41.昔、映画館で観た時はいまいちピンとこなかったのは若かったから、と気付いた人生ウン十年の私。それなりに年月を重ねた現在、すごくよく分かりました。2人を近付け、再び引き合わせたテレサ・テンの歌がストーリーを彩り、演じたマギー・チャンの勝ち気で孤独な表情と、レオン・ライの朴訥で寡黙な眼差しが素晴らしい。もちろん、エリック・ツァンの心意気もたまらない。本土返還前後の香港ならではの作品。実際、あの時の返還前のちょっとした喧騒はニュースでも凄かった。あの時代だから、香港だから出来た作品だと思う。 【泳ぐたい焼き】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-11-04 01:26:49) (良:1票) |
40.時代背景を理解して観るとなかなかおもしろかったです。こういうふつー?の香港映画を普段ほとんど観ないので他はわからないけど、とても雰囲気のある映画でした。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-08-16 19:01:50) |
《改行表示》39. 演出が多様で工夫に溢れていて視覚的に楽しく観ることができました。 画と内容の軽さがメロドラマの域を出ていないと感じたので7点止まりです。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-13 00:38:08) |
38.大メロドラマの醍醐味。まず、このころの香港情勢があって、大陸から香港へ、香港からアメリカへ、という中国人の流れがあった。戦争などと比べれば穏やかなものだが、やはり一種の激動期、メロドラマの背景にふさわしい。そこにもう一つ、テレサ・テンの文化圏としての香港と、ウィリアム・ホールデンの『慕情』の文化圏としての香港との拮抗が重なる。そういう混淆の物語は、ラストでテレサ・テンの歌がニューヨークに流れて決まりをつけるわけだ。この二人はどちらも大陸から来て香港に根を下ろそうとしていて、いわば戦友のような感情で結びついている、それがいいなずけには乗り越えられないものだった。友だちよ、友だちなのよ、と釘を刺しつつ愛が深まっていくあたりがいいの。だんだんと沈黙が濃くなり、寒いからと重ね着させてボタンをかけ…、なんてあたり。すれ違いもちゃんとあり、これはかなり堪能できたメロドラマだった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-03-11 12:13:10) (良:2票) |
《改行表示》37.あんなに嫌でしかたがなかった香港の街が、 なんだか懐かしく思い出されます。 初めてみたのは、もうほとんどラストシーンでした。 なんだかおもしろそう、と、さっそくVCD(DVDじゃなく)を探したけど見つからず、ヤフー香港のオークションで入手。 そのときは、まあいい映画だなというだけの感想でしたが、 こうして日本に帰って久し振りに見ると、涙が止まりませんでした。 日本で普通に就職をして生きていれば実感できないかもしれませんが、 人生なにが起こるかわからないものですね。 良いことも悪いこともすべてこれ人生。 香港も悪くない。 あのままテレサの甜蜜蜜でエンドロールだったらよかったのに。 |
36.マギー・チャンが最高にキュート。最後のシーンは、ポイント高いですよ。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-28 11:13:43) |
【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-01-29 21:44:40) |
34.このサイトには無いが、同じレオン・ライを主演にした「都市情縁」も含めて香港映画界でも珍しく「切なさとか儚さ」を感じる彼の映画が好きだ。この映画のツボはなんといってもテレサ・テンの歌。中国からの独立を掲げ、民主自由化を公言していた台湾人である彼女の歌は当時の中国では発禁もので、中国の人々は海賊版テープを聴きながら自由への憧れを感じていた、というバックボーンがあるという事がわかるとこの映画、より一層楽しめるのではないかと。この映画で香港アカデミー賞助演男優賞をとったエリック・ツァン(映画プロデューサー、コメディアンとしても有名)、実は代役であったというのは意外な話。あとマギー・チャンのマックの制服姿、あれは微妙だなコリャ。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-21 11:13:34) (良:1票) |
33.マギー・チャンの時折見せる弱さや,レオン・ライが大陸から出てきた当初は頼りなげだったのが次第に逞しく成長していく様がよく描かれていたと思う。個人的にはエリック・ツァンが凄く良かっただけに,ちょっと可哀想だった。 【北狐】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-03-15 09:34:27) (良:1票) |
32.このレビューに出会わなければおそらく観ることはなかっただろうと思う作品です。中野良子と吉永小百合を足して四で割ったようなマギー・チャンに「えっ、この女がヒロイン?」と正直最初思ってしまったんですが、ストーリーが進むにつれ彼女がどんどん魅力的になっていくのが痛快でした。レオンの見捨てられた子犬のような表情から、ラストあたりの成長した大人の男性の表情への変遷も素晴らしかったです。(ちょいとマギー審司に面影が)天津の恋人が綺麗だけどちっとも魅力が感じられない女性なのはヒロインを生かす為の計算なんでしょうね、多分。テレサ・テンの「グッバイ・マイラブ」(オリジナルはアン・ルイスだったかなあ・・・)もうまく使われてました。途中まで「木綿のハンカチーフ」実写版かと思ったけど、観終わった時の感想は「追憶」のアジア版でした。(なんかおかしな例えばっか書き連ねてしまってこの映画を愛してる皆さん、本当にすみません!) |
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31.大好きです!知り合いにすすめられて見たのですが最初はレオンのだめだめっぷりに本当にこれで素敵なラブストーリーを見せてくれるのかと不安でした(汗)。でも彼はどんどん成長し、中盤でクラクションを鳴らされて振り返った時の表情にはドキッとさせられました。脇役陣も素敵な人ばかり。英語教師の恋愛もおばさんの恋もパウさんについても決して語り過ぎず、さりげない演出なのに深く深く心に響いて、涙が止まらなかった。やっぱり脚本のいい映画は充実感が違う~!これを見てからは話題作よりも脚本勝負の映画を選ぶようになりました♪ 【涙姫】さん 9点(2004-07-19 06:21:13) (良:1票) |
《改行表示》30.たまたま見つけた映画だけど本当に良かった。 見れば見るほど惹きつけられ、上手く表現できないけれどもこれぞ恋愛映画と私の中に深く記憶された作品。些細なシーン、テレサテンの曲、すべての積み重ねが長いながらもみ終わったときに最高の気分にさせてくれる。そしてハッピーエンドで本当によかった(泣)。 【はげねずみ】さん 10点(2004-07-16 03:00:16) (良:1票) |
29.作りが丁寧なので安心して見れた。これほど出来の良いラブストーリーはなかなかお目にかかれない。 【PAD】さん 9点(2004-06-28 18:11:51) |
28.大陸から香港へ来た二人、都会ならではの孤独感、たまらなく切ない。最近は香港より上海に行く若者が多いのも時代の流れですね。テレサテンは偉大です。 【rexrex】さん 8点(2004-06-21 15:52:57) (良:1票) |
27.何十回観たのか、自分でもわからない程観ています。大好きな映画です。10年におよぶ愛、その年月の中で成長してゆく男と女。映画の始まりと終わりでは二人の顔が全然違う。マギーとレオンライだから出せた表情。セリフのない場面でもその表情で涙が溢れました。 |
26.大好きな映画です.何て言うか,私の感性にすごく合ってるんです.ラストの演出もあの程度が丁度良い感じです. 【マー君】さん 9点(2004-06-03 00:02:51) |
25.キスシーン、凄く良かった! 今まで見たどんな映画よりも。ただ、チャイナタウンで働いているシウクワンが、野菜を自転車に乗せてタイムス・スクエアを走っているというのはいくらなんでもありえない。 【マイケル】さん 7点(2004-03-17 12:31:33) |
24.10年近くにわたる年月の経過、大陸から香港からNYというドラマの規模(大陸は直接的な舞台ではないが)が少しも過大ではなく必然性があり、しかも描かれている内容はごく身近なラブストーリーの丁寧な描写であるという、まさに奇跡のような作品。友情愛と男女愛のぎりぎりの境界を精密に表現している脚本にまず驚嘆させられるが、しかも、その中で、すべてのシーンとすべての台詞にきちんと意味があるというのが素晴らしい。前半はじっくりと、後半は一気に駆け抜けるというバランス配分も絶妙。そして何より、表情の豊かさをフルに活用して、しかも指先から背筋に至るまでヒロインの心理表現を行い尽くしたマギー・チャンの名演は、何度見ても鳥肌が立つ。あくまでも現実世界にいくらでも存在しそうな設定に立脚しながら、ごく日常的な場面の切なさを漏らさずに盛り込んで1つの別世界を創り上げてしまった傑作。なお、蛇足ながら、食べ物関係を中心とする小道具の使い方も効果的だと思う。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-03-15 01:41:18) (良:3票) |
23.まずマギー・チャンがいい。しかも、次第に良くなって行くのが素晴らしい。素朴なレオン・ライも味があるし、テレサ・テンの曲も物語を盛り上げている。話もよく出来ている。それぞれの心の移り変わりが丁寧に描かれていて説得力がある。すれ違いの恋愛ドラマというのは有り勝ちだとは思うけど、あのラストには正直参った。もちろん、慌てて最初から見直しました。DVDって便利だなぁってしみじみ思う今日この頃。 【もとや】さん 9点(2004-03-09 18:01:12) (良:1票) |
22.以前、中国語の翻訳をしている友人に原題(「甜蜜蜜」だったはず)の意味を聞いたら「心地よく甘い様子」と言っていたように思います。誰かが仰っているようにテレサ・テンの曲名なのですね。大陸から香港にやってくる人間の心情や時代の描写など、ピーター・チャンの映画は、その視線がとても優しいところだ好き。ウォン・カーウァイとは対極の意味で、香港を代表する監督だと思っているのですが。自転車の後部座席で少しずつ足でリズムをとったり、頬を膨らませて食べつづけるマギーがとってもキュート。レオン・ライの頼りな気な優しさも、ここでは見事にはまっています。誰にでも出会うべき相手はいる、と思わせてくれる1本。 【showrio】さん 8点(2004-02-20 16:08:38) (良:1票) |