら「家族」の来し方行く末を描いてきた監督小津。当時の関係者内からはその作風に批判的な風潮があった、と聞いていますが約50年経った今でも支持されるのは彼の描写した風景の本質そのものは時代が変わっても不変だからでしょう。でこの作品。大人の理解を超えた、子供ならではの行動を見せつけられて可笑しさが増す。オナラ遊びに気を入れすぎて「み」が出てしまった時の子供の凹みっぷり、面白すぎる。話の面白さだけではなく近所付き合いの様子(人の出入り)を捕らえたショット、流れのテンポに関しては実はものすごく工夫されたもので注目すべき点。あとこの映画の久我美子。あいらぶゆうー! 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-01-13 23:58:19) (良:2票) |
4.小津監督による何とも微笑ましい喜劇の秀作です。この映画を観て思った。やっぱり小津監督の作る世界、描く世界は日本人ならではの面白さが画面いっぱいに伝わる。小津ファミリーとでも言うべき俳優陣、特に杉村春子の相変わらずの上手さ、頭が下がります。東京物語や晩春などといった傑作には叶わないと思うものの、これはこれでまたとても観ていて微笑ましい気持ちにしてくれる何とも味わいのある映画だ! 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-11 22:11:11) |
3.「おはよう」の挨拶一つで人はいとも簡単に繋がりあう事が出来る。“挨拶”という当り前で有り触れた物がいかに大切で必要不可欠か改めて教えてくれた。そしてその教え方も決して説教臭くなく、どこか遊び心によって観せてくれたので、終始笑いながら楽しく観る事が出来ました。 【ボビー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-09-29 12:57:21) |
2.淡々としたミニマリズムが本当に素晴らしい。最近のバラエティなどによくある、人をけなしたり体を酷使して笑いをとる手法ではなく、子供の無邪気さやちょっとした仕草や会話で笑えるのがいいです。杉村春子の「やんなっちゃうわ。もう。」って演技が大好き。 【VNTS】さん 8点(2004-05-06 16:39:50) |
1.昔の日常の風景が見れてとてもおもしろかった。あの遊びって何が楽しいんだろう・・・。あんなの競いたくない・・・。 【バカ王子】さん 8点(2004-01-09 15:54:37) |