26.なるほど。確かに長いし、どことなく暗い部分もあるが、それを補うだけのものがあるし、見応えある作品になっている。ユダヤ系家族というものの中にある人種差別的なものの辛さ、それでもここにいる人達は皆が歌を歌うことの楽しさを知っているし、例え、人種差別的なことをされても一生懸命に生きている。誰一人として絶望的なものを表に出すことなく生きている。娘のことを心から思う父親の人間的な温かさ、音楽が生きる力として生まれる家族の絆の素晴らしさ、娘の結婚式での場面での周りの人達も心から祝福している。映像の美しさと素晴らしい音楽もこの映画の見所である。重たいテーマというものが背景に感じさせるのに観ていて嫌な気持ちになど全くならないところが良い。例えばこの映画をスピルバーグやオリバー・ストーン辺りが監督していたらとてもじゃないけど説教臭くて陰気なものになりそうで見れないであろうが、そういう説教臭さが感じさせない所もこの映画の良い所である。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-04-30 11:49:25) (良:1票) |
【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-05 15:27:00) |
【ホットチョコレート】さん [地上波(字幕)] 6点(2011-03-02 21:13:48) |
23.感動し、鳥肌が立ちました。ようやく見られたことに感謝です。トポルの演技力、歌唱力、そして脚本の良さ、カメラワーク等々きりがありませんが、180分間、目も耳もくぎ付けです。ベン・ハーくらい感動しました。共通性はユダヤ人迫害。これをみると今も続く紛争や内戦の背景が少しだけよく理解できるようになります。時間があったら何度もみたい映画です。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-06-15 21:21:12) (良:1票) |
【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-08 01:56:33) |
《改行表示》21.次女を見送る駅でのシーンがほんとによかった。 この次女がいちばんきれいだよね? 私自身が国際結婚をし海外で暮らしているが、 私の両親もやはりなにも言わず好きなようにさせてくれた。 私の目は希望にあふれていたのだろうか。 ユダヤ教徒である母親がキリスト教の神父に会いにいく場面、 ユダヤ人というのは選ばれてしまってよかったのかな。 |
20.淡々としている。山場といえば結婚式だけかもしれない。しかしずっと目が離せない。主役のおっさんがいい味出しすぎ。いや、すべての配役がぴったりはまっている。文句をつけるところがない。 【ぷりんぐるしゅ】さん 8点(2004-09-13 23:29:40) |
19.屋根の上のバイオリン弾きって、主人公たち民族の培ってきた伝統を守り続けることで暮らしている自分たちを比喩したものだったのか(ていう感じか!?)後半が物悲しかったけど、迫害されても彼らの場合は悲惨な運命を辿るんじゃなくて、新しい場所で再びやっていける希望があるって感じられたのが救いでした。音楽は、自分は冒頭の「トラディション」とそれに続くオープニングのバイオリンの音色がとても好きです。「一家を支えるあるじ、それがパパ~!家の中で家事をし家庭を守るのがママ!10歳で商売を学び許婚を決められる息子、母親から家事を教わり父親の勝手に決めた相手と結婚する娘!・・・」日本もちょっと昔までは同じような生活だったんだろなと思い、大変な暮らしかもしれないけど、何だか微笑ましくてうらやましくも感じた。みんながいつもせわしなく働いていて、村人の結婚の仲介をするおせっかいな世話好きのおばさんとか、成金の人や村人の相談を持ちかけられるラビ様とかいろんな人がいて、それぞれがかけがえない存在で助け合いながら生きて行くのってやっぱりいいなと思いました。 |
18.自分が何故レンタル・ショップで手にしたかが不思議なんですが、ミュージカル映画って嫌いなんですよ。どーも、セリフの途中で突然歌い出すのって苦手で・・・。これもそんなシーンが次から次と出てきて、そのシーンについてはちょっと食傷気味に見てました。・・・・しかし。その部分をガマンして見てて良かった。面白いじゃないですか!美しい風景をはさみながら語られる楽しく優しく悲しいドラマが、3時間強という長さを全く感じさせませんでした。相変わらずミュージカル系は苦手だけど、興味をもったミュージカル映画は見てみることにします。またひとつ映画を見る楽しみが増えた。 |
17.学生時代(早大在学中)のある日、授業に出たら出席を取る科目なのに教室の中は閑散としていました。後でクラスメートに尋ねたら森繁久弥の「屋根の上のバイオリン弾き」を無料で見るためにみんな大隈講堂にいたのだそうで「あんた馬鹿ね。」と言われてしまいました。私は馬鹿でした。でもその時間帯に全ての教室が同じ有様だったとしたら大隈講堂の中は通路や立ち見席では足りなくて天井にでもぶら下がって見ていたんじゃないでしょうか?ニューヨークでは「屋根の上のバイオリン弾き」は逃しませんでした。森繁久弥との比較はできませんが、目の当たりに見たトポルの芸に心酔して幕の後で立ち上がったら後ろに座っていたアメリカ人が ”A lousy(薄汚い) musical.” と言ったのが耳に入りました。この人は華やかな舞台を期待していたのだと思います。このミュージカルの真髄は一に主人公役の芸、それから音楽です。すばらしい舞台を見てしまったせいで、また作品の本質が総合芸術である映画にそぐわないと思うので辛めの点数をつけましたが音楽などがすばらしいのでお勧めします。(でもやはり、舞台のほうがいいです。) 【かわまり】さん 7点(2004-02-28 11:01:55) |
|
16.30年前に映画館で見たときには少し長いなあと思いながらも「サンライズ・サンセット」で感動しましたが、今回見直して主人公の夫婦は理想の親の姿だなあと別のところでも感動しました。親は子供が間違った道に進むかもしれなくても、それが子供の幸せなら見送る強さが必要で、それが子供にとって一番望むものかもしれない。トポルは「フォロー・ミー」と、この映画の2本のおかげで大好きな俳優です。「サンライズ・サンセット」。生きている時間の残りが短くなってきて、さらに感動が深まりました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-07-27 15:03:24) |
15.いろいろと感じたり考えたりしたとこはあるけど、ものすごい勢いで長くなりそうなので、一つだけ。もの悲しくも、とても前向きに開き直れる作品でした。いつの日か本場の舞台も観たいなぁ。 【ロバちゃん】さん 8点(2003-07-08 19:48:41) |
14.学生時代の英語の授業でやったため、試験勉強でみました。私のユダヤ観のバイブルかも。Fiddlerにはバイオリン弾き以外にペテン師という意味があり、ユダヤ教の屋根の下に生きる自分達に試練を与え続ける天のユダヤの神様をバイオリン弾き(ペテン師)と皮肉っていると教えられた。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-06-08 17:46:44) |
13.西田敏行さんのミュージカルも見たけど、映画もなかなかおもしろかった。音楽がいっしょだった。後半が淋しくなるストーリーだからしかたないけど、終わり方はちょっと悲しい。そこが現実的でいい。屋根の上でヴァイオリン(民族曲系の踊りながら弾いたりするアレ)を弾くように不安定なユダヤ人の生活ってことらしい。迫害され続けてるんだな。。。 【丸子】さん 6点(2003-06-05 03:18:38) |
12. 愛ですよね~。30年前なんですね~。話は面白いんだけどバイオリン弾きは実在したのかな~?主人公の想像の世界? 【さすらいパパ】さん 8点(2003-05-27 03:23:13) |
11.両親が結婚するときに、この映画を見たと言っていました。次々と娘たちが「慣習」を破って恋愛をし、結婚をしていく。言うことを聞かない!と怒るものの、娘たちがかわいくて仕方ない父。でもロシア人との結婚だけは許せない父は「娘は死んだ」という。独特のメロディが特徴的。哀しい、ミュージカルだが、長い時間飽きさせない。随所に登場するバイオリン弾きは、ユダヤであることの象徴なのだろうか? 【あでりー】さん 9点(2003-04-14 20:51:56) |
【asuka】さん 10点(2003-04-06 22:30:46) |
9.ミュージカルでは一番好きです。トポルはいいですね。生きる人々の温かい息遣い、そして悲しみ。なんといっても音楽が抜群。最後は切ないですけど、さらりと仕上げてあります。 |
8.「変化」とそれに向かう人間の姿。ちょっと長かった。でも笑えた。楽しい。 【kaneko】さん 7点(2002-04-13 16:26:57) |
7. 言葉を持たぬ者が、言葉を出せる様になった時、きっと感動で歌いだすに違いない。サイレントからトーキーに変わって、ミュージカルが誕生したのも、きっとそうゆうことかもしれないね。 屋根の上でバイオリンを弾くのは、実に不安定で危なっかしい、それでもバイオリン弾きは、弾き続ける。 人生とて同じこと。 先の事もわからなければ、これまた誠に不安定。それでも生き続ける限り、喜びや悲しみがあり、「人生」は、やがて名曲に変わっていく。 結婚式で誰もが正装になるのは、結婚する二人に対する態度だけど、「人生」というものに対する姿勢でもあるんだろうね。 結婚式のシーンを見ながら思いました。 見方を変えれば、ユダヤ人の歴史は、屋根の上でバイオリンを弾くようなものだったのかも知れない。そんな中でもしっかり彼らは、弾き続けてきたし、他の民族と同じように、歌を歌ってきたんだね。だからこの映画が、ちょっと暗い色調の中でも歌をうたっていることこそが、素晴らしいと僕は思うな。ミュージカルにしたことで、かえって暗いテーマが、とことん暗く描かれずにすんだのかも・・・ 更に見方を変えれば、屋根の上でバイオリンを弾いていたあの人物は、イエスキリストだったようにも、ふと思えました。 長くなり過ぎました。 これは、やっぱり人間賛歌の映画だよね。 |