2.昨年、十数年ぶりにテレビシリーズで復活、好評を博した「峰不二子という女」から、どうやら「オトナの為の正調ルパン三世」というムーブメントが来ている様子。
義賊だったり、ロリコンだったり、勧善懲悪だったり、名探偵君と勝負したりの今風ルパンよりかは、こっちのケレン味ひかえめルパンのほうが、オッサンとしては嬉しい限りである。
「次元大介の墓標」というタイトルやら演出が、ちょっとシブ過ぎてイヤミっぽくもありましたが、ルパン原理主義に凝り固まったり、オッサンらの見苦しいナルシズムに堕したりしない程度に、この路線を大事にしてほしい。
・・・蛇足ですが「次元大介の墓標」というタイトルからして、旧キャストで唯一意気を吐く小林清志(現82歳!!)、今作がラストアタックになるのではないかも、と、邪推してしまう私だ。