16.原作がロシアではベストセラーであるためか、この映画版の観客も話や設定を知っているものとして扱われているようです。なので細かい説明は一切なしで、映像のみが最初から最後までフルスロットル。見ていて疲れたし、仮に難解な物語であれば読み解く楽しみがあるものの、ありきたりで難しくもない話の説明不足な部分を脳内で補完してあげる作業は、途中でバカバカしくなります。物語は完全にX-MENなのですが、本作のキャラクター達にはX-MEN達のように個性的な能力がありません(設定上は何かあるのかもしれませんが、映画版を見る限りでは目立った特徴がありませんでした)。ナイトウォッチ達はグループで自警団活動を行っているものの、戦っているのはもっぱら主人公のアントンのみ。他のメンバーにはどんな特殊能力があって、グループ内でどんな役割を果たしているのか、その力量はどう違うのかが一切不明。訳ありげに登場したフクロウ女に至っては、本当に何もせずに映画が終わってしまいます。唯一、その能力について説明のなされた主人公の能力は「未来を見通せる」というものでしたが、彼は彼でその能力がまったく戦いに活かされていません。映像は独創的でカッコよく、VFXの使い方も悪くないため、脚本にもうちょっとこだわれなかったのかと思います。そんな感じでキャラクターの個性すら描ききれていない脚本ですから、物語の核心に迫る後半になると完全にグダグダに。「災いを招く乙女」に「偉大なる異種」とキーパーソンを二人も出して来て、それぞれの物語が交互に描かれるため、面白さ2倍どころか緊張感が途中でぶつ切り状態となるのです。3部作の1作目ということですが、続編はもういいかなという感じです。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 4点(2010-07-05 21:09:35) |
15.「おめー誰だ?」「おら“ナイトウォッチ”だべ。そういうおめーは?」「おら“デイウォッチ”だべ」って感じの会話を、フツーのオジサンたちが繰り広げる。おロシア国からやってきた、ナウい映画。この地味さが、泣かせる。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-04-29 08:07:38) (良:1票)(笑:1票) |
《改行表示》14.映像は斬新さもあり、徹底したダーク的な統一感はありますが、 正直、ほとんど内容がよく理解出来ませんでした。 ストーリー展開も、登場人物のつながりも、その立ち位置さえも...支離滅裂でした。 3部作ということなので、続編を見ない事には分かりませんが、 1作品としては受け入れ難い細部の質の悪さが目立つ作品でした。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-12-26 23:00:15) |
13.予想してたより、スケールがちっちゃくて残念。 【センブリーヌ】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2009-09-28 20:44:50) |
《改行表示》12.主人公がとてつもなく弱いけど、最後には力強いキャラ設定になっていったのが 結構違和感ありだけど、ストーリーも今までにはないまったく新しいものでかなり面白かった。 【将】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-09-14 21:00:54) |
《改行表示》11.確かに言われてみるとX-MENみたいな構図でしたね。 ともかく、WANTEDを先に観ているので、全編通して「・・・」な感想です。 主人公のヘタれっぷりがなんともストレスに。ここらへんがアメリカ人がのび太やエヴァンゲリオンの主人公を嫌う理由と同じなのかも。ただ、大人の男でやってほしくないよなー。それもむさーい顔でw 他には、映像的にはこの手法は面白そうだからやってみた的なものがいくつかあったものの、思っていたよりぶっ飛んだ手法をするでもなく、スローモーションやフラッシュバックとかの見難さだけで終わってたのが残念。 音楽の使いどころも何か変。というかこのセンスがかっこいいと思って使ってるとなると・・・ちょっと痛いかも・・・ 最後の、後編への続け方の展開だけはよかったか。 【みーちゃん】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-01-14 22:34:14) |
《改行表示》10.期待して観ましたが、あまり面白くありませんでした。 「WANTED」を観てからの鑑賞だったので、同じようなシーンがあったりしてニヤリとしましたが、それだけです。 主人公もなんだかパッとしない(弱い)ので、観ていてストレスが溜まります。 物語としては面白そうなので、残念です。 次作の「デイ・ウォッチ」を期待して観てみます。 【かずまる】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2009-01-09 11:25:20) |
9.ロシアで大ブレイク、マトリックスを超えるってキャッチフレーズに期待しすぎました。面白そうな雰囲気は持ってるんだけど、不思議と全く面白くない。ロシア映画ってのはこんな感じなのか?盛り上がりそうで盛り上がらない・・・好きな世界観なだけに逆にストレスが溜まりました、もっと来いよ!ガっと来いよ!ってずっと思ってました。主人公にカリスマ性がないのと、敵役がハッキリしないのと・・・と色々難あり。続編のディウォッチに期待します。 【六爺】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-06 00:29:53) |
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8.光と闇。2極の世界観は単純そう。でも結構分かり難くかったです。異世界のルール、異種の能力、世界に迫る危機とは何か。どれもピンときません。作品世界の説明が不十分と感じました。(もっとも吸血鬼とか狼男とか典型的なモンスターものに馴染みがあると、また印象は違うと思います。)キャラクターの魅力も薄い。総じて娯楽性は弱いと感じました。でもこれは、自分がハリウッド作品の濃くて分かり易い味に慣れているからだと思います。まだ物語は序の口。自分にとっては馴染みの薄いロシア映画。続編に期待しつつも、滑り出し上々とまでは言えないところ。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-04-24 18:19:56) |
7.ああ評価低い。そして、この先もきっと評価は低いと予言する。なぜなら、この映画は、みんながよく想像する、ハリウッドやアニメでありがちなアクションバリバリでスタイリッシュなわかりやすい、ミュータント対決の映画ではないから。主人公からしてウダウダ、バシッとした人物の心と体の動きは一切ない。こんなん嫌いやろ、普通。でも、俺これ好き。俺のツボは、まず、ミュータントのルールがあって、細かな説明なくて、それが、もう観客には当然わかってるやろう的なスタイル。ルールのわからんスポーツを理解しようと必死に観るのは大好きなんで、こんな疎外感好き。後、みんな、ミュータントなのに非常に弱くグズグズしてるところ。ある意味、リアル。光と闇の一大叙事詩なのに、現代の町の一部分で展開されるコジンマリさも、デビルマンみたいに変にでかく描こうとしてないから、不自然に感じなかった。かなりかわってて分かりにくい光と闇の対決やけど。不幸を呼ぶ女、手をたたくと呪える魔女、主人公の隣に敵側が住んでて友達って設定、フクロウの相棒、ゾクゾクします。普通の人には見えないてのが、漫画の「ガンツ」っぽいかも。確か、あれも最初は主人公ウダウダしててかっこわるかったな~。これも後々かっこよく戦えるのだろうか?たぶん無理だろう。次回に期待でとりあえず。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-07 10:41:26) |
6.原作未読です。3部作の1部目。これは評価に困ります・・。内容はおおよそわかったつもりですが、映像面で監督が意図するところがわからない。インパクトが薄い作品でした。主役も影が薄かった。でもハリウッドにない個性的な所があり、それが第2部の「デイ・ウォッチ」に期待させる(第3部はハリウッドで作られるのでそれが心配)。でも2部では「吼え」度はちょっと控えめにお願いします。 【ぶるぅす・りぃ。2】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-07-27 22:13:33) |
【くまさん】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-22 03:24:08) |
4.映像と音楽が「これでもか~!」とばかりに迫って来るんだけど、肝心の話がいまいち分かりづらく、テンポも悪い。やっと面白くなって来たと思うとまた元通りのゆるさ。ハリウッドがリメイクしたらもっと分かりやすくなるかもしれないけど、そうなるとCGのオンパレードにになりそうだしで、なんとも微妙です。続編が作られても観る気にはなれないので点数低いです。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-07-16 01:10:28) |
3.期待してただけあって面白くなかったです。主人公に全く魅力がないしナイト・ウォッチとデイ・ウォッチの組織がどうなってるのかこいつらは何がしたいのか意味不明。最初何か男が両耳に話しかけられてるといきなり老けだしてきたりしたのは何で?バスがいきなり宙返りしたり、戦ってる最中に消えたり、鏡を使ったら見えるとか最後中世の騎士がなぜ現代へ来たのか全くわからなかった。 これ3部作らしいけど大丈夫なのかな。2作目がこの調子ならもう終わりだな。 |
2.派手ではあるけど、中途半端な後味です。話がぶっとびすぎ、、 【civi】さん [映画館(字幕)] 3点(2006-04-28 19:45:58) |
《改行表示》1.ここの登録待ちしてる間に、あちこちでレビュー書きまくっちゃったな…書くこともうないや。とりあえず闇の首領・サヴロン役のヴェルズビツキーの存在感ある演技が拾いモノでした(『グラディエーター2』でもローマ総督役で出演)。光の親玉・ゲッサー役のメニショフもロシア映画界の名優ですから、この作品って割と『Xメン』的な構図で撮られています。そう理解すると主人公のダメっぷりや女性陣のカッコ良さに何となく納得がいくはず。世間では『マトリックス』と比較するのに一所懸命な感じですが、『Xメン』と対比してみてくださいナ。 あと、やはり重要なのはヤン・シュワンクマイエルの手法が随所に散りばめられてる点です。テーマ的にも「ソ連旧体制のKGB VS. 新時代で活気づいたロシアン・マフィア」という対立をシンボライズしているようで、これはヤン翁の『ファウスト』を思い浮かべさせる構図です。なかなか相性がいいですよ、この題材にヤンのゴミゴミした絵作りって。 本作は単独で評価するのは不可能なストーリーなので、とりあえずこの点数にしときます。 【エスねこ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-04-14 12:59:51) |