《改行表示》50.正直言って、この映画のどこが面白いのか分からない。 序盤はかなり退屈で、いつ物語が始まるんだろうと思っていたが、最後まで観て結局ひどい気持ちになった。やはり最初の印象は大きかった。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-01-08 23:19:54) |
《改行表示》49.すみません、コレ、好きなんです。ヘンな映画ですけどね。バイオレンスを片田舎のフツーの家庭の日常に持ち込んだ、画期的(?)な作品。 何しろ、ヤな奴ばっかり登場する、この不安感。主人公ですら、そんなに好感もてるヤツじゃない。妻が村の男に暴行されるも、彼女の自業自得みたいな面がある上、その事実を主人公がまるで知らないってのがスゴイ。普通なら、クライマックスで展開される暴力は、この事件に対する復讐として描きそうなものですが、本作ではそうは描かない。暴行事件自体はこれでもかと我々の前で描きながら、一方、知らぬは亭主ばかりなり、あくまで哀れでマヌケな小心者として描かれる。そして、クライマックスの一軒家での攻防戦は、まったく別の事件をきっかけに巻き起こり、ここに至って主人公はブチ切れる。「ここは自分の家だ」という、ただその理由で迫りくる敵と戦い、言う事を聞かない妻に対しても暴力を辞さない(この点からしても、本作は「復讐譚」の真逆を行ってます)。もうここからは、ホラーかオカルトの世界。暗闇の中で周囲から隔絶された一軒家、ここではBGMも用いられず、霧笛だか何だか知らんけど不気味な低音が断続的に聞こえてくるだけ。無軌道な破壊が繰り返され、そして鮮烈な銃声が響き渡る。 外から迫りくる敵の狂気に対し、ダスティン・ホフマン演じる主人公も、完全にイッちゃってます。いったん暴力に踏み出せば、もう引き返すことはできない。ラストのセリフにもそれが表れていて、虚無感に満ちた余韻が残ります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-12-30 09:17:29) |
《改行表示》48.平和主義のどこか頼りない主人公が、村人たちの理不尽な暴力に巻き込まれ、最後は暴力で対抗して皆殺しにするさまはやるせない。 妻や自分を守るために、どうすればよかったかを考えさせられる。 ただ、救いのないバイオレンスの嵐に後味が悪い。 暴漢どもをやっつけたカタルシスもない。 【飛鳥】さん [地上波(吹替)] 4点(2012-12-31 00:25:58) |
《改行表示》47.最初は社会派ドラマかと勘違いしていて、結局何が言いたいんだろうと思ったけど、 娯楽作としての心理サスペンスなら納得はできる。テーマは暴力とセックス。 主人公が人間の理性、妻がセックス、村人たちが暴力の象徴として描かれていて、 ペキンパーらしいストレート勝負の演出。ラストの主人公のセリフがすべてかな。 若い奥さんは、何を考えてるのか今一つよくわからなかったけど。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-04 02:28:25) |
46.ラストが物足りない…。非常に幼稚な感想を言わせてもらうとあのまま他の町人も全員撃ち殺して欲しかった。怒りがだんだんと積もって遂に爆発する過程も丁寧さに欠ける気がする。よそ者を毛嫌いする嫌な田舎臭さだけが印象に残った。 |
45.今見返すと古くささは否めないと思いますが、間違いなくセンセーショナルな作品でした。最後に描かれる爆発的な暴力描写にカタルシスを覚えました。ダスティン・ホフマンにスーザン・ジョージというミスマッチ感覚の配役もよかったと思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-04-29 21:56:36) |
44.「ペンは剣よりも強し」イギリスの小説家・リットンの戯曲『リシュリュー』の中の言葉です。この映画をご覧になった方には、この言葉はどのように感じられるでしょうか。殴る蹴るだけが暴力ではない。人間性と尊厳を踏みにじる行為そのものが暴力である。まさにそのことを具現化した救いようの無いバイオレンス・ムービーの傑作のひとつ。 【hiko】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-03-22 21:09:42) |
《改行表示》43. 口先だけ達者で頼りない男と、体ばかり成熟して頭ん中は空っぽの女。こんなカップル、日本にもたくさんいますね。 サム・ペキンパーとダスティン・ホフマンが一番脂がのっていた頃の作品。 「知らない人についていってはいけません。どこへ連れて行かれるかわかりませんよ」…本作を観て、そんな教訓を覚えるかと思います。 ↑が2009年に書いた感想。 今、見直すと、なんで8点も付けたのだろうって感じ。 自分が年を取ったせいか、こういうアメリカン・ニューシネマみたいな作品は、もう飽きた。 バイオレンスというのは古くなるものなんだと実感。 【クロエ】さん [レーザーディスク(字幕)] 5点(2009-01-29 06:22:12) |
《改行表示》42.この映画に不快感や嫌悪感を感じる人はむしろ正常な反応だと思う。ペキンパーは暴力のありのままの真の姿を描く。だから、その陰湿さに不快に感じるのは人として当然であろう。 とかく、バイオレンス・ファンタジー(暴力=バッピーエンド)が大手を奮ってるようなアメリカという国で、彼だけは異質な存在である。暴力の残酷さ、陰湿さ、その後の虚無感を見事にえぐりだしている。だからこそ不快感を感じる人もいるだろう。 だが、自分をそれを見事に描きだすペキンパーの才能を評価してやまない。とかく彼を暴力賛美者として誤解してる人が多いが、それは間違いだと思う。ペキンパーは暴力をリアルに描くことにより、暴力の虚無性をありのまま映し出してるだけなのである。 【ミナト】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-24 14:03:14) (良:1票) |
41.前半と後半の展開の違いさ、凄い。いい人の代表例だったダスティン・ホフマンにここまでさせるとは。。うーん、サム・ペキンパーって人はほんと、偉大。精神薄弱者に牙をむくとか、ある意味人権問題オオアリなんだけど、それを後半のお陰で吹っ飛んでしまった。。。久しぶりに、強烈な映画を見たって気分。アンチ暴力に暴力させたら怖いんだぞ(笑)バイオレンス描写が上手い彼ですが、今の世論的に彼の監督した映画の3割ぐらいは普通のゴールデンじゃ放送できないな、と思ったのは自分だけかな。。 |
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40.露出の多い服を着てる女性にこそ見てほしい!他人の視線を集めるということはとても危険なことなのですぞ!!! 自分の身は自分で守ろう!!!! 【カイル・枕クラン】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-03-17 22:18:56) |
【たま】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 23:06:40) |
38.高1くらいの時に「ペキンパー映画見なきゃ」なんてこまっしゃくれて見たら後味悪いのなんの。毒にも薬にもならない映画が多い昨今、間違いなくこの映画は毒です。毒を思いっきりあおりたい時、この映画は効きますよ。 【5454】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-05 01:10:26) |
《改行表示》37.これもかなり前に観たなあ。金曜ロードショーがまだ水曜ロードショーだったころです。なので記憶違いなこと言ってたらスミマセン。今にして思うと、人間の本能を見せられた感じ。暴力性、残虐性って誰でも生まれながらに持っている本能でしょ、人間は肉食だしね。言葉や態度も悪意を持てば暴力になる。でも人間はそれに対する罪悪感、嫌悪感、罪の意識を学習する、普通はね。だから殆どの人は無事に生きている。けれど何かがきっかけとなって隠れていた暴力性がむきだしになるのね。あの男を引き渡せば事はすんだかもしれないのに、それをしなかったホフマン。ここがポイントのような気もするのよ。自分と同じく普段まわりからバカにされ、いじめられていた男だったよね?? でも決して正義感からじゃないの、これだけは明確だと思う。 この監督さんは人間の残虐性や暴力をリアルに描くことで暴力を批判しているタイプだと思います。そこのところがキューブリックと似てると感じる、キューブリックの描く暴力のほうが不快であり、ペキンパーには娯楽性があるけど。 そこのところを理解して観ないとちょっと怖いですね。 【envy】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-09-11 14:14:39) |
36.ペキンパーの作品ってホントにオープニングがカッコいいんだよね。これから何が起こるんだろうみたいな。ダスティン・ホフマンは役として合っていると思う。 |
35.妻の不安をよそに何も行動を起こさない主人公デイヴィットにさんざんイライラさせられ、我々は暴力に対して暴力で答えるデイヴィットを期待する。そして終盤、遂にブチギレて、ひとり果敢に戦うデイヴィット。文章で書くと爽快感を得れそうな展開だが爽快感は皆無。後味の悪さだけを残す。人間に潜む「暴力性」を描く、という観点からすれば、この後味の悪さこそが正しい「暴力」の描き方なのかもしれない。前半のイライラ感は実は目に見えない「暴力」のせいもある。平和主義というよりは、なんとか穏便にやり過ごしたい、いや勝手に穏便になるのを待つだけ、というデイヴィットは、不安を訴える妻に対して手を上げない暴力を振るっていると言える。けして楽しめるアクション映画ではないが、あえて楽しめないことを評価したい。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-25 17:11:13) (良:1票) |
34.昔からずっと困ってるのは、ペキンパー映画のどこが面白いのかサッパリ不明な点。この作品も、当たり前のように見終わってしまって「え? どこが衝撃だったの?」と狐につままれた覚えがある(まんま犯罪実話ちゅーかねー、普通な展開だと思う…)。まーオイラは『フリークス』なんかも特別ショッキングな映画だと思ってない人間なワケで、『プライベート・ライアン』でも思わず笑っちまったし(しかも映画館で…ひんしゅく買いまくり)、感性的なズレが大きいんだろうなー。ダスティン・ホフマンの演技よりも、イギリスの田舎の息苦しい空気を演じきった脇の方々に敬意を表したいっす。この映画で初めて「世界のどこだろうと村社会っちゅーのはあるんだ」ってのを理解しました。 【エスねこ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-08 07:12:24) |
【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-06 19:59:08) |
32.全編を通して重苦しい雰囲気が漂い,見ているのが少々苦痛だった。 【北狐】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-03-15 09:39:48) |
《改行表示》31.映画開始直後からずっとハラハラしていた。何も起こってないのに『なんかヤバイこと起こる!!』って。ああ疲れた。才能ある人の映画を見るのは疲れる。 【キュウリと蜂蜜】さん 8点(2004-11-17 00:11:09) |