《改行表示》62.1997版(エイドリアン・ライン版)を見たいがため、しょうがなしにキューブリック版を先に見ました。やはりこちらは古いだけあって冗長としか言いようがない仕上りだったと思います。公開された時代背景もあろうかと思いますが、大切なことはほとんど語られない&見られないのはやはりつまらなかったです。 そもそも私とキューブリック監督の相性は最低最悪で、唯一バリーリンドンだけは最高傑作だと感じますが、それ以外はまるで良いと思える映画がありません。本作に関してもいったいどこが良いのか全く理解できませんでした。スー・リオンは非常に可愛いのですが女子大生にしか見えず、ロリータのイメージとは程遠い印象です。本作のラストも全く意味不明なエピローグがくっついただけで、極めて雑な仕上がりだったとしか思えませんでした。 エイドリアン・ライン版が存在しなければ並程度の評価だったのかもしれませんが、エイドリアン版を見てしまうとどうしてもこの点数を付けざるを得ない残念な映画でした。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 3点(2019-09-19 14:10:24) |
《改行表示》61.男として性的嗜好や恋愛感情が少女に行くってのはわからんでもないけどなー。ジャンルが少女ってだけで。 そいった意味ではハンバードがロリータ・コンプレックスから起こす言動や行動は一定の理解をしてあげたい。 モノクロを感じない味ある一本に仕上がってるのはやはりキューブリックって感じかな。 |
《改行表示》60.キューブリックらしい演出は、ピーター・セラーズが絡んでくるシーンで顕著に見られるが、物語の核である中年男がロリータに惹かれていく経緯や心理描写が薄くて粗い。 古い映画で、しかもテーマがテーマだけに、ロリータの魅力を表現するにも限界はあるんだろうけど、主人公がトンマなおっさんに見えてしまうことも……。 女の子はかわいいし、中年男の悲哀さと情けなさは十分に伝わりました。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-19 08:29:23) |
59.あっという間の二時間半。男のロリータへの愛が狂気へと変わっていくサマをじっくりと観させられました。サスペンスちっくな部分や、飽きさせない工夫が随所に有ったと思います。まぁただ他の作品と比較するとキレがないのは確かかなぁ。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-12 11:01:01) |
58.キューブリックらしさは感じられないが、いい世界観を作り上げていると思う。キューブリック作品の中では個人的に一番クスクス笑える場面が多かった。年代を無視して他の作品を先に観てしまったので意外性という面から+1点。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-06 22:58:51) |
《改行表示》57.小悪魔さと理性の仮面の下で見え隠れする欲望。共にリメイク版の生々しさには遠く及ばず期待外れです。一方でロリータの母が注ぐ愛情はハンバート同様、籠の鳥を愛でるような歪さで、その痛々しさを体現しているシェリー・ウインタースの好演はリメイク版に優っていました。 【2018.5.8追記】 「ジョージー・ガール」鑑賞で本作が思い浮かび早速再見。 9年前にはジェームズ・メイソンのベルベットボイスを感じ取れず、キャストの中で記憶に残らぬ人だった(あ~不覚!) 母の死を知り「独りにしないで」と泣くロリータを抱っこするシーンが当時の映倫(?)上の限界だったと思われる事を差し引いても、欲望の生々しさでは今回もジェレミー・アイアンズには及ばない。しかし、泣きながらお金を渡すシーンに象徴される情けなさ、憐れさは、どのような人物でも生真面目に全力を尽くして表現するジェームズ・メイソンが断然上回る。 裏切れば裏切られる、どれだけ愛されても愛せない、どれだけ愛しても愛されない。この世の摂理を改めて実感させられた次第。 前回より2点上積み。 |
56.スー・リオン無邪気で可愛くて適役でした。それにしてもシェリー・ウィンタースはよく死にますね。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-18 12:44:46) |
55.ロリータに夢中。ロリータにコンプレックス。ロリコン。これだ-!かくして、ロリコンは世界に広まっていたのである。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-29 15:09:28) |
【たいがー】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-03-01 23:47:25) (笑:1票) |
53.キューブリックの冠があることで高く評価されすぎているように思う。冗長な語り口がキューブリックの特徴の一つとはいえ、この映画は無駄に長く感じた。彼の作品の中ではシネマレビューの点数どおり、低いレベルにあるといえる。俳優陣の好演は素晴らしいのだが、肝心の話が面白くないのが残念。 【ジャッカルの目】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-01-27 21:18:04) |
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52.14歳のときから何度も何度も見続けてきた「ロリータ」。自分が成長するのとともに、当時はよくわかったロリータの気持ちが、だんだん理解できなくなってきたことに、オトナになるってこういうことなのかな・・と淋しさも覚えます。おじさんが好きというきもちと、別にどうでもいいパラドックス的な気持ち、その狭間で揺れて、しかも自分でもよくわからなくて、ただなんとなく直感で動く、そんな少女からオトナへの刹那の気持ちを、この映画を見ている間は思い出せる気がします。 【momomo】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-26 03:48:12) |
【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-09-18 06:48:57) |
《改行表示》50.まさに「こんな男は嫌われる」を絵に描いたような主人公。 それにしても、この映画のビデオを持っているところをあまり映画に詳しくないバイト先の女の子に見つかってしまったときの気まずさといったら・・・。もちろん、「こ、この映画はね・・・40年以上の前の映画で決してイヤらしい映画じゃないんだよ!」と、苦しく弁明はしましたが・・・。 |
《改行表示》49.この作品って喜劇ですね。いい歳こいたオッサンが一人の少女に振り回されるという内容なのですが、笑ってしまいます。・・・と、そこで終わらないのがこの作品の凄さでして、笑ってばかりはいられないのである。昨今、少女趣味による異常な性犯罪の増加、夢破れしオッサン達による援助交際、変態教師の発情事件などなど。人々の異常な行動はエスカレートするばかりである。正に先見の明のある物凄い一発。 人間の異常なフェチズムを鋭く突いたこの作品。“博士の異常な愛情”も良いけど、この“少女への異常な愛情”も見所が有りますよ。 【おはようジングル】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-15 11:21:58) (良:1票) |
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47.なんかここのレビューみてもやっぱろりこんって多いのかぁーとかおもっちゃった。てか、ロリータちゃん、よくこんなおやじに……っておもった。 【ギニュー隊長★】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-05-08 17:33:44) (良:1票)(笑:1票) |
46.多分、当時は、これでぎりぎりだったのだと思う。今撮ると、ロリータ(99)を問題にしないと思う。しかし、62歳のロリータさんみたいだな。 【みんな嫌い】さん 5点(2004-11-01 02:29:35) |
45.キューブリックの作品はほとんど観賞済みですが、この作品は今まで鑑賞した彼の作品の中で一番面白くありませんでした・・・。ロリータに魅力はないしハンバートにもまったく感情移入できない。ストーリも展開も地味なのに上映時間は長い・・・。唯一の見所はピーター・セラーズ演ずるキルティの演技ぐらいだった。 |
《改行表示》44.今ほど「性」に開放的ではない時代に、よくぞこんな内容の映画化に挑戦したと思います。ラストシーンを最初に持ってきて、回想という形で振り返る事によって、ラストまで緊張感を持続させるというチャレンジ精神も買いたいです。スーリオンは少女って感じで、危険な色気は無いけれど、ハンバートを翻弄するさまは中々の演技です。ピーターセラーズもさすがの演技力で、この映画に貢献しています。「愛」か「ロリコン」かで難しい気がしますが、当時の規制も重なって変に「エロ」になりすぎないこの作品はこれはこれでよかったと思います。きっともう少し後にキューブリックが「ロリータ」に挑戦してたらもっと意図的にエロティックにしたでしょうね。 「スパルタカス」と「博士の異常な愛情」の間に撮ったのが「ロリータ」ってのも、キューブリックはすげぇなあと思わせる部分でもあります。 |
43.モノクロだからピーター・セラーズはばれなかったのか? |