21.漫画原作未読です。何の情報もなく鑑賞していたので、感情マックスなところでまさかの二部構成にびっくりしました。麻生さんの一部がとても良かったので、二部にはなかなか入り込めませんでしたが、ラストまで観て先祖代々の流れに感慨深くなりました。同じ日本にいながら、原爆症のことまでは末代まで苦しめられるものだとは勉強不足でした。こういった後遺症もわざわざ種類の違う原爆を二つも日本へ投下したアメリカを筆頭に(もちろん日本でも)研究されているのかと思うとなんだか心象複雑ですね。こうした記録を無にしません様にとただただ世界平和を祈るばかり。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-02-24 17:53:58) |
20. 台詞もエピソードも良いものがたくさんありました。が、なんとなく演出面でちぐはぐな感じがしました。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-05-03 12:12:56) |
19.いい映画に見えて、いい映画になりきれていないように思える。情感を大切にして淡々と物語っていく雰囲気は、私はとても好きであり、その点前半はまずまず。しかし後半がいけない。いっぺんに興ざめ、親父さんの行動も不審なものだが、それを追いかける娘たちの行動は何といいようもない。原作か脚本かどちらかがまずいのだろうが、監督かキャストかもしれない。現代っ子を表したのかもしれないが、前半の良さが台無し。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-10 13:36:21) |
《改行表示》18.戦争の悲劇を描いたドラマだが、あえて戦中ではなく、 昭和三十年代前半、そして現代の二部構成という視点で描いた狙いがとてもいい。 同じような内容の作品に、今村昌平監督の「黒い雨」があるけど、 本作はTVのスペシャル二時間ドラマという感じで、とてもわかりやすい反面、 映画としての完成度は低かった。 特に後半の二部のほうは、キャスティング、演出ともに大幅に落ち、かなりガッカリ。 まあテーマを多くの人に伝えることが最優先の作品として考えれば、 満点評価でもおかしくはない作品だとは思うけど・・・。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-08-02 06:36:58) |
17.物語としては単純..レベルも決して高くはない..特に優れている名作と言うわけではないが、核や被爆者について、社会への問題提起となっていることは確かである... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-10 10:41:10) |
16.広島に住んでます。原作は未読ですが、これは泣けました・・・。広島の原爆を背景に描いた作品はたくさんあるけど、特にこの作品は心に残る映画ですね。一つ一つのセリフから、いろんなことを考えさせられました。名作です!! 【たけたん】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-07-10 21:36:49) |
15.被爆者の次の代,その次の代への影響が皆無でないことは,理屈としては理解できる.でも実際にそういった状況にある人にあったことがないので・・・皆実役の女優さんも個人的にはあまりタイプではないんですよね. 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-08 16:23:12) |
14.「ヒロシマナガサキ」という映画で被爆者の方々やその家族の人たちがその後、どのように生きてきたのかある程度知ることができていたので、話にすっと入っていくことができましたが、なんの予備知識なしで観たら十二分にその思いを感じ取ることができるかというとちょっと疑問に思った。お話的には強引に現在へとつながっていくことがなくて良かったかなと思いました。原作を絶賛されてる方が多いので読んでみたいです。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-01 08:52:58) |
13.前半と後半で全く別物というのは小説ではありだけど映像にするとかなり違和感がありますね。後半が全然つまらないです。前半の「品」や「格」を圧倒的に落としていると思います。この辺が田中麗奈がイマイチ人気のない理由だと思う。大体ギャル二人が原爆の話の後、ラブホ行くかぁ? 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-11-17 22:15:12) |
12.麻生久美子が「誰かに死ねばいいって思われてたのに生きてる」って言ったとき、おっ、ここがポイントだぞ、と思った。あの戦争のとき、多くのアジアの人に日本人は死ねばいいと思われた。その恨みを持たれた日本人の代表として、なぜ広島の庶民がむごく死なねばならなかったのか、この外から見ると理屈があって、こっちから見るとひどく理不尽というズレが、原爆の悲惨を世界に訴える上での障害になっている。そこに切り込んでいくのかと思っていると、どうも「死ねばいいと思っている誰か」とは、ここではアメリカだけのようで、もちろんアメリカを告発し続ける必要は未来永劫あるのだけれど、そこに「死ねばいいと思っていたアジア」の視線も含めていかないと、どうしても声は弱くなる。そうすれば、なぜ東京でなく広島だったのかという重要な疑問にも、もうちょっとで至れたのだ。米軍が「死ねばいい」と思ったのは広島の庶民であって、東京の軍の参謀や政府・天皇は話し相手として残しておいた。東京の庶民は平気で焼き殺したが、中枢に損害は与えなかった。日本対アジア・アメリカという図式でなく、広島や東京やアジアの庶民対米軍・日本軍という対立が見えてくる広々としたところまで、もうちょっとだったのだ。そこらへん、実に惜しいと思った。現代編で、父への尾行が時間を超えた追跡になっていくところをもっとうまく演出できたんじゃないか、などといろいろ不満はあるが、こういう映画さえ作られなくなったらオシマイ、と思ってるので、このぐらいで。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-09-04 10:57:25) |
|
11.この映画作品を鑑賞することはとても難しいことです。もし原作を先に読んでいれば嫌でも粗が目に付くし、先に映画を見ることは原作の詳細を知ってしまうことになる。僕は正直なところ、原作を先に読んでいてよかったと思いました。ただ原作の素晴らしさを再確認するのみでした。わかってはいましたが・・もうこの作品を映画化できるとすればそれはもう“こうの史代さん”自身なのかもしれません。 【カリプソ】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-08-30 03:22:45) (良:1票) |
10.脚本がひどい(原作をなぞっただけ)うえに、田中以外の主人公格の演技が目も当てられない。原作に失礼だし、言葉にできない苦しみを味わった人々にも失礼だと思う。 【みんな嫌い】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-08-12 11:34:17) |
《改行表示》9.地元の市が主催する平和映画会で観ました。原作は未読。先入観なしで観れたのが良かったかも。 衝撃的でした。特に前半部分。台詞のひとつひとつが素晴らしく、キャスティングも演出も見事。このような視点の反戦映画(?)は初めて観た様な気がします。後半との温度差を感じたので少し減点しますが、大抵観て後悔してしまう邦画作品の中では秀逸でした。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-08-08 00:41:28) |
《改行表示》8.前半、泣きました。 原爆の悲惨さを直接的に描いた作品は数多く見てきたけど、原爆のその後という構成に心を動かされるものがあります。 特に銭湯のシーンは興味深かったです。 現代パートに移行して僕の涙腺も一段落といった感じでしたけど、話が進むに連れてやっぱり泣きました。 映画としては、麻生久美子と田中麗奈の2枚看板ということで製作されているのだろうけど、小池里奈と粟田麗が演じた京花の人生に強く感銘を受けた。 原爆の悲しみを乗り越えて出産を決意した彼女の強さに敬意を払いたい。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-24 23:56:29) |
7.麻生久美子がメインで出ている前半はなんか儚い雰囲気が非常に良かったのですが、話しが現代に写ってから急にドラマが安くなった感じがしました。残念。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-15 21:32:15) |
6.原爆を扱った邦画作品としては、これが最高傑作でしょう。昔こんなことがありました、というありきたりの物語ではなく、実感として伝わりやすい物語になっています。日本人ならとにかく見るべし。そんな大切な作品です。 【いさいさ】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-06-10 21:45:54) |
5.映画としての完成度は低いけれど、素材が文句なしによい。麻生久美子のセリフ「私らは、一度死んでしまえばいいと思われたのにも関わらず、生き残っている。それでええんやろか。」っが心に突き刺さった。「戦争は悲惨だとか、ひどいからやめよう」という言い方では、戦争の是非(=大義名分の正当性)をめぐっての論争になってしまう。この映画は、いままで人間たちが戦争についてあーだこーだ言ってきた言葉のなかに、決定的に欠けていたこと=戦う相手から僕らは死んでしまってもいいものと思われているという点を気づかせてくれたことで、一見の価値があると思われるが、端的にいってしまえば、原作の漫画を読めばそれで十分という気がするのも事実。 【wunderlich】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-05-06 08:58:30) (良:1票) |
4.原作では、夕凪の街のラストが一番良かったのですが、そこが変更されてたのは残念でした。だけどマイナス点といえば、それぐらいで、麻生さんを始め俳優陣の演技が光っていて、なかなかの良作でした。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-26 04:01:35) |
《改行表示》3.丁寧ではあるが、全体的に野暮ったい。最近の邦画の悪い傾向ともいえる、単なる「泣かせ」作品としか、評せない。が、原作の素晴らしさや麻生久美子・田中麗奈の華々しさ、端々に「ギクリ」とさせられる皆美の台詞、ケチのつけ難いテーマ性、諸々に助けられてか、ソコソコ楽しめる作品になっている。何とも複雑な気分だ。 もしかしたら佐々部清って、普段マンガは読まない人なんじゃないかな?と、感じてみたり。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-04-13 00:35:59) |
2.僕は主演の2人の女優がどちらも好きでなのですが…今回は麻生久美子が神がかり的に良すぎた。田中麗奈もフツーにいいと思うのですが、結果として映画としてバランスが取れていないのが残念。ストーリーもほぼ原作に忠実で良かったです。変に説教臭くなく、庶民の現実を上手く写しています。 【ふくちゃん】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-04-02 11:59:38) (良:1票) |