51.エリオット・グールド、ドナルド・サザーランドが共演する傑作の誉れ高い本作でしたが見るも無残な内容に心底ガッカリ。起承転結がなくニコリとも出来ない単に下劣な悪ふざけが延々と続くだけ。血まみれの手術シーンでの兵士はうめき声一つ上げるわけでもないマネキンのような扱いに厭戦が感じられない。ベトナム反戦を謳っていながら舞台が朝鮮戦争という製作陣の気概の無さに白けて、小馬鹿にしたような日本描写に怒りがこみ上げる。 |
《改行表示》50. あえてジョークがわからない無粋な視点でこの映画を語ろう。 ベトナム戦争当時の反戦気分を反映した戦争風刺。ホークアイやトラッパーらが内輪で連む姿は、軍医の立場を利用し「冗談」という言い訳を用意したイジメの構図を内包。野戦病院を学校現場に置き換えれば一目瞭然。そりゃあイジメる側からみれば痛快だろうが、この種の閉鎖的な「仲間意識高い系」は気持ち悪い。実社会でも似たような例をみているからね。 手術場面のリアリズムやフットボールの予定調和(注射のインチキや逆転勝ち等、黒人差別の味付け含め)は免罪符にならない。いつの間にかホットリップスは無邪気に豹変したが、彼女の訴えは回収されていない。 戦争に対する風刺を大義名分にすれば、何をしてもブラック・ジョークで笑い飛ばせるとでも? 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 1点(2017-04-09 11:22:47) (良:1票) |
49.コメディーとはいえあまり笑えなかったし、病院ものとはいえ、グロが濃すぎるところが気分を害する。 【チェブ大王】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-03-05 19:18:02) |
48.「戦争中?前線?そんなもんどうでもいいわ!くだらねえ!」・・・ということなんでしょうか?そう思って見るとなるほど、とも思います。確かに一度は見るべき作品かと思いますが、別に映画的に面白くはありませんでした・・・。コメディ要素が合わなかったのが致命的で、どこで笑っていいのかがわからず。作中の「おふざけ」はどちらかといえばドン引きでした。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 3点(2016-02-16 20:33:30) |
《改行表示》47.アメリカ映画のベスト100にも選ばれているブラックコメディですが、それほど面白みを感じませんでした。 典型的な見る人を選ぶ作品だと思いますが、私は選ばれなかったようです。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 3点(2013-12-01 19:42:58) |
46.ストーリーが一本の流れでなくて、ぽつ、ぽつと点在しているのに困惑した。後で元TVシリーズなのだと知って納得。TVならば、“今週のどたばた話”として一話一話がすとんとおさまる。最後のアメフトの試合も戦争映画ジャンルとして観ると?だけどTVシリーズなら、なじみの登場人物たちが今週はアメフトやるんだってさ、でいいもんね。でもなんか、そんなに笑えなかった。ブラック・ユーモアというよりは悪ふざけに近い気がする。あの婦長が、最後まで生真面目キャラで押し通すとかしてくれないと。ボケがいないじゃないか。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-10 01:06:46) |
《改行表示》45.各エピソードがノンフィクションの繋ぎあわせだとすれば(そう匂わせていると思いますが)、悲しくて仕方がありません。 戦争風刺として笑わせる意図のもと作られた作品かもしれませんが、実際の朝鮮戦争の惨さを思うと、憤りを感じます。 映画の作り込み自体は良い分、フィクションとして描くべきだったと、強く思います。 南北分裂を憂いている方々へはとてもお見せできないのではないのでしょうか。 少なくとも、この映画の場面設定として沖縄が選ばれていたならば、吐き気がします。 何でも笑い飛ばせばクール、と思っているとすれば、馬鹿すぎます。 【こね】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-05-29 22:49:20) |
44.一説にはハリウッド映画で初めてFuckという言葉が劇中に登場した作品らしい。そんな当時としては問題作で、現在のやりたい放題系のコメディにつながる新境地を開拓した記念すべき作品。一方でエピソードが散漫で、コメディとしてもブラック色が強すぎるウディ・アレン作品のように見る人を選ぶ作品でもある。ヒッピー文化や反戦運動など当時の時代の流れの中で触れていれば偉大なる作品だったのだろうが、誰も彼もやりたい放題の今となっては埋もれてしまっている。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-21 06:30:40) |
43.当時としてはその過激な内容や強いメッセージ性に価値があっただろうが、当時を知らない人間が現代にこの作品を観てもそれほど楽しめないんじゃないだろうか。僕は楽しめなかった。 挿入歌とラストの演出は大変素敵でした。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-12-21 13:02:58) |
42.こういうコメディ映画を真面目に批判してもしょうがないか。 【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-07 21:54:10) |
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《改行表示》41. 決してユーモアとか悪ふざけは嫌いじゃないんだけど、TPOをわきまえない、不必要な面白くない悪ふざけは嫌いですね。例えば、病院に出頭するのに、ゴルフの格好をして現れ、きちんと身分を示さずに押し通る、何が面白い?何の意味がある? あと、全編を通じて流れる有能な人間は、仕事さえ出来れば後は何をやってもいいんだ、無能な人間が邪魔するなっていう、ありがちな傲慢さがずっと鼻につきました。 反戦映画、戦争批判だから素晴らしいといご意見が多いようですが、少なくともあの戦争に関しては、金一族が朝鮮全土を支配することを防いだという点で充分、大義、意義がある戦争だと、しみじみ感じられる、おりしも平成22年11月24日でした。 あの戦争が無くて、対馬の沖にあの一族が支配する国があったら、どれほど恐ろしい事態になっていたかぐらいの想像力は持っていただきたいものです。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-24 10:34:59) |
40.1970年の作品。ベトナム戦争が泥沼の状態に陥っていた頃に発表された、朝鮮を舞台にしたかなりブラックな戦争コメディ。さすがに1970年当時にベトナムを舞台にこの作品は発表できなかったでしょう。これといったストーリーが無く映画としては一つ一つのエピソードをつなぎ合わせたという印象が強く冗長に感じられましたが、実際の戦場シーンや傷つき死んでいく兵士の姿をリアルに見せるのではなく、国家間の愚かな戦争を笑い飛ばし、戦争なんかウンザリだぜ!という痛快な厭戦メッセージが確かに伝わってくる映画でした。 【とらや】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-06-16 23:27:40) |
《改行表示》39.コレ観たの中学んとき青砥、京成名画座。忘れもしない、これ軍医でしょう、医者なんだよね。アッタマいいんだよ!超テキトウな医者。オトナたち。少6のとき中学受験で塾に来ていたちょっとマセてて、ススんだ川向こう”江戸川区”の都会(小岩!!!????)の小学生の奴らがこぞってコレを推していたのを思い出す。(某ハイパーメディアクリエーターなんて、もろ、そんな感じ。)そう、いま風にいえば、小学生ごころにもクールだったんです、リスペクトだったんです、この作品。まあ、みんな医者をめざして勉強してるんだよね。そんで、それをカサにしてオンナくどいて綺麗な嫁さんもらって。そんで、目標にしてる、カッキイイーー!医者像がこの”マッシュ”のサザーランドの医師像。マセてんなー、ホンマ!小学生のころの痛い思い出。最近よく”わたしがリスペクトしているのは”なんてのが、よく聞かれるが、このころはこういうのが”リスペクト”されていたッテ事!そんな映画です。ところで、”ナッシュビル”って、いったいどうやってら観れるんだ?? 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-08 01:18:06) |
38.この映画の主役の髭の人、どっかで見た事あるな、と思っていたら、漫画「気分はもう戦争」の中に出てくる人の顔だった。なるほど、この映画もこの漫画に影響与えたんだろうな、と思いながら観た。筋らしい筋はないが、軍規を守らない連中の魅力が十分伝わった。この事がすなわち、軍という組織で戦う戦争への風刺になっているんだろうね。それにしてもあの金髪の婦長さんは最初みんなからいじめられてたが、最後のアメフトのシーンではすっかりマッシュの人間になってて、案外、帰国するよりこっち(戦場)の方が楽しかったのではないか?とか思ったりした。これも監督の計算なのだろうけど。ただ自分は、アルトマンの映画にしては主役以外のたくさんの人物のそれぞれの描写があまり印象に残らなかったと思った。名作としての評価が高いだけに少し残念だった。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-22 03:17:51) |
37.こんな映画を作られてしまって、歯ぎしりしている人間がいることを笑い飛ばそうみたいな感じでしょうか。ドナルド・サザーランドの風格のある様がいいと思います。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-07 14:02:48) |
36.「戦争」なる、まったく非合理にもかかわらず国際的に正当づけられてしまった愚行、それはそれでいつでもそれなりに故ある意味ある避けられぬ行為ではあるのだろうけどやっぱり愚行であることは間違いない愚行。その「戦争」の中では、笑いも泣きもしひとりひとりがカケガエの無い人生をかかえているであろう名もなき兵士たちが、「いかに相手を効果的に傷つけるか」という目的に沿って、敵に効率的に傷つけられ、そしてその傷ついた兵士たちを、「修理」する(!)ために設けられる野戦病院、コレが本作の舞台であります。その非合理なる野戦病院の中を、飄々と涼しい顔で渡り歩く、ドナルド・サザーランド、他のどんな映画のどんな忘れがたき悪役よりも、はるかに彼の当たり役というべき、見事な存在感です。ホントにこんな医者いたら困りますが、「映画の中の医者キャラ」としては、ある意味実に頼もしい存在であり、絶妙の批判者。まあ正直、私にもアメフトの場面はいささか長過ぎに感じられ、興醒めの面はありましたが(露骨に国内ロケっぽいしなあ)。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-07-05 19:55:34) |
35.やや苦手なロバート・アルトマン作品群の中にあって、珍しく普通に楽しめた作品。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-22 09:06:13) |
34.すごく良い映画だと思う。DVDの特典映像にあったんだけど舞台は朝鮮戦争だけどやはりベトナムを意識した作品らしい。だから意識的に朝鮮戦争だと推測される物は使わなかったとか。それと聞いてビックリ台詞はアドリブだとか。ここまで戦争を皮肉った作品も珍しいので爽快感すらあったんだけどこの作品のブラック・ユーモアが俺には合わなかったみたい。もう一度見直してみよっと。 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-25 12:32:18) |
33.これは、戦争コメディって言うんだね。最近の戦争映画って残酷さだけが目立ってしまって、肝心なメッセージ性が乏しいものが多いけど、これは全くの逆。残酷なシーンなんてないし(ある意味残酷だが)、笑いを中心として戦争が描かれてる。はっきり言って、軍医と看護少佐が簡単にセックスしちゃったり、ケガ人の手足をチョン切ったり縫い合わせたりとスートーリーはメチャクチャ。でも、”戦争”っつう人間が造り出した愚かなゲームなんて、屁だなって思えてくる。もっとこういう映画が増えれば、世の中平和になるんじゃないかな、なんて思ったり。 |
32.戦争の悲劇や残酷さなどを見せて戦争批判する映画はよくありますが、ここまでストレートにバカにしたものは他にあるんでしょうか。毎日のように送られてくる負傷兵をせっせと治療しながらも、その合い間合い間にくだらないジョークやいたずらをする主人公たち。風紀が乱れていると言いながらも自らもセックスをしている看護婦長。本当に戦争をバカにしています。戦争とはこんなに悲惨で愚かなことなんだよと襟を正して諭すのではなく、こんなバカな、間抜けなゲームなんだと笑い飛ばすセンス。いかにも批判映画ですってイメージが沸かないところがまたすごい。最初の主題歌で戦争物だと観る者に認識させつつも、これだけ笑わせられるとは。本当にこれは戦争映画なのかと思ってしまうほどくだらないし、笑えます。でも、最も笑えたのは、小倉で車がエンストする場面で出てくる日本人、というか中国人です。韓国から中国経由で小倉にいったのかな?(笑)その後の日本人の芸者は英語をしゃべっているのに、なんでこの人たちだけ違う言葉喋っているんでしょうか^^; 【マクドウェル】さん 9点(2004-07-31 03:05:11) |