20.『日曜洋画劇場』で良く放映されていたというイメージがあります。イーストウッドの映画って、ホントこの枠で頻繁に放映されてましたよね。淀川さんが余程お好きだったのか、イーストウッドものはよっぽど視聴率を稼げていたのか。しかしこの映画に関しては、軽佻浮薄なJ・ブリッジスの方が役得で目立ってました。この脚本なら読めばそうなるはずで、敢えて若者に花を持たせた的イーストウッドの懐の深さにも感服。日曜日の夜、明日から始まる学校への憂鬱な気分を紛らわせてくれたこの番組そのものにも改めて感謝。両親に守られ育った少年時代の懐かしい日常は、遥か遠い昔の事となりました。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 7点(2024-01-06 20:32:12) |
《改行表示》19.何だかありふれた映画だな〜、と観ていた。終盤にきて急にいい感じになり、最後はちょっとだけカタルシスがある。 それでも、全体的にはちょっと物足りない作品だと思う。主題、というか売りがどこにあるのか分かりにくい(やはり最後か?)。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-08-18 20:56:45) |
18.若いジェフ・ブリッジスが義足を装うのはベトナム戦争「終結」(あくまでアメリカにとっての、だけど)直後という時期を反映しているのだろうし、さらには年長者たちが朝鮮戦争について言及しているところなんかからしても、この映画はその背景に、戦争という「日常からの逸脱」を抱えているんでしょう。でも別に、製作時の背景を気にせずとも、この映画自体に、退屈な日常への郷愁と、一攫千金の夢という非日常への憧れとが、満ちています。ボヤボヤっとした日常があり、そこに唐突に非日常が顔を出す面白さ。教会で説教を垂れるイーストウッドが、突然ジョージ・ケネディに襲撃され、さらにはたまたま通りかかったジェフ・ブリッジスのクルマにしがみついて逃亡する、というハチャメチャさ。労働に励むジェフ・ブリッジスが目を上げると、窓の向こうにはハダカのオネーチャン、ってのも、ちょっとした「非日常」の楽しさ。一方の黒ずくめの2人組、ジョージ・ケネディとジェフリー・ルイスは、日常においては明らかに異分子だけど、大金を手に入れるためなら、日常へも無理やり溶け込んでいく。そして彼ら4人が挑む、大金の強奪。4人の演技はどこか気ままで日常を感じさせるもの(ジョージ・ケネディが後ろに倒れこみ地面に座る場面、演技なのか本当につまずいたのか)で、そこで繰り広げられる日常と、ジェフ・ブリッジスの女装姿だとか金庫破りのための巨大な銃だとかいう荒唐無稽さとのギャップもまた楽しくって。しかし、彼らが目指した夢は簡単には手に入らず、意外なところからタナボタ式に手に入ってきた夢もまた、大きな喪失を伴うものだったりする。もはや本当の日常にも戻れないし、夢にも簡単にはたどり着けない、仮にたどり着いたとしても、そこには虚しさが漂う。という、コミカルなんだけどほろ苦い作品でした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-02 09:11:47) |
17.このニューシネマテイストの映画がチミノの長編デビュー作というのは意外な感じもするのだが、時代に取り残された男たちのどうしようもなさ、そんな切なさ漂う男性映画ってところで納得。顔だけで映画になっちゃうからしゃべる必要が無い苦みばしった顔をしたクリント・イーストウッドと、まるでイーストウッドの取巻きのようにまとわりつく憎めないやんちゃくれのジェフ・ブリッジス。プラスとマイナス。陰と陽。この二人のキャラクターを作り上げた時点で半分成功。演技しないイーストウッドとの名コンビ役をこなしたブリッジスの名演技で残りの半分ゲット。さらにジョージ・ケネディがいい味出してる。銀行強盗をするための資金を稼ぐのにバイトしてるのがなんとも微笑ましく、そのまま地道にバイトしてればいいのに、なんだけどできないジョージ・ケネディが面白い。たしかに見所が散漫な印象もあるんだけど、見所が満載でもあります。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-23 15:56:11) (良:1票) |
16.なんだろなぁ~この静けさは。。前半と後半の違いはこりゃこりゃこりゃ。。ジョージ・ケネディが常時怒ってる役柄にいつ血管がブチ切れるかハラハラしてたんですが、番犬に喰われて血管がぶちぎれちゃいました。これはある意味悲しい殺されたかじゃないですかね。彼が死んだ以降、ちょっと強引な感じがしましたけど、クリント親父の若かりし頃(と言っても40過ぎですが)とジェフ・ブリッジスの「デッドフォール」よりかは数倍マシな女装が拝めました。 |
15.ストーリーは浅く演出も単調で特に何があるわけでもなく、前半はただのロードムービーだが、中盤からは独得の味が出始める。役者の演技に、たびたび変な間が入ったりして、緊張感の無さが心地いい、妙な味わいのある映画。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-27 01:54:18) |
14.巨大な兵器を人に向けるのではなく、銀行の分厚い壁を破るためにぶっ放すというストイックさにやられた。アクション映画なのにカット数が異常に少ない。一発のカットだけで緊張感なり叙情を生み出せる力量を感じる。とにかく男の友情に対する描き込みが分厚い。それに対し対照的すぎる思春期の中学生ばりの画一的な女性観。とにかく欲求がストレートである。そしてクリント・イーストウッドのカッコよさ。ジェフ・ブリッジスも映画内で言っていたが牧師とはたいしたもんだ。祈祷とカーチェイスを同時に味わうという超映画的な悦楽がここにはある。ともするとこの映画からはホモセクシャルの香りを嗅ぎ取る人もいるだろうが、そう捉えるとこの映画は酷くつまらないものになってしまう。これは欠損の映画だ。何の欠損でもいい。金の欠損でもあるし、身体の欠損でもあるし、関係の欠損でもある。巨大機関銃を壁にぶっ放すという行為ですら欠損である。この映画をひたすら称えたいのは、アクションという強度を求めるジャンルの中からあえてこのような「弱さ」を提示したからである。「サンダーボルト」に西部劇の精神の継承を見た気がした。これが本当に長編1作目?ラストの高級車での二人の会話と、物語を見事に象徴するタバコの使い方にひたすら感動していただきたい。映画は女と銃と車があればできると偉人は言ったが、タバコも忘れてはならないね 【Qfwfq】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-18 07:48:15) |
13.ジェフブリッジスがなかなかキーマンでビックリ!!イーストウッドの魅力が…アルカトラズやハリーに比べると少し… なんかドタバタしすぎって感じ、それなりに楽しめたけど…緊迫感が少し…イーストウッド余裕過ぎ(笑) |
12.アクションというには迫力が足りず、コメディにしては笑いが足りず、サスペンスにしてはなんか脳天気で……。他のレビュアーさん達が言うような、哀愁みたいなものも感じませんでした。自分にとっては中途半端な映画でした。 【K】さん 4点(2004-06-27 15:14:57) |
11.息もつかせぬ展開で最後まで楽しめた。ジェフ・ブリッジスの存在感はイーストウッドに勝るとも劣らない。イーストウッドは右足を怪我していてギブスをしていていますよね?時々右足を気にして、走る時にも右足を引きずっている。ジェフ・ブリッジスの「ライトフット」という名はイーストウッドの右腕(右足?)という意味が込められているのかなあと思いました。ジェフ・ブリッジスの人懐っこく屈託の無い笑顔が最高で、本当に良い。こんなに笑顔の似合う男優は滅多に見かけない。ジェフ・ブリッジスが船上で「やる気になればなんだってできるさ」って言うのですが、こんな相棒とだったら「なんでもやれる」そんな気がする。 |
|
10.前半はロードムービーとして、後半はクライムサスペンスとして楽しめるお得な作品(笑)アクションあり、笑いあり、感動ありの娯楽作品で、最後までグイグイと引き付けられた。あと、ジェフ・ブリッジスが女装までしてがんばってた、あれは適役だねぇ。 【きのすけ】さん 8点(2003-09-24 22:41:43) |
9.イーストウッドとジェフのコンビは最高でした!前半は見てて非常に楽しかった。ラストは悲しすぎる・・・。 【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 6点(2003-07-28 22:20:53) |
8.好きな映画です。1回しか見ていないのに非常に印象に残る映画です。ライトフット役のジェフはこの映画ではまだ新人に近かったと聞いています。うまいですね。ラストは悲しいな。 【みんみん】さん 8点(2003-04-01 19:45:22) |
7.個人的にとても好きな作品、C・イーストウッドの魅力とJ・ブリッジスの魅力が絶妙なブレンドです、最近の形だけの競演ってものが薄っぺらく感じますね。 【眼力王】さん 7点(2003-01-14 02:01:28) |
6.わわわっ、なんですかこのジェフブリのかっこよさは!!!これって30年近くも前の映画なのにもかかわらず、全く古さを感じさせない、今見ても充分カッコイイ作品ですね。やっぱりクリント・イーストウッドは大人の渋さがとっても魅力的だし、対照的な、若くて軽いノリですっごくキュートなジェフブリとのコンビも絶妙!!最高ですね。又、これはただのアクションだけでなく、内容もすごく凝っているし、コメディータッチでも描かれているから最後まで飽きることなく、ずっと惹きこまれました。 最近はやたらとCGを駆使していたり、制作費を大量に使って、かっこいいBGMで錯覚してしまう映画が多いですが、これは本当に内容で勝負している、これこそ本物のアクションコメディー!!素晴らしいです・・繰り返しますが30年近く前とは思えないほどのジェフ&Cイーストウッドのかっこよさ、スタイルには脱帽! 【lisa】さん 9点(2002-11-17 11:32:56) |
5.若いカップルがHしてる時に、仲間のデブヒゲが乱入して女の子の口に赤いピンポン玉をネジ込んで黙らせるシーンは、このてのアクション映画にしては珍しいシーンだった。(「時計仕掛けのオレンジ」にも似た様なシーンがあった様な・・・) 【クリント】さん 5点(2002-10-16 22:20:53) |
【がーぷ】さん 8点(2002-09-20 01:15:17) |
3.これってアクション映画というより、コメディ色の方が強いよね?僕としてはヒッチハイクで二人を乗せたイカれた運転手がすごくウケたね。それと、娘さんがやってる時に銃もって入ってくるところもウケた。やっぱりライトフットが死んでしまうことでラストは切ない、なんともいえない余韻で終わるがためにいい映画にしてるってのはあるけど、どうしてライトフットが死んでしまったのかがいまいちわからなかった。でも楽しい作品ではありました。 【あろえりーな】さん 7点(2002-07-08 22:53:09) |
2.ジェフ・ブリッジスが若いよね。「The Big Lebowski」じゃあんなアホオヤジ役(Dude)だけど、どっちもはまり役。クリント・イーストウッドも渋いし、ほんとカッコイイの一言!。 【キャリオカ】さん 7点(2002-03-29 18:36:38) |
1.正に見どころたっぷりの第一級アクションだと思う。言うならば「明日に向かって撃て!」を70年代アメリカの田舎町に舞台を移したものだと言えるでしょう。また似ているような気がするイーストウッドとジェフ・ブリッジスのデコボコ・コンビぶりもたまらなく良い。私なんかは完全に二人に感情移入してしまって、問題の教会を見つけたとき凄く嬉しくなったと記憶しております。またこの映画のラストは、ある程度予想つくような展開だが私的にはかなり衝撃的でした。まさか...エッ!?っていう感じです。ただ今になって思えばあのような終わり方をしたのは当時終焉を迎えたアメリカン・ニューシネマを象徴したものだと考えている。 【チャーリー】さん 9点(2001-05-30 22:03:32) |