《改行表示》25.文字通りの大茶番。「真実の芸術」というものの存在を四時間かけて偽証する。 作品内で「これが真の芸術ですよ」と説明さえすればその存在を証明したことになるのだろうか? ジャック・リヴェットとカンヌ映画祭とが己の浅はかさを露呈した記念碑的映画である。 この程度の思考力の者にでも「芸術」は、形だけなら行えるという教訓として大きな価値を持つ。 つまり芸術というものがどれだけ「それらしい」ところで行われているかということの訴えとしては満点に近い。 この作品の主張が、「芸術を行うものが芸術に幻想を抱いていてはいけない」という身を挺した警告だったならば10点を付けている。 【浅田荷葉】さん [DVD(字幕)] 0点(2019-03-28 00:40:27) |
24.いやあーさすがに長い。ベアールのヌードも見飽きちゃった。私は女だし。解ったことといえば絵描きはSでモデルはM、という構図が上手くゆくのだな、ということとフランスって雰囲気のあるロケーションがふんだんにあるんだなあと感心したことくらい。画家の屋敷の庭は広大で美しく、小高い丘にある石造りのアトリエも本宅もその佇まいの威厳のあること、圧倒される。石壁だから冬は寒そうだなあとかいらんことまで想像したりして、絵の進行具合にあまり集中していない自分に気づく。バーキンがエプロンのひもを結ばないのは彼女のファッションポリシーなのかな、とほらまた気が散る。かくも本筋以外のところに目が行きっぱなしの本作だったけど、それだけ画が美しいから、ということにしておこう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-17 00:07:47) (良:1票) |
23.退屈でつまらなかった。ベアールのヌードだけはよかったけど。 【将】さん [DVD(字幕)] 2点(2010-06-13 20:03:26) |
22.私にはまだ早かったようです。ずーっと同じような場面で、正直退屈でした。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 2点(2009-12-25 16:37:12) |
21.4時間近い大作で、ほとんどが二人だけの男と女の画家とモデルの葛藤の様子が淡々と描かれている。画家という仕事とモデルという仕事、両方の立場からそれぞれの苦悩のようなものが描かれている気がする。ただ4時間近くこの二人きりですので、ドラマとしての盛り上がりに少々欠ける気がしてそういう意味で物足りなさも残るが、つまらなくはない。ただ見るには覚悟が必要かもしれない。間違ってもハリウッド映画的な面白さなどは絶対に期待してはならない。そういう人は見ない方が良い。 【青観】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-30 17:34:34) |
《改行表示》20.4時間作品って、観終えるの相当なエネルギーを要する。 だけど、観終えた時、その4時間が有意義と感じたり、4時間を要した必然性を感じたり、4時間頑張ったからこそ感動できるラストがあったり、そういったことがあれば全然構わない。 だけど、本作にはそういったことを感じ得なかった。 特に、散々緊迫したシーンを見せておきながら、出来上がった作品を見せない。 本作を最後まで観た人なら誰しもが見たいであろう完成品を見せないのだ。 これは鬱憤やるかたない。 これは、4時間もこの映画に付き合ってくれた観客に対する裏切り行為だ。 その他、女優に魅力を感じないのもマイナスポイントか。 そして、極めてアートな題材を扱いながら、映像面において何ら突出したものが感じられなかったのも不満が残った。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-16 01:25:53) |
《改行表示》19.ジェーン・バーキンは相変わらずぶさいくですね。 どんな絵が出来上がったのか気になるところですが、 いくらなんでもあの偽物はないでしょう。 つまらなかった、とは言いませんが、 2度見る映画ではなかった。 しかし、ここまで音楽なしなら、いっそエンドクレジットも無音でいけばいいのに。 |
《改行表示》18.真の芸術とはすべて言語的であるし、言語性を帯びない作品はどれほどの技法や才や色彩が詰められていても駄作である。絵画の場合、画家と被写体の関係性や交錯する想い、性格だとか情念が投影されたものが傑作であり、真の画家が満足できる唯一の到達点であろう。精神や魂という高次元を具象的に表現する方法を人類は知らない。言語や言語性を帯びた表現によって抽象的に提示するのみである。さてこの映画、アトリエの薄暗さとドアの外の眩い光であるとか、その密室性も忘れ難いが、真に特筆すべきは、ゴダールのような、あるいはフラーのような教示的姿勢であろう。リヴェットは真の芸術家とは何か、あるいは芸術の見方を提示してくれているのであり、観客論を含めた広義での芸術論を教示するためだけにこの映画を我々に捧げてくれたというこの事実である。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-29 02:27:09) |
《改行表示》17.私が観たのはCSで放送された修正版です。 ベアールさんが動くたびに、ぼかしがうろうろしてとても観づらかったです。 かえって無修正のほうが自然でいやらしくないのに・・と思いました。 ベアールさんの豊満な美しさに圧倒され、ピコリさんの画家としての苦悩が伝わってきました。 4時間は確かに長かったですが、創作時の緊張感がなぜか心地よい。 不思議な魅力に包まれた作品。 ちなみに(いさかいめ)と最初は読めずに辞書を引きました(汗) 漢字も覚えられて得したとしておきましょう。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-12-19 22:29:24) |
16.優れた芸術作品が生まれる過程が実際にこの映画のような流れだとは思わない。リアリティを感じない。 まず、画家の人物造型に胡散臭さを感じてしまった。例えば「銀河が始まる前の混沌、それを君に見たいんだ!」という言葉には失笑してしまう。芝居がかったことを言い、大げさに苦悩するのだが、こんなことを言うのは理屈ばかり先行する三文画家だと思う。コメディ作品の画家を風刺する場面ならこんな台詞があってもよいが、大真面目に才能ある画家を描きたかったのだとしたら、類型的で安直なイメージだという他ない。 そして予想通り、四時間かけたあげく完成した作品は見せてくれない。あれほど期待を煽ってしまえば、本当に絵画史に残るような傑作を見せないと観客は納得してくれないだろうから当然だ。マンガの中に登場する「素晴らしい絵画」がしょぼくて読者に嘲笑されるのと同じで、仕方のない流れである。だが仕方ないとわかっていても、やはりこの映画は絵空ごとだったと白けずにはいられなかった。私は絵が好きで、よく美術館にも行くが、この映画に出てきたような被写体の内面を露にして、モデルを苦悩させるような絵が実在するとはどうしても思えないのだ。絵が登場しなかったことについて何かしら深い意味を読み取ることもできるのだろうが、ただ単にそんな絵を見せる自体が不可能だったのだと思う。 もしも創造の過程を描きたいのなら、実際の画家に密着してドキュメンタリーを撮ればいい。沈黙の中に絵筆の滑る音だけが響く場面は確かに心地よかった。でもこれは安っぽい嘘っぱちだ。いくら映像や演出でリアリティを求めたとしても、現実には遠く及ばない。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-15 15:53:20) |
|
15.舞台がパリではなく、陰謀も無いせいか、これまでのリヴェットの映画とは作風が違う(長尺という部分はリヴェットらしい)ように感じる。それがダメというわけではなく、コレはコレで良かったのですが、初見時はちょっと戸惑いました。 ひたすらに絵を描く風景が描かれる中で、音楽を消し去り、絵を描く音だけを響かせて、画家とモデルの間に生まれる緊張感、そして画家とモデルの間に築かれる関係の微妙な変化を際立たせる。とくに何度も見たいとは思わない作品なのですが(長いし..)、なぜか既に4回見ている。何度見ても絵を描く風景の独特な緊張感には引きつけられます。画家は容姿ではなく内面を描く。内面を見られることは裸を見られることよりも辛いことなのかもしれません。無意識的に目を背けていたものが人間の奥底に潜み、それが暴かれたら..。そしてそれを暴くことが芸術だとしたら、芸術とはなんて残酷なのだろうと思わずにはいられない。完成した絵が画商の手に渡らなかった結末に、映画が芸術であるための何がしかのメッセージととるのは考えすぎでしょうか?リヴェットってそういうことしそうなんですけど。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-11 15:19:40) (良:1票) |
《改行表示》14.映画館で休憩があった映画はこれが初めてだった。 長くて辛かったのを覚えてるけど、テレビでのんびり観たら面白かった。(映画館) 【zero828】さん 7点(2004-02-24 20:01:00) |
13.私もヌードの為に見たクチです。正直つまらんかった。 【犬】さん 3点(2004-02-12 21:48:59) |
12.ヌードで話題でしたけど、内容はさっぱりでして。芸術?そんなもんですかね? 【たかちゃん】さん 4点(2003-11-28 16:38:35) |
11.エマが好きだったんで映画館でみたが退屈。大半の時間が絵描いてるだけ。 【guijiu】さん 3点(2003-11-27 01:05:22) |
10.ベアールのヌードを観るための映画です。私はそうだった(笑)。 【オオカミ】さん 5点(2003-11-18 16:33:01) |
9.たまに観るおフランス映画はなぜか長ーく感じてしまいます。ヘア監禁になるほどの芸術作品で話題になりましたが、画が分からない私には絵描きの心境の変化がイマイチ感じ取れず、退屈なものとなりました。 【フィャニ子】さん 2点(2003-05-14 16:32:54) |
8.うん。、つまらなかった。僕も画家だけど楽しく見れなかった。 【レンジ】さん 4点(2003-04-25 21:35:51) |
7.ネタバレ注意。なんでこの映画が一般に高く評価されるのか分からない。多分皆最後まで見てないんじゃないかと思う。べアールをモデルにした絵を書くにあたって、画家の家族内、モデルの家族内での軋轢が延々と描かれる。何を言いたいのかと我慢をして見た。すると最後に画商が「絵とは何ですか。」と画家に聞く。画家は「絵とは言葉で語るものではない。数字で語るものだ。」と言い放ち、画商と共に家に入っていく。芸術も経済行動(金儲けの手段)だという落ちであるが、何も勿体つけて長時間かける必要はないと思った。 【長春】さん 3点(2003-02-26 08:02:07) |
6.いつも映画の原題を一応チェックしますが『ザ・ビューティフル・トラブルメーカー』が『美しき諍い女』ですか~。最近は原題のままというタイトルが多い気がしますが、内容に合った邦題だったらタイトルを変えるのもいいんじゃないかと思います。ただ“『チェンジング・レーン』を『車線変更』と訳さなくて良かった”と思うものもありますね。 【眼力王】さん 4点(2003-01-27 17:04:47) |