74.独身の頃、会社の先輩に絶賛されて視聴したが、未熟な自分にはその良さが分からなかった。親になってからなら少しは理解できるかと思い再視聴したが、やはり好きにはなれなかった。しかし、「見るべき映画」であることは分かった。入念に練られた脚本とカメラワーク。そして役者たちの演技。どれをとっても素晴らしいとしか言いようがない。 【めたもん】さん [DVD(字幕)] 5点(2021-08-22 09:17:06) |
73.「何も考えずにワインを飲むぞ」と息子とふたりでレストランに入るシーンと、ラストのふたりの表情がなんとも切なく、しかし固い絆も感じさせる。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-07 19:47:05) |
72.おかしくなってゆく父親を現実に引き戻すのが子供。ブルーノ、ブルーノ! 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-24 23:54:48) |
71.切ない、いたたまれない、そういう映画をあげるならば、多くの人がこの映画をあげるに違いない。戦争が悪い、貧困が悪い、政府が悪い、社会が悪いなどと言ってもどうにもならない。あの親子に救いはあるのだろうか。悲しい、二度と見たくないと思っても、心を打つ良い映画だったことには変わりはない。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-22 09:30:31) |
《改行表示》70.自転車の傷が伏線で子どもがお手柄という展開を予想してたので完全に裏切られた。 お告げにもまんまと騙されて犯人だと思い込んでたから気にならなかったけど、冷静になって考えてみれば酷い冤罪ですね。 それでも、家族の生活がかかってると思えば、父親の理不尽な行動にも同情の余地があると思いつつ、やっぱりどこか納得行かない部分も残る。 そのモヤモヤがラストシーンで晴れるのかと思いきや、逆に考えさせられる展開。 深いテーマだとは思うけど、なんだか気が滅入りました。 それにしても、自転車1台の話でここまで引っ張れるシナリオには感心します。 【もとや】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-02-29 16:18:28) |
《改行表示》69.戦後イタリアを背景にした、ネオレアリズモ(写実的)作品。 親子のエピソードを一本紹介という内容で、ストーリー性は薄く、上映時間も88分と短い。 同じイタリア映画でも「鉄道員」「道」「ひまわり」なども写実的作品に挙げられるが、 これらは一応しっかりと物語を構築しており、本作はやはり物足りなさを感じてしまう。 ただし出演者の演技、人物描写や心理描写が秀逸なので、感情移入がし易く、 心にはずっしりと響いてくる。変な映画を観るよりは全然いい。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-08-26 09:52:42) |
68.映画のジャンルというかテーマ・背景で私の苦手なものに「貧乏」があります。おそらく折角身銭を切って見るのだから、せめて映画の中では夢物語を味わいたいという欲求が根底にあるからでしょう。じゃあこの作品を見るなってところですが、名作の誉れ高いこともあって、10年以上も前になりますが機会があって見たものです。正直言って、見てよかったです。確かに好みのテーマではないのですが、考えさせられるものが多々ありました。抜け出すことの出来ない貧しい状況に自分が陥ったとしたら、それをどうやって打開すればよいのでしょう。子供の前で品格を失わずにいることができるでしょうか。誰しも情けない親ではいたくないものです。答えなどないのですけれど、ラストにはちょっと救われる思いがしました。 【ジャッカルの目】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-08-13 20:04:05) (良:1票) |
67.シーツまで売ってお金を作り、何とか購入した自転車を盗まれ、このままでは職を失ってしまうアントニオ。そりゃ気持ちは分かるけど、アントニオの行動はやりすぎだな。しかしラストシーンは本当に良かった。これを演じているのがどちらも素人だというのだから驚き。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-26 18:06:14) |
66.どうしてもあの非効率さが気になります。出来ない人の仕事を見せられているようでした。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 3点(2010-01-02 15:25:12) |
65.人間の弱さがよく描かれている秀作だと思います。善人が罪をおかす、罪を憎んで人を憎まずって事ですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-16 00:58:16) |
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《改行表示》64.日本とともに敗戦国イタリアの余りにも厳しい現実生活。やっとのことでありついた大事な仕事のために奥さんが寝るのに必要な毛布まで質入れして手に入れた自転車(当時は高価で貴重品)を初日からアッサリ盗まれて!・・・それからの展開は一生涯この親子には忘れることのできない実に惨めでつらいラストへ。将来はどうなるか?あの幼い息子さんが不憫でなりません。 【白い男】さん [地上波(字幕)] 10点(2008-12-18 16:05:07) |
《改行表示》63.言いたいことはわかるんですが、映画としてはちょっと退屈すぎるかと。 個人的にはこの内容なら1時間以内にまとめたほうがよかったかな、と思ってしまいました。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-05-07 17:57:00) |
62.映画をみて、働けることがいかにありがたいことか実感した。善良な人でも不運な境遇になると、うっかり罪人になってしまうんだな。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-03 19:13:31) |
61.オヤジの運の悪さ、ほんと見てるだけで可哀想。自転車があれば普通の暮らしができて、なければホームレス同然の生活が待っているこの差っていうのはいわゆる「天国と地獄」。考えるだけでも怖い。チャップリンの「キッド」の本当の親子バージョンみたいな感じだけどオヤジのちょっとした自己中っぷりには耐えられない気分だった。全編にわたって暗いんですが、戦後のローマの貧富の差が痛いほどよく分かるので歴史を知るにはいい内容だったかと思います。救いようがないラストのその後、アントニオ率いる家族がどーなったか、、すっごい気になる。 |
60.地味だけど良い名作ですね。自転車も買えない時代から比べて今はなんと恵まれていることか。物は大事に大切に使いましょう。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-29 23:53:50) |
59.イタリア・ネオリアリズモの名作ということですが、たしかに戦後の貧困にあえぐイタリアの風景が痛々しく目に飛び込んできますが、ロッセリーニほどの生々しさが無い。だってラストはともかくとしてかなりご都合主義的に話は進んでいきます。犯人との二度の偶然の遭遇がまさにそうで、リアルに徹するなら犯人との遭遇すらなかったでしょう。でもだからと言ってこの作品がダメなわけじゃなく、これはこれで素晴らしいと思う。ドラマチックだからこそラストシーンには現実に引き戻されたような衝撃がある。父の立場からすればこれほど救いようの無いエンディングもないだろう。しかしまったく救いが無いわけでもない。物語としてはほんとに最悪なエンディング。でも父子の関係をしっかりと描いていたから、父が子を、子が父をどんなに愛しているかをちょっとしたやり取りで見せる表情で存分に見せていたから、最悪のエンディングに光を見ることができる。愛される父親はけして不幸ではなく、愛される子供もけして不幸ではないのです。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-11 12:53:31) |
58.名作の誉れ高いけど・・・個人的にはそこまで面白くはなかったです。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-23 19:32:29) |
57.こんなに暗くてジメジメしたイタリア映画は観たことがなかった。観賞後こんなに暗い気分になった映画は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』以来である。結局、あの親子にハッピーエンドは訪れなかったが、体を張って親父を守ろうとした息子に、ささやかな希望を感じずにはいられない。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-20 20:56:15) |
56.(何回も自転車を盗まれている経験者として)気持ちは痛いほどわかるねん!ああ、よくわかるよ! 【maemae】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-09 23:58:31) |
55.映画を観て泣きそうになったのは今のところこの作品だけです。この映画を観てなーんにも感じない人っていうのはよほど裕福で「貧乏の辛さ」を一度も味わったことがない人なんでしょうね。ある意味うらやましい。駅前に腐るほど自転車が放置されている今の日本にはなかなか響かない作品かもしれない。悲しいことですが・・・。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-09 01:12:32) |