147.哀しいですけれど現代が舞台だとマッチングアプリでプロフィール盛ってましたみたいなペーソスもへったくれもない話になっちゃいそうですね(笑)。物語も技法も素朴すぎるのは否めませんが、サイレント映画という古びてしまった形式が却っておとぎ話のようなストーリーに説得力を持たせているとも言えます。既にこの映画の製作時にはトーキーへ主流が移りつつあったのでチャップリンもある程度自覚して生まれた時点で古典でもあるような作品を目指したのではないでしょうか。完璧な映画だとは思いません。観客を飽きさせない工夫としてロマンスやコメディだけでなくボクシング映画やギャング映画の要素まで取り込んだ盛りだくさんの内容になっているのは悪くないのですが、個々のギャグはナンセンスというだけでそれが物語の進行上意味のあるものではなく不要と感じてしまうところも多いです。金持ちの男と何度も遭遇するのも偶然にしてはできすぎていて不自然です。黒人のボクサーがカットによって起き上がっていたり倒れていたりするシーンは明らかに編集ミスです。それでもこの映画のラスト5分間はここだけのためにでも見てよかったと思わせるものです。複雑な心理を描くことに成功した切ないクライマックスです。このラストシーンには台詞を一つ加えることも削ることもできません。 |
《改行表示》146.チャップリンのギャグはツボに入らない事が多い私だが、ボクシングのシーンはドリフのコントのようで笑った。 凄く奇麗にまとまっているストーリー。ラストシーンはハッピーエンドなのかと思っていたが、ここのレビューを読むと解釈が二分されているのがまた面白い。 【alian】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-07-29 01:19:14) |
145.チャップリン社会風刺系の方が好みでロマンス系はどちらかと言うと苦手なんですが、これはキレイにまとまっていてよかった。 |
《改行表示》144.よく練られている。チャップリンが現代に映画を作ったらどんな感じだろう、と期待するが、きっとこの時代にこの物語で合っていたのも確か。 コメディでありながら、大人のファンタジー。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-15 23:10:57) |
《改行表示》143.約90年前の映画でサイレントでストーリーもベタだけど繊細。 チャップリンが創り込んだ笑いと哀愁が凄い。これが映画の力なんだなーと感心。 |
《改行表示》142.すごくすごく期待してしまった分 肩透かしを食らったのもまた事実 |
141.チャップリンの映画を始めて観ました。クスッと笑わせるシーンもあり、やさしさ溢れる作品ですね。他の作品も観たくなりました。 【たけたん】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-07 08:03:38) |
140.心の中に潜んだ本音、思い違いの大きさ、見返りを求めない行動、美醜問わずこういうものを一気にさり気なく見せられると思わず感動してしまいます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-08-27 21:43:30) |
139.・・・・・・・・至高の映画です・・・・・・・・ 【cogito】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-08-04 19:31:09) |
138.チャップリン映画の中で2番目に大好きな作品! 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 9点(2013-09-17 15:15:18) |
|
137.やはりチャップリンには悲哀と狂気がよく似合う。様々な意味での強者と弱者、その逆転、そして観る者の感情を揺さぶるラスト。素晴らしい。 【noji】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-04-07 22:47:29) |
《改行表示》136.チャップリンの最高傑作で、チャップリンの才能がいっぱいに詰まった作品。 演技、間合い、ストーリー、すべてが計算尽くされ、オシャレに洗練されている。 セリフなしでこの表現力はまさに芸術品。 酔うと別人格になる金持ちとチャップリンのからみがおかしい。 そして、切なく余韻のあるラスト。 コミカルでハートウォーミングな名作で、後のコントやドラマ、映画にどれだけの影響を与えたかがうかがえる。 パイオニアとしての凄さも加味して満点で。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-02-16 19:51:06) |
135.これって長谷川伸の股旅ものとつながってるよね。しがない渡世人=浮浪者のささやかな善意と、それが報われるドラマ。「日本人にしか分からない」とか言われる人情の機微って、思いっきり世界普遍のものだ。眼が見えない=正体が分からない、という仕掛けを十分に使ってドラマを展開し、ラストの控え目な対話だけでサラリと終わらせる鮮やかさは西欧のものだけど。娘に対しては慈善紳士と浮浪者がチャップリンに重なり、金持ち紳士に対しては、絶望から救った親友と見知らぬ浮浪者が重なる。はっきり見えているのはどちらにも浮浪者としてのチャップリンのみ、しかし二人の心の世界に存在していたのは慈善紳士と親友だったわけだ。食べられないものを食べるギャグは、ここでも紙テープや石鹸が登場した。ボクシングシーンでさっとレフェリーに重なる動きの見事さ。動きと言えば、大したギャグではないのに、歩道の背後で上がり下がりするエレベーターの縁でハラハラさせるのなんか、彼の体技で魅せてくれた。落ちそうで落ちないってギャグ、チャップリンの好きなモチーフだ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-08 09:54:10) (良:3票) |
134.ごめんなさい、女の人の演技がちょっと気味わるくて。 【kagrik】さん [地上波(字幕)] 6点(2012-02-16 10:13:54) |
133.心はいつも「街の灯」のチャップリンのように生きたい。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-30 19:19:38) |
《改行表示》132.チャップリン映画の中では一番好きな作品。 久方ぶりに再視聴したら、ハラワタが捩れるほど笑えて、やっぱり面白かった。 無声映画だが、バックに流れる音楽がきれいで途中で飽きるということもない。 全体が一つのストーリー仕立てになっており、コントギャグが約8割、 盲目の少女とのエピソードが2割程といった構成。 欲を言えば、少女とのお話はもう少しシナリオを練り込んでほしかったかな(特にラスト)。 笑った後にほっこり温かい気持にさせてくれるという点では、 チャップリン作品の中でもダントツの出来映え。お薦めです。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-22 05:42:26) |
131.小さいときに何度も見ました。未だに深い印象が残っています。 【HRM36】さん [地上波(字幕)] 9点(2011-06-06 13:54:31) |
130.この映画を語るならやはりラストのチャップリンの表情になりますね。 【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-21 15:56:19) |
《改行表示》129.この映画が作られたのは1931年だが、トーキー発展の最中、その流れに逆らって生まれたものだ。チャップリンは「トーキーは映画をダメにした」と言ったそうだが、彼の発言通り、この映画はサイレント映画の魅力を最大限に出していると思う。 最小限の字幕と音楽、何よりも役者の仕草や表情だけで映画を見せる。見る者はそれによって思考を巡らし、想像をかき立てる。その集約がラストの再会シーンだろうと思う。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-19 12:15:41) |
128.映画ってほんとにいいもんですね、と言いたくなる映画。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-19 17:45:40) |