《改行表示》21.インサイド・ヘッド2公開&夏休みということもあってか、トイストーリーなどと併せて本作が録画されていました。そもそも全く興味もなく本作の存在すら知りませんでしたが、見てハマりました、かなり泣けました。他のディズニーアニメとは一線を画する面白さ、やはりディズニーの横暴を許さずピクサー精神を死守しているだけのことはあります、さすがピクサー。 まず頭の中をシンプルな感情のみで描いたことは賞賛に値します。人間とは実際もっともっと複雑なものですが、それをこれほどまで分かりやすく描いたのは本当に素晴らしい。凄いのはシンプルで分かりやすいだけでなく、きちんと各キャラクター・セリフ・行動に意味があることです。 イカリとムカムカとビビりは三位一体で本能的に本人を守っている点も素晴らしいですが、ヨコロビとカナシミはペアでないと帰り道が判らなかったり、喜びの記憶を悲しみで満たすことで人として成長できたりと、とにかく非常に奥深く考えられていていちいち納得。その人の核となる素敵な思い出の蓄積で形成される”性格の島”も非常に分かり易く、しかしその島はとてももろく本人の心無い言動でどんどん崩壊していく姿も素晴らしかったです。その他、考えの列車、夢の仕組み、過去の記憶の処理の方法、CMソングのネタ、ピエロ、ビンボン(涙がキャンディーだなんて愛らしすぎて・・)、良い点を挙げるときりがありません。 余談ですがライリーの嫌いな物として”ピーマン”が出てきましたが、実はアメリカ本国版ではブロッコリーなのはご存知でしょうか。日本の子供に合わせてピーマンに書き換えてあるそうで、看板や新聞なども字幕でなく丁寧に各国文字で作られていますし、そういった様々な配慮もピクサーならではといったところです。ラストも文句なしで、悲しみ色に包まれて家族の元で泣くシーンは名シーン。成長=コンソールが新しく大きくなっている点も笑えましたし、もう本当に何から何まで大人が納得の本当に素敵な作品でした。 ちなみに原題「Inside Out(裏返し、表裏が反対)」は、おそらく感情は裏腹で表裏一体(コインの表と裏のように)という意味合いを持つ題名だと思いますが、それをややもじったインサイド・ヘッド(頭の中)とした日本語版の題名も素敵です。絵もかわいらしくトイストーリーより大人向けで良かったです! 【アラジン2014】さん [地上波(吹替)] 9点(2024-08-08 15:16:48) |
20.なるほど忘れるってそういう仕組みだったのね。 【TERU】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2022-11-23 22:09:42) |
《改行表示》19.そうそう!どの感情も感じる事が大切で全て必要。 悲しみがあるからこそ楽しいがより感じられる! 喜びが全てじゃない、 悲しみも怒りもムカムカもビビリもネガティブだからだめじゃなく、 ネガティブな感情こそ肯定する。 そこにフタはしなくていい!子どものように生きたらいい! そして、感情は溜めてはいけない。出して表現することが大切。 川の流れも、お金の流れも、血の流れも、うんこも、笑 溜めるのではなく流して循環させる。溜めると濁るし腐るし破裂するよー この映画では主人公の感情は頭の中で操作されていたけど、 これ実際そうなのかも知れないのご存知でしょうか? みんな自分で考えて、自分で行動してるように思えて、 実はこれが何かの指示通りに動いている可能性も否定出来ないんです。 というかもっと言うとこの世は幻想。笑 これトンデモのように聞こえるでしょうが、 実際に科学の最先端の現場で議論、研究されている内容なんですよ! ノーベル賞物理学者がこう言ってます。 「この世界が“ホログラム”であるかもしれない」 【ゆにお】さん [地上波(吹替)] 9点(2017-06-28 22:46:47) (良:1票) |
《改行表示》18.感情が主人公になるなんて、じつによく考えられたアイデアだ。 頭の中の感情がどのように働いて影響を及ぼしているのかとか、大切な思い出などの記憶についてのストーリーも興味深い。 子供向けなのか、中盤かなりドタバタと騒がしいのは個人的には好きじゃないが、それを差し置いてもとても惹かれる映画ではある。 まぁ現実の人のアタマのなかでは、感情は意識の中からほぼ自動的に作られるものであって主役でもないし、居座っているものでもないところに注意したい。多くのところ、感覚をつかさどる右脳と言語をつかさどる左脳が司令塔に居座っていて、膨大な表層意識と無意識から感情が生まれる。 ヨロコビはポジティブで前向きでいいことづくめなので、他の感情が浮かんできたらなるべく切り替えることが望ましい。 のだが、でもじつはカナシミやビビリなども自分にとっては守ってくれる重要な存在であることに気づく。そんな感情を大切にでき、きちんと相手に伝えられる人こそ実は強くてたくましい。 感情や重要な記憶こそがわたし自身という人間のキャラクターを作っている。 ネガティヴな感情もきちんと受け止めることが大切。でもそれにいつまでも引っ張られないでヨロコビに戻るのがハッピーに生きる秘訣かと、そんなことを考えながら見ていた。 【mhiro】さん [地上波(吹替)] 7点(2017-06-21 19:42:13) |
17.感情を擬人化するというワンアイディアだけで終わらず、それを生かすバラエティーにとんだアイディアがたくさん散りばめられていて非常に楽しい映画でした。ストーリーラインもしっかりしていて全体としてのまとまりもよかったです。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-08-29 21:41:31) |
《改行表示》16.開始10分でもう泣きそう。 脳内会議みたいなアイデアは昔からあるけど、それ自体を1本の作品にしてしまったピクサーの功績は大きい。 今まで謎だった頭の中の複雑な仕組みがわかって良かったです。 感情のコントロールが出来なくなったときにこの作品のことを思い出して、少し冷静になれたらいいな。 そして、感情は自分にだけじゃなくて、他の人にもあるということを理解させてくれる。 特にママの感情のリーダーがカナシミだったのは奥深い設定だなぁって感心させられた。 変なCMソングが勝手に再生されるなんて小ネタも脳の仕組みの不思議を象徴する興味深い現象だね。 因みに僕の場合は、ポ~ニョポ~ニョポニョポニョポニョポ~♪ 終盤の展開には散々泣かされたけど、僕も複雑な感情をコントロール出来るようになったようで、成長するってこういうことなんだろうなって納得出来たような気がします。 あと、初見では開始10分で泣きそうだったけど、改めてもう1度最初から見始めたら、開始6分で泣きました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-08-27 16:08:58) (良:2票) |
《改行表示》15.可愛い女性の性格は可愛い。 美人の内面は美しいに決まっている。 イケメンは考え方もカッコイイよね。 そう決め付ける人には全く理解できない映画。 この映画と似てる映画は、全世界に一つもない! そう断言できる映画。 ビンボンはいい奴だ。 余談だが、私は人間には「心はない」と考えている。 【激辛カレーライス】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-07-06 16:52:41) |
《改行表示》14.頭の中のキャラの出番は可能な限り少なくしたほうが良かったのでは? 感情が第三者にコントロールされているとしか思えず。頭の中のキャラを出した意図が良くわからなかった。 【Robbie】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-06-25 19:34:31) |
《改行表示》13.なかなか評判の映画だったから期待したけど 自分には合わなかった。 そんなに人間の感情って単純かなぁというところがずっと引っかかって映画に入り込めなかった。 |
12.ピクサーは外れがないなー。いろんなキャラが出てくるけど、ビンボンがいちばん印象深かった。本当に悲しいことは、忘れられた楽しい思い出なのかな。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-28 22:41:47) |
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【Yu】さん [DVD(吹替)] 5点(2016-05-21 13:42:51) |
《改行表示》10.アイデアは面白いんだけど、人間の感情って5つだけじゃないと思う。 だから、キャラクターたちが言い争ってるだけで、ライリーの行動そのものが、とても不自然なふうに感じた。 5歳の娘に見せようと思ったが、理解してもらえないと思う。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-05-14 14:57:29) |
《改行表示》9.まるで楽しめなかった。 ものすごくよく脚本もコンテも練られていると思うんだけど、俺と住む世界が違いすぎる。 きっとこれを楽しめない俺の方が間違っているのだろう。 【ガブ:ポッシブル】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-02-21 17:34:26) |
《改行表示》8.4歳の娘と、1歳の息子がいる。 当然ながら、一日中、それぞれが笑ったり泣いたりの繰り返しである。 人の親としてもまだまだ未熟なので、彼らの言動に対して右往左往することも多いのだが、この秀逸なアニメ映画は、そんな子育て中の親たちにとっては特に興味深くて、それ故に面白味の深い作品だったと思う。 二人の子どもが何かの拍子で泣き始めるとする。 1歳の息子は、彼の好きな遊びやおもちゃ、もしくは食べ物を見せればすぐに泣き止み、途端に笑い始める。 一方、4歳の娘はそう簡単にはいかなくなった。彼女が泣き止むまでには、それなりの説明と駆け引きと時間が必要になる。 そうやって当たり前のように、子どもたちの感情が変化していく様を見ているけれど、彼らの頭の中では常に様々な感情たちが、彼らの「幸福」のみを考えて親以上に右往左往しているのだと思うと、なんだか率直に感心し、感動してしまった。 この映画においてアドベンチャーとして描き出されている通り、子どもたちの頭の中では常に会議と冒険が繰り広げられ、そして時に崩壊と構築が繰り返されているのだろう。 大切に抱え続けた思い出に「ヨロコビ」と「カナシミ」が入り混じり、「ヨロコビ」だけでは決して生きていくことはできないというストーリーの着地は、子どもも大人も観る映画として、とても誠実だったとも思う。 精神が成長するということの見事な具現化。 それはとても楽しくて、とても切ないエンターテイメントだった。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-01-18 23:27:21) (良:2票) |
7.単なる子供向け映画ではなく、むしろ大人向けの映画ですね。外面ばかりに気を使い、ストレスの溜まる日々。そんな大人たちへのメッセージのように感じました。かくいう私も、自分の感情を半ば押し殺すように人付き合いをしています。それが大人だと思うから。感情任せでは波風立ち放題だから。でもね、限度もあると思うんですよ。まるっきり自分を捨てちゃったら自分でなくなる。それでいいのかと。「個人」とは「個性」ある「人」ではないでしょうか。個性のない人間なんてつまらない。誰もがもっと自分らしくありたいと思ってるはず。個性と社会適合のバラスをいかにとるか。それができるのが魅力ある大人、なんでしょうね。と、こんな深いことを考えさせてくれたこの映画、大したもんです。はい。 |
6.俺の頭の中もこんなになってたらいいなあ! ピクサーは最高。 【kaaaz】さん [レーザーディスク(字幕)] 9点(2015-11-27 23:25:44) |
5.人間の感情を擬人化して可視化してしまおうという、野心的というか無鉄砲というかヒネリ過ぎというか、とにかくぶっ飛んだ設定の作品。ということもあって、わかりにくくなってしまうことを恐れてか、「この作品の設定はカクカクシカジカなのです」ということを作中で何かと説明してしまう。これだけ得体の知れない設定の作品ではやむを得ない面もあるのかも知れないけれど、ちょっと勿体ないですね。視覚イメージとして十分に伝わるものはあるし、十分に楽しめるのにね。ここには「忘却」というものの残酷さもあり、だからこそ「思い出」の大切さというものを感じさせてもくれます。ただ、最後の「悲しい時は我慢せずに泣いたらいいんだよ」というメッセージが、ストレート過ぎる(必ずしも視覚イメージに昇華されていない)かな、とも。ところでもし本作同様に、私の頭の中を映像化しようとしたら、それはそれはもうエロい事だらけで、映像化不可能ということになるかと思います。 【鱗歌】さん [映画館(吹替)] 7点(2015-08-03 22:25:49) |
4.人が成長するほど、感情というのは複雑になっていくということを、視覚的に説明されていて、とても感心しました。また、思い出の扱い方にも、とっても感心しました。大切なこと、いつも思い出してしまうこと、忘れたいこと、忘れてしまったこと、などなど。人と接するときに大切なことも、教えられた気がします。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-07-27 17:18:41) |
《改行表示》3.内容的には可もなく不可もなし。暇なら見ても損はないレベル。 感心したのは声優陣。ディズニーの映画って本職声優じゃない人使っても違和感なく聞くことができる。 【おとばん】さん [映画館(吹替)] 6点(2015-07-26 23:14:37) |
2.「アリエッティ」の母親役もですが、大竹女史はネガティブなイメージが多い、そして少しいらいらしてしまう。話はわかりやすくて多少おもしろかったですが、歌もそう魅力的ではないので、すぐに廃棄される記憶になりそうです。「思春期」仕様の操縦場パネルだけおもしろかったです。。 【HRM36】さん [映画館(吹替)] 5点(2015-07-22 16:32:04) |