《改行表示》42.今のところ0点を付けておられる方と9点を付けておられる方がいらっしゃらないようですので、どちらにしようか迷ったのですが、9点にします。というのは勿論ウソですが、実際、評価が分かれやすい映画かとは思います。私も初めて見た際はそれなりに戸惑いを感じましたが、それはおそらく「『用心棒』をリメイクする以上は、どうかヘンな作品になってませんように!」とか妙なことを願いながら見ちゃったからで。いや、ヘンな映画、上等じゃないですか。どうアレンジしてくるか、という楽しさ。そもそも、仮に元映画をそのまんまリメイクで踏襲したらなば、それはリスペクトと言えるのか、それとも「作り直しの必要あり」という挑戦的なメッセージなのか? ブルース・ウィリス演じる主人公、いまいち何がやりたいのかよくわからんのですが、その点に関しては元の『用心棒』だって、主人公の桑畑三十郎は飄々とするばかりでつかみどころのない存在。こういう謎めいたところがリメイク作としての可能性にも幅を持たせているような気がします。元映画のいかにも乾ききった舞台、そして最後の決闘。いかにも西部劇っぽいから、いったんは西部劇にパクられて新たな世界を繰り広げた訳ですが、今度はこうやって、ハードボイルドの側面を先鋭化させたギャング映画の世界として生まれ変わる。 映画全体がくすんだ色合いで描かれていて、いかにも非現実の世界を感じさせます。三文小説の世界、といってもいいかもしれませんが、とにかく現実感を削ぎ落したハードボイルド。どの登場人物に対し好感が持てる訳でもなく、ある意味、不毛ともいえるようなやりとりが続いていく。この一歩突き放したような「どうでも良さ」加減、初見時こそ戸惑いを感じたものの、今では本作の魅力だと思ってます。ジワジワと引きこんでいく感じ。 そこに、80年代のウォルター・ヒルの、「バイオレンス監督」という誤ったイメージ(?)の残り香みたいなものも感じさせる派手な銃撃戦が織り込まれていて、ブルース・ウィリスが二丁拳銃をぶっ放しまくれば、撃たれた敵はあり得ないくらい後方にぶっ飛んでいく。実際には銃弾で人間がぶっ飛んだりはしませんからね~。しかしこの、ケレン味が嬉しい。 成功作かと言われると、なかなかハイとは言いづらいのですが、独特の魅力が詰まったユニークな作品であることは間違いないと思います。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2023-07-02 08:26:41) (良:1票) |
41.意外と西部劇も悪くなく拳銃を持つ姿が凛々しい。 【TERU】さん [ブルーレイ(吹替)] 3点(2023-04-03 21:49:32) |
40.2018.05/03 BS鑑賞。セピア色の背景で男のロマン、生き様を強烈に演出し一人称の語りをベースに展開。カッコ良い出だし。でも途中であっと驚く黒澤明の「用心棒」をもとに「椿三十郎」がチラホラ。びっくりした~リメイク版だったようですね。「荒野の七人」は良かったがこちらはただただ撃ちまくり己には銃弾が当たらない設定。ちょっと無理筋が残念。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-03 23:54:27) |
《改行表示》39.おっ黒澤明だ!ウォルター・ヒルだ!んでもって当時人気絶頂のブルース・ウィリス 主演!! と期待していったら、共倒れだった印象。主人公が用心棒に比べるとなんかせこい。 【いそろく】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-04-02 20:19:46) |
38.ウォルター・ヒル、ブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケンと非常に良いスタッフ・キャストがそろいました。ウォルター・ヒルが往年の輝きをちょっとだけ取り戻した感じのした作品です。物量にものを言わせる銃撃戦は私好みなので満足して見ました。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-03 12:32:05) |
37.「用心棒」をほぼなぞる形のリメイクではあるが、元作の用心棒が良く出来ているだけに評価は難しくなる。けど、レンタル料金分は楽しんだ。そこそこ面白い。まあ、これも元作の脚本が優れているからなのかもしれない。しかし、役立たずの用心棒を三十郎が逃がす場面を、娼婦や情婦でリメイクされても「それはちょっと違うんじゃない?」と思ってしまう。 【クルイベル】さん 6点(2004-11-01 09:23:57) |
36.用心棒と比べてしまうとなんですが、まあ西部劇のアクション物として見たら、そこそこ楽しめました。自分も含めてそうですが、原作への思い入れによって評価って変わるんですよね。それを見比べるのも楽しいですね。 【tantan】さん 6点(2004-09-14 00:37:36) |
35.「用心棒」は未見です。でもいろいろ言いたいことがたくさんある作品です。あのね、演じている役者だけがノリノリで面白がってやっている、一方通行って感じ。ウォーケンだけノってないみたいね。禁酒法時代のギャングの抗争を埃っぽいテキサスに持ってきたわけだけど、これどうなんでしょう。三つ揃いを着たギャングには、冬の都会の暖房の蒸気と濡れた歩道という背景があったほうがやっぱりいいなあ。そしてブルース・ウィリスなんですが、いい人なのかマヌケなのかセコイやつなのか、何だったんでしょ。ハードボイルドに決めようと、必死で眉間にシワをよせているブルース、それがなぜかだんだん可笑しく、可愛らしく思えてきた。いくら眉間にシワ寄せても、隠しきれないやんちゃ坊主みたいな愛嬌があるのね。これはコメディだったのかもしれないという結論に達して見終わった次第です。でもブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケン以外の役者が地味すぎ!せめて酒場の経営者はもっと個性的な俳優にするべきだ。ブルースの一瞬きわどかったすっぽんぽんにプラス1、いや2点あげちゃお。 【envy】さん 5点(2004-09-13 09:34:24) |
34.絶えず、渋く眉間に皺寄せてるブルースウィルスといい、舞い立つ砂埃といい、痛いバイオレンスシーンといい、オリジナルに敬意を抱いてるのはわかれるし、ちゃんと撮ってるし、頑張ってるんだけどな・・・・。どなかたも指摘されたように、モロにハードボイルドを意図した演出が仇になってると思う。オリジナルは、結果として完璧なハードボイルドになってるが、こっちはハナからそれを意図してるところが大人と子供の差がある。残念な作品。ライクーダーの音楽は良かった。 【ひろみつ】さん 5点(2004-06-13 11:19:03) |
33.ブルース・ウィリスの主演って、「ジャッカル」にしても本作にしても、リメークものっってダメですね。黒澤の「用心棒」のリメーク数ある中で、本作は、私の中では、ヴァンダムのと同レベルの評価ですね。やたらにハードボイルドを意識している演出が、逆効果だった気がします。 【オオカミ】さん 5点(2004-05-16 20:47:34) |
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32.単なるアクション映画になっている。監督さんもっと勉強を・・・ 【ボバン】さん 4点(2004-04-22 23:53:31) |
《改行表示》31.血なまぐさ、残酷さだけが印象にのこってる。黒澤の用心棒は殺伐とした中にもユーモアがあったが、これはひどいと思う。 あと、この作品は淀川長治氏の最後の日曜洋画劇場解説作品です。 淀川さんはこの解説の収録の翌日に亡くなられました。 最後の解説作品というのでTV放送で見たが上記の事しか印象に残ってない。 【リモ】さん 1点(2004-02-23 00:37:46) |
30.ブルース・ウィリスが好きなので自分は好きです。アクション作品としてはいい線行っていると思うのですが...ちょっと点が低くて残念です。 |
29.ブルース・ウィリスは良かったんだけどあまりにも内容がねぇ。・・・この映画96年の作品だったのね、もっと古いと思ってた。 【ディーゼル】さん 3点(2003-12-08 23:43:11) |
28.あら?西部劇?ブルースウィリス?と思ってなんとなく見てたんですが、それなりに楽しめました(^^) 【ブチャラティ】さん 6点(2003-11-24 22:19:10) |
【拇指】さん 4点(2003-11-23 23:58:19) |
26.偏見かもしれないけどブルース・ウィリスは違うと思う。 【為替差損】さん 3点(2003-11-21 23:36:39) |
25.銃撃戦が凄い迫力。敵のやられっぷりが、まるで日本の時代劇のような仰々しさ。 【ガッツ】さん 7点(2003-11-17 23:32:30) |
24.「用心棒」の西部劇版は「荒野の用心棒」で見ているので今更な感じ。いっそのこと、この時代設定なら西部より東部を舞台にしてくれたほうがガラッと変わって良かったかも。話、ややこしくなりそうだけど。 【R&A】さん 4点(2003-11-06 13:59:04) |
23.カッコ良かったです。。これは映画として大事な要素! |