62.戦争の影響で不眠に悩み、孤独に悩み、それでもなんとか現状を変えるためにもがきつつも、結局どんどん暗闇に落ちていくような展開の先に、ようやく救いが訪れる映画。 ポルノ映画に売春にクスリに拳銃という不道徳なキーワード満載の世界で、その世界から完全に切り離されたような存在のベッツィと恋人になれそうな関係から一気に突き離され、不道徳の世界にまた突き落とされ、ベッツィの職場に乗り込んで殺すとか言ってた時は本当に鬼みたいな表情だったのに、事件後はその世界から完全に抜け出したようで、ベッツィに会っても完全にスッキリした顔になりやがって。 あれは何回も「発射」しつくして賢者モードになったから、というポルノ的な暗喩なのかなと勝手に思っております。 【Fukky】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-02 12:14:14) |
61.何だかわからないストーリー。唐突の襲撃シーン。でも、スタイリッシュな映像とデニーロのセンセーショナルな演技。あと、ジョディフォスターの妖艶。見たら、はまる。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-29 06:14:42) |
60.様々な映画の舞台となってきたニューヨーク。夢と希望に溢れた街でもあり、お洒落な恋が芽生える街でもあります。 しかし、本作のニューヨークは何とも孤独で病んだ街に映ります。これはまさにトラヴィスの目に映るNYの風景。 デ・ニーロ演じるベトナム帰りの不眠症に悩む社会に溶け込めない孤独なタクシードライバー、トラヴィス。小さな出来事の積み重ねとデ・ニーロの危うさをはらんだ演技で、社会への不満感や孤独感が次第にエスカレートしていく様を追っていく。 冒頭に「雨は人間のクズどもを洗い流してくれる」という台詞がありますが、自身がその雨になろうとしたのか・・・。彼のそんな行動を新聞は英雄扱いしますが、「新聞は大げさだからな」と言いながら、以前と変わらずタクシーで夜の街を流す孤独なトラヴィス=デ・ニーロの目が印象に残るラストでした。 このラストもそうですが、全編に渡りデ・ニーロの目が強烈に印象に残るとともに、バーナード・ハーマンの憂いを帯びた音楽も効いている作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-08 20:09:37) |
59.思い込み、一歩進みだすと、あーもうどうにでもなあれと思うその気持ち、よく分かります。これリア充の人は共感できるんですかね? |
58.ニュー・シネマの中で一番好きかもしれない。 デニーロ演じるキチガイ帰還兵がとにかくカッコイイ。 そして奇妙。世界も、人間も。誰がヒーローで誰が悪なのか。 トラビスはヒーローのようで、アンチヒーローでもある。不思議な矛盾。 それらの答えはラストのシビル・シェパードの視線に集約されているような気がした。 【せかいのこども】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 10:34:44) |
57.現代の日本はあれほど酷くはないですが、それでもトラビスのような感情を抱いてる人は多いと思うんです。俺がその1人なんですが。厭世的な感情ってやつですかね。そういう、多くの人がグッとこらえてるモノを描いてるあたりがこの映画の良さかな、と思いました。面白いか?と聞かれたらちょっと疑問ですが良い映画ではあると思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-04 04:16:15) (良:1票) |
56.初見で5点にしていたけど、2回目で面白さに気づいた。1回目は見方を誤っていたのだろう。変に感情移入せず最終的にあんな事をしでかすトラヴィスって男の妙な行動や変化をシンプルに楽しめば良かったんだ。そうやって見ていくと結構笑えたりもする。そしてデ・ニーロの演技とクールなBGMに酔いしれる。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-27 18:48:28) |
【シトロエン】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-29 18:10:54) |
54.映像の格好よさに惚れ惚れします。 しかし狂人と英雄は紙一重かぁ・・・。 【njld】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-08 17:58:45) |
53.素晴らしいです。全編に漂う気怠さ、退廃的な世界に漂う湿気臭さなど不思議と惹かれる自分がいます。何度観てもこの作品にしか無い独特の空気感に魅了されます。サントラも最高。オープニングから一気に引き込まれます。 心に傷を持つトラビスの、相手との笑顔や怒りを見せるまでの表情の変化や「間」が凄すぎて何度観ても鳥肌が立ちます。トラビスの心情や葛藤、犯行に及ぶまでの変化は理解できないですが、戦地から帰ってきて緊張感のない夜の街にいたら、複雑な気持ちにもなるかなと。 シビル・シェパードもいい女だったし(最後にタクシーに乗ってきた時のトラビスを見る瞳がまた印象的)、ジョディの存在感もやっぱり凄いですね。 2023年現在、ロシアの戦争、物価高など明るい未来が描ききれない日本において、物には満たされているのに、心には闇を抱えてる現代の日本人にも、トラビスに似た鬱屈とした心持ちでシンクロしてる方がいるのではないかと怖くなります。 |
|
52.正直よくわからないんだけど、なぜかすごくすきになりました。音楽がいいと思います。 【十人】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-09 01:34:46) |
51.もう30年も前の映画なのか・・・ 鏡の前で一人、色々ポーズをとってはブツブツいって練習する姿が好きです。 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-17 08:28:20) |
50.なんつーか、めちゃめちゃおもしろいですよねこれ。ニュー・シネマ最後の作品と言われてますが、最後を飾るにふさわしい素晴らしい作品です。娼婦になってる少女を助けたとはいえ、何人も人殺したのに英雄扱いされちゃうんだもんな。。。 音楽も完璧。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-26 20:38:18) |
49.社会への「毒」が注ぎ込まれた芸術であり、これぞ、R-25からのバイブルと言えよう。というのも、主人公のトラヴィスは26歳であり、あまり若年期の多感な時期に見る映画でもない。なぜなら、テーマへの共感と主人公への同化は、この映画においては安易になされるべきものではない。それは、少なくとも狂人賛美の映画ではないからである。人生の辛酸をある程度、味わってからの方が、この映画は、より楽しめる。見る人にとどまらず、おそらくは見る年代によっても、見方が変わる映画であり、それは、年を追うごとに、自分の社会に対する見方や考えが変わるように、この映画に対する評価も変わるのである。だから、見る人を選ぶ映画だとも言える。とは言え、たとえ主人公に共感しなくても、楽しめる要素は充実している。たとえば、男性理解の一助としてもこの映画は有効であろう。女性から見たトラヴィスは、お世辞にも感情移入できる対象ではないだろう。彼の内面にひそむニヒルな孤独と、ヒーロー願望的な自己顕示欲と、直情的な不器用さというものは、まぎれもなく男性的な性の側面である。多かれ少なかれ、男性にはこうした性質がある。トラヴィスはその性質がどぎついだけである。また、作品の持つ独特の雰囲気(映像美あるいは音響美)が、理屈抜きの面白さを演出している。魅惑的なミュージック・クリップとして、見る者の心を打つ作品としても、希少価値は高い。反社会的な映画を生み出すことに消極的な、現代のハリウッド系映画とは一線を画し、現実社会に潜むダークサイドなひとつのリアリティを、包み隠さず描き出そうと努力する挑戦的な姿勢が、見る者の心を、揺さぶらずにはおかない映画であることは疑いない。社会に対して悪徳、不条理を感じとって、目に余る思いをしている人にとって、実に、問いかけられるものがある。事なかれ主義に憤りを覚え、社会への不満をぶちまけたくなるフラストレーションを、この映画は代弁し、なだめ、すかしてくれる。小説で言えば、さしずめ、太宰治の『東京八景』を読んで、「自分は太宰ほど狂人でもない」と安堵する感覚である。トラヴィスの正義感は、手放しで誉められるものではないが、これが単に訳の分からぬ狂気にしか思えないとなれば、この映画はある意味、淡々とした退屈な映画として、受けとられてしまうのかもしれない。 【yuua】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-19 12:58:48) (良:3票) |
48.カイテルがビルの入り口で無意味にニヤニヤしながらハンカチで口の周りを拭いまくってるシーンがあるのだがああいう仕草って僕真似したくなっちゃうんですよねぇ。カッコイイなぁ真似したいなぁ、何処でしようかなぁ・・・・・・よし決めた、近所の駅ビルの入り口付近でやろう。ずっとやってるから見かけたら声かけてよね。 【膝小僧】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-07-31 08:30:06) |
47.やっと…やっと見ました!デニーロもジョディフォスターもいいですが、やっぱもうハーヴェイカイテルがカッコよすぎです!!やばいー若いー!!こんなんしか書けなくてすいません(汗 【Ronny】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-02 14:17:39) |
46.シビルシェパードがまぢ美しい。ロバートデニーロ最高です。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 07:49:57) |
45.衝撃でした。公開当時、世間を騒がせたことについて納得しました。 【にゅうたいぷ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-29 11:12:28) |
44.デ・ニーロのこぼれるような笑顔に尽きる。こんな無垢で愛らしい、まるで天使のような、それでいて底なしの寂しさと虚無を抱えた笑顔があるだろうか?果たしてこれは演技なんだろうか?演技だということを忘れさせてくれるのが良い役者だとするなら、デ・ニーロは間違いなく名優だ。そして『タクシー・ドライバー』は彼の代表作だ。それが僕のこの映画に対する評価の全てかも知れない。 【トマシーノ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-04-26 18:19:29) |
43.今日みたいなやたら蒸し暑い日に、イチャイチャしてるカップルを見ていると腹が立って仕方がない、そんな身近な怒りみたいなものを代弁しているのかもしれないそんな映画(どんな映画やねん!) 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-07-08 02:44:33) (笑:1票) |