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18. 映画としては面白いストーリーですが、事実としては最悪な話です。国家の気まぐれに翻弄された人間達の哀しい姿を映し出しています。 本当に希望のかけらも見つけることのできない絶望的な作品でした。しかし、作品から漲るパワーに圧倒されたのも事実です。 【TM】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-08-19 00:21:41) |
17.実話だと知って見たのだけど、あまりにも壮絶すぎて絶句した。若干脚色しているとは思うが、死刑囚を使ったこの蛮行は、ある意味国家の意のままに死刑執行を操ったに過ぎない。 それに巻き込まれた人々の報いを政府当局者は受けるべきだ。 歴史的背景や現況の違いがあるので一概に言えないが、こういう映画を見てしまうと、邦画のレベルの低さが露呈される。まるでTVドラマの延長で、チャラチャラした俳優たちがニャーニャーやっている。ハリウッドのように、金をかければ良いってものではないけど、もっと重厚な作品を心待ちにしている。 韓国映画は、俳優の演技力が抜群でとてもはまっているが、近年の韓流ブームでその質が邦画流に落ちぶれてきているのが心配だ。 今後もシルミドのような熱い作品を期待したい。 【しむいち】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-28 09:11:10) |
16.実話ならではの感動があった。民族とは歴史とは主義とは。。 【はげねずみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-23 01:53:42) |
15.全く飽きることなく最後まで観ることができました。よくある戦争物映画には飽き飽きしてますが、演技もストーリーも申し分なし。オススメできる内容だと思います。 【レンジ】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-06-24 19:34:35) |
14.なんとも救いようのない悲しいお話。実話というのだから驚き。彼らは一体何のために 訓練したのやら。久々に泣ける映画みました。 【rainbow】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-06-15 22:53:36) |
13.決して後味の良い映画ではないが、見ごたえのある良作。金日成暗殺のため、特別部隊が編成されたが最終的にはお払い箱となったという実話がベースになっているだけに、真実を歴史に埋もれさせまいとする製作者の気合いが伝わってくる。一方、脚色と思われるドラマや一つ一つのエピソードもそれぞれが深く無駄がない。いよいよ作戦決行の命令が下され、どしゃぶりの中、部隊が出発する場面が最も印象に残る。作戦中止の命令も聞かず、ひらすらオールを漕ぐ男達を見ながら、人間はモノではない、国家権力といえども、簡単にコントロールすることなどできないと思った。「国民」あっての「国家」なのに、最後に優先されたのは「国家」だったという悲劇の物語であり、この作品はそのような転倒を二度と繰り返してはならないというメッセージに他ならない。ほとんどの役者は男性だが、皆個性的で、好感が持てた。特に「チョ軍曹」が難しい役を好演している。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-13 14:02:41) |
12.とても良かった。製作者たちに拍手を送りたい。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-05 18:09:48) |
11.歴史の暗部を主題にこのような映画をつくれてしまう韓国ってすごい。私が感じたのは「相手を思いやった愛」ってなんなのかな?ということでした。というのは、隊員の処刑が決まったときの反応として、色々と同情的でいい人っぽい教官は自分の保身のために処刑を即決。写真を破ったり、殺したくなるほど酷そうな教官は反対する。一見反対のような反応を示すと思えばそうではない。究極の決断時には本当の人間性が出ますね。愛があればこそ厳しく接する。ちょっと考えさせられてしまいます。面白くも悲しい、いい映画です。 【バチケン】さん 8点(2005-02-10 21:10:27) |
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10.悪人がたくさんいる部隊なのにみんないい奴だったなぁ・・・ 【はりマン】さん 8点(2005-02-07 18:57:57) |
【タコス】さん 8点(2004-12-31 02:01:24) |
8.日本人である私としては、韓国の歴史に関する知識や理解は当然低いので、「○×~の描写がおかしい」とか「×△~は理解出来ない」等の批評は全く考えずに、というよりも無視して鑑賞しました。韓国の歴史は韓国人にしかわからず、我々日本人が日本の視点で見る事になんの意味も感じないと思ったからです。それで純粋に映画として政治的・倫理的史観を除いて鑑賞した私の感想は、とても魂のこもった、熱い映画であり、非常に素晴らしかったと感じました。最初から最後まで一挙に見せる物語の力強さ、俳優達の迫真の演技、どれも素晴らしかったです。所々のアイテムも素晴らしく、「飴」がこぼれ落ちたシーンは本当にぐっときてしまいました。少なくとも、韓国は映画作りに関しては、残念ながら日本の数歩先を先行していると認めざるを得ない。ブラザーフットを見た時も感じたが、俳優の表情が全く違う。とても骨太な感じがするので、表情だけで迫力を感じます。かって、日本の誇る映画の巨匠、黒澤明は「日本には心の底から鬼気迫る、本当の迫真の演技が出来る役者がいなくなってしまった」と晩年言ってた事をふと思い出したが、お隣韓国ではそういう役者がごろごろ居る事に、驚嘆の念を覚えてしまいます。どうか邦画もいい意味で色々刺激を受けて、頑張って欲しいと願わずにはいられなかったです。 【はむじん】さん 8点(2004-12-03 03:21:11) |
7.最近では、ハリウッドのアクションものに新鮮味を感じなくなってきました今日この頃。お金をかけ、スター俳優を使う。そうすればおのずと観客は入り、それなりに儲かるだろう。でもやっぱり何かものたりない。最近ではCGにも大分目が肥え、どんなに凄い映像にもあまり感動を感じなくなってきました。マンネリというやつでしょうか?たしかに最先端のCGは凄い。でもそれはただ“見せ”ているだけで、“魅せ”てはくれない。魅力的ではない。圧倒的ではあるが、感動的ではない。僕は、感動的に飢えている。そんな僕のお腹を一杯にしてくれたのがこれ『シルミド』。劇中の銃撃戦の中に自己嫌悪があり、銃弾一発一発に悲しみが込められている。そんな映画が最近のハリウッドにあるだろうか?答えは、ない。さらに始めて見る名前も知らない韓国俳優達。しかし、そんなものは関係ない。彼等の演技は、演技とは思えないほど生々しく、魂の込められた素晴らしい演技をする。こんな素晴らしい演技が出来る人間が今のハリウッドにいるだろうか?答えは、いない。何かを見失っている最近のハリウッド。そんな中、「仕方ない、俺達が立ち上がろう」そう言って動き出したのが韓国だった。彼等は、お金ではなく心で映画を作り、彼等はスターではなく、人間が人間を演じた。僕は韓国を応援する。がんばれ韓国。がんばれコリアン。ハリウッドを追い付け、追い越せ、突き放せぇ! 【ボビー】さん 8点(2004-11-03 20:21:22) |
6.泣ける映画かと思って見ましたが、泣けませんでした。 これが現実に起こった事ならば、あまりに重過ぎます。つらすぎます…。韓国映画に脱帽。 それにしてもこんなにも女性の出番が少ない映画も珍しいのでは? This is 「男映画」。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-10-16 23:36:30) |
5.ちょっと古くさいけど、描いている物語の、ここまでやるか!という説得力。 【SUM】さん 8点(2004-07-29 17:25:11) |
4.「死刑囚には同情しない」という向きがあるようだが、主人公は真っ当に生きようと就職活動をしたが全て断られ、結局悪の道に進むしかなかったのだし、そもそも彼の犯した罪からして殺人未遂でしかなく、重罪とはいえ連座制とかいうわけのわからんシロモノがなければ到底死刑になるような罪ではあるまい。また、死に際に「次に生まれてくる時は金持ちになって生まれてこよう」という訓練兵がいることを考えれば、他の訓練兵にしても事情は主人公と大同小異と推測できる。そういう彼らに対して「死刑囚だから死んで当然」と言い放てる人がいるのは、結局ここ日本という国では、社会的・経済的弱者のことなどもはや想像の域を超えた他人事になってしまったからと言えるのかも知れない。「同情しない派」にとっては、死刑囚になるような人間は全て猟奇連続殺人犯のサイコ野郎で、当時まだ貧しかった韓国のように貧困や無知ゆえに犯罪を犯す者がいたなど思いもしないのだろう。しかし、少しでもそのような視点を持ち合わせていれば、彼らが生まれながらの極悪人というよりも、むしろ上手く生きることが出来なかった人間・不器用な人間と感じられ、急速に我々に親しい存在となるはずだ。そして反対に、そんな彼らの弱みにつけこんで殺人マシーンに仕立て上げた権力者達のほうが死刑囚としてふさわしいのではないか、とも考えるはずだ。しかし、現実には兵達は抹殺され、権力者達は生き延びる。この悲惨な事件(というか映画)の肝はまさにそこにあると私は思う。我々が憎むべきなのは個々の人間よりもそういう社会の矛盾ではあるまいか。そしてそこに普遍性があるからこそ、三十余年経った今でもこの事件の顛末が我々の心を打つのではあるまいか。 |
3.心に刻まれる作品でした。本編中の、韓国の人は理解できているだろうと思われる韓国史の素養が、理解してなかったところがあったのが悔まれました。ソル・ギョングはほんとすごい役者ですね。時間が進むにつれて変化していく演技には圧倒されました!! 【axion】さん 8点(2004-07-01 02:32:24) |
2.上映時間2時間半ほどあったんですね。見事に画面に引き込まれて、短く感じました。実際の実尾島は、それこそ笑顔すら許されない場所だったのでしょうが、映画ではところどころエンターテイメントが入っていて見る者を飽きさせません。韓国映画は、この点ではハリウッドに勝るとも劣らないですし、邦画と比べしまっては失礼な域まで達しています。 最後に、ソル・ギョングはまさにカメレオン俳優であるし、アン・ソンギはやはり最高の俳優だと思いました。しばらく、韓国映画から目が離せない! 【T橋.COM】さん 8点(2004-06-24 00:12:02) |
1.母の写真、飴、血文字、いろいろ見せ所が鏤められていて、ちゃんとエンターテイメントしている。メンフィスベルやプライベートライアンと同じように、ある任務を遂行するために組まれたチームの話だが、前記の2作よりもキャラクターがよく描かれていて感情移入しやすい。完全に日本映画は韓国に水をあけられた。 【カタログ】さん 8点(2004-06-20 17:26:02) |