エロイカ(1957)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 エ行
 > エロイカ(1957)の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

エロイカ(1957)

[エロイカ]
Eroica
1957年ポーランド上映時間:87分
平均点:8.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
戦争ものモノクロ映画
新規登録(2014-02-08)【なんのかんの】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行表示 ※《改行表示》をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.ヒロイズムへの徹底した不信、英雄話への不快感に満ちたポーランドらしからぬ作品、あの国の映画は屈従と抵抗のベクトルがピンと張りつめているものだったけど、そういうものが「張りつめていない」ポーランド人もポーランド人なんだ、と訴えているよう。きりっとした抵抗運動には向かない男、成りゆきで生きている男、「え、あんたも抵抗運動やってるの?」と女に驚かれる男。酒が好きで、整列が苦手で、ぐでんぐでんに酔っ払ってる後ろをパルチザンが英雄的に走り抜けていくあたりから後の一連のエピソードはほとんどギャグの連発で、もしかしてレジスタンス運動で頑張ったと言っている党の連中を皮肉ってるのかとも思ったが、作者の共感も感じられ、皮肉ではなさそう。第2話の、脱走に成功したことになっている将校が実は天井裏に隠れ続けている話なぞ、寓話として素晴らしい成果。話をしたくてうずうずしているの。それに共同生活が苦手で独房に憧れてる男もいて、一筋縄ではいかない世界。抵抗者たちの連帯への讃歌もなく、抵抗運動の壮烈感もない。ただただこういう寓話でしか語れない歴史があったことを綴ってゆく。ヒロイズムを否定するには、一度連帯ということもとことん疑わねばならないってことなんだろう。アンジェイ・ムンク監督。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-09 09:42:03)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
81100.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS