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地平線

[チヘイセン]
1984年上映時間:136分
平均点:6.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1984-02-11)
ドラマ戦争もの小説の映画化
新規登録(2005-04-23)【あにやん‍🌈】さん
タイトル情報更新(2021-03-18)【イニシャルK】さん
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監督新藤兼人
キャスト乙羽信子(女優)藤木秀代(40代以降)
藤谷美和子(女優)藤木秀代(20~30代)
永島敏行(男優)藤木良夫
時任三郎(男優)藤木太郎
秋吉久美子(女優)藤木サクラ
田中美佐子(女優)藤木モモコ
川上麻衣子(女優)藤木アヤメ
ハナ肇(男優)寛次郎
園佳也子(女優)タエ
愛川欽也(男優)大森
井川比佐志(男優)ミナミ
風間杜夫(男優)ヤマモト
西田敏行(男優)ヨシダ
戸浦六宏(男優)ドブネズミ
森塚敏(男優)老いた一世
初井言栄(女優)ヨシダの母
原作新藤兼人「祭りの声」
脚本新藤兼人
音楽林光
作詞阿木燿子「地平線」
作曲宇崎竜童「地平線」
主題歌宇崎竜童「地平線」
撮影丸山恵司
配給松竹
編集近藤光雄
録音橋本泰夫
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【クチコミ・感想】

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2.これ原作も新藤さんが書いてて、岩波新書だったかな、豊かなエピソードが良かったんだけど、そのおいしいところをカットしてつまんない部分だけつなげたって感じ。収容所でみんなで滝を作り始めた話なんてすごくいいのに、映画では集団で抗議するシーン。残念だなあ。二世言葉をリアリズムで再現したのは立派かもしれないけど、ちゃんとした日本語喋ってるのをよく知ってる俳優さんが演じると、滑稽に見えちゃう(昔『アラスカ物語』ってので丹波哲郎がインディアンの大酋長やってたので笑ったのを思い出す)。一番ヘンなのは家族構成で、永島君と乙羽先生が夫婦で娘の秋吉が16歳、その妹の田中美佐子は、そのころ放送中だった「おしん」で乙羽先生と嫁姑のいびり合いをしてたもので、もうまともな家庭には見えなかった。永島君の顔がヘンなまっ茶色のメイクだったし(もしあちらの日焼けの見事なリアリズム描写だったらゴメン)。収容所から帰ってきたとき、親切だった隣人もいたんでしょ。そういうところで原作は厚みを感じられたのに、なんか移民の苦労話ということで愚痴ばかり集めてしまったんじゃないかなあ。日本の風土のなかだと「愚痴」が芸術に昇華される例もあるんだけど(成瀬とか)、あの乾いた国では、あくまで愚痴は愚痴。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2012-12-18 09:43:41)
1.当時、この映画のテレビCMがなかなかに先鋭的でいい感じだったので、興味を持って映画館に行きましたが、実際の映画はCMのセンスは微塵も感じられない、当時でも十分に野暮ったい、古くからの日本映画の世界。「騙された!」と思いました。でも、だから駄目な映画という訳ではなくて。戦前にアメリカに渡った日本人の家族の歴史が語りかけてくるのは日本人としての自我。日本人である事が許されない時代を経て、日本人である事を喪失してゆく次世代の姿を通して、この国に生まれ、脈々と家や血の繋がりで歴史を築いてきた人々への敬いの気持ちを喚起させます。まさにこれぞ日本映画。ただ、問題は藤谷美和子から乙羽信子へのバトンタッチが違和感あり過ぎな事。どちらも非常に存在感のある、いい演技をしているのですが、いかんせん同一人物として認識するには無理がありました。映画を見ている人間に、藤谷美和子がいなくなっちゃった、という喪失感を与えてしまうのは、全くのところ、想定外な状態なんじゃないかと。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-23 21:21:43)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
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400.00%
5150.00%
600.00%
7150.00%
800.00%
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