1.狂っている。人間の狂気、石井輝男ワールド全開の何でも有りの世界観を見て楽しむ為だけの映画だ。だから他人に薦める映画ではないし、映画史に残る様な傑作でもない。カルトな世界で繰り広げられるエロスを楽しむ。あのラストの花火のシーンは本来なら美しい筈だがそうはならずに笑いで表現してしまっているこの変な世界、作品全体に漂う不気味な世界、好き嫌いハッキリと分かれる映画だからこそ好きな人は楽しめるし、そうで無い人には全く楽しめない映画です。昨今の映画には無い狂気に満ち溢れた石井ワールド!カルト映画という理由だけで埋もれてしまうには勿体無い映画として刺激が足りないと感じている人は観て見るのも良いそんな作品です。果たしてこれを女性が観て面白いと感じるかは微妙というよりもまずは楽しめない映画だろうけど、何故なら女性のおっぱいばかり出てくるわ、グロい場面もあったり、おそらく石井輝男監督は女性を全く意識せずに男の人が楽しめる世界を狙い撮ったのではないか?そう思ってしまいます。カルト映画ばかり撮ってる石井輝男監督ならではの映画です。