22.人間関係の各ドラマが薄いし、子供の不祥事や母親の無責任さなど不愉快な思いもあったが、ヘリから爆発処理チームが降下し船に乗り込むシーンや、爆弾処理の緊迫感には目が離せない迫力があった。特におどろおどろしい音楽が入らず静寂な中での作業がいい。リチャード・ハリスの癇癪声は哀愁を帯びていてセクシーだ。彼の仕事ぶりはうずくまって手先を動かすものばかりで、派手な動きはほとんどない。しかし作業中の集中力が生み出す緊迫感は、観ているこちらがまるでアクションものを味わっているかのようだった。 【tony】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-03-02 00:19:32) |
21.昔見たときはおもしろい映画だと思ったのだが、DVDで見直してみると結構穴がある。(7つともまったく同じ構造なのかなど)それとタイタニックやポセイドンと較べても人物描写が薄いし、人命をどうも軽んじている。映画だからかそれとも英米流の考えからなのか、多少犠牲者が出ても構わないというのは好きでない。(1200人は多少ではない) 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-01-08 08:53:13) |
《改行表示》20.イギリス発の、豪華客船を舞台にしたサスペンス・パニックもの。爆弾犯人の正体や、乗客、 政府、海軍、警察側の描写が絡み合い、シナリオは予想以上にしっかりしていると思ったのだが、 総体的にややテンポが悪く、娯楽映画としては今一つ乗り切れない感が。 それでも手に汗握るシーンは用意されているので、そこそこ楽しめるんじゃないかと。 今ではもっと派手で似たような内容の映画がたくさんあるので、不利なジャンルの作品だろうが、 この年代に作られた映画としてはよく出来ているほうではないかと思う。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-12-04 12:52:23) |
19.良品とのことで、見てみましたが、正直なところ退屈でした。パニック物というよりは、サスペンスよりです。話の展開に理由付けがないところも、少し納得いかないかなと思いました。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-14 12:24:45) |
《改行表示》18.アバンタイトルは、染みのついた白地のぼやけ気味のストップモーション。その焦点が合うと、客船の船体を背景とした「赤」と「青」の紙テープである事が判るという趣向。中盤で犯人が電話をかける電話ボックスの赤と、背後の船舶会社の青による画面分割もまたクライマックスに向けたさりげない映画的伏線といえる。 タイタニックから時を経て、階級差別から人種差別へ、変わらぬ格差社会を料理廃棄の反復とアジア系給仕の悲劇を以ってシニカルに描出する批評性もまたさりげない。 有閑夫人らや、船員同士の何気ない対話もウィットに富んで面白い。 乗客のパニック防止の為に行われる虚ろなパーティを、説話的な必然性のみならず、まずもって処理班の緊張の場との対比として活かした映画的作法も良い。 D・へミングスの爆死が、会場に集った乗客を揺さぶることとなる。 そしてリチャード・ハリスの面構えも独白中継も良いが、曇天と波しぶきの中をローリングする豪華客船現物の重量感と生々しい迫力が断然素晴らしい。 ボートからの仰角視点と空撮を織り交ぜた臨場感あるロケ撮影があってこそ、爆弾処理のサスペンスが各段に引き立っている。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-07 19:34:20) |
17.TSUTAYAの「発掘良品」の棚から借りてきたのだけれど、カット割りも絵作りも、まるでテレビ映画か、と思うようなチープな作りで、話の進みも退屈。どこが「良品」なのだろうか。 【goro】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-11-18 05:23:59) |
16.古典なんでしょうね・・・。正直、眠くなりました。見せ場が少なく、かつ引用されまくりで、展開が見え見え。一番最初にこの映画を見ていれば、違った評価なんでしょうが、今更この映画を見ても面白くは見れませんね。 【ぬーとん】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-09-29 05:15:46) |
15.某レンタル屋を覗いてみると「面白くなかったら返金します」キャンペーンをやっていて、その対象作品が、よりによってこの『ジャガーノート』とは。ちょっと心配、でもニコニコ。逢坂剛『百舌鳥の叫ぶ夜』なり、藤原伊織『テロリストのパラソル』なり、野沢尚『魔笛』なり、爆弾モノにハズレ無し、と個人的に思い込んでいるのですが、その原点ともいうべき作品ですね。豪華客船に仕込まれた爆弾と、それに立ち向かう爆弾処理専門家との、静かで息詰まる死闘。「ナンボなんでもこんな手の込んだ大量のドラム缶爆弾を誰にも気づかれずに船に積み込むのは無理やろ」とか「犯人は、船が嵐に巻き込まれて乗客が逃げられなくなることまで予想していたのか?」など、しょーもないツッコミをしてはいけません(そういうケチをつけてレンタル屋に返金を要求してはいけません)。ただただ、緊迫感に満ちた爆弾処理が微に入り細に入り描かれる過程の、そのサスペンスを堪能すべし。配線を切断する瞬間の恐怖。爆弾に仕込まれた数々のトラップの不気味さに対して、それに立ち向かうのは、無機質な工具の数々。それらを操り冷静に作業を進めるリチャード・ハリスが、めちゃカッコいい。最後に行きつくのは、『魔笛』でも語られていた通り、赤か、青か。まさに永遠の課題、永遠のスリル。ところでどうでもいいことだけど、犯人の“ジャガーノート”の電話の声を聞くと、正体は“まんが日本昔ばなし”の常田富士男としか思えないのですが。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-15 22:37:39) |
14.いろいろ引用されすぎて、オチが最初からわかってしまっていたのが非常に残念です。ファロンが主役ですが、船長も何気に渋い助演をしていると思います。最近だとこういう映画って無駄に壮大に作りすぎて長くなりがちですが、これは短くまとまっていていいと思います。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-08 18:10:13) |
13.ミッキーマウスの置時計が堂々と小道具として使われている事に驚き。今なら絶対にディズニーが許さないだろう。爆弾テロの映画ですよ、コレ(笑) 【Junker】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-08 02:03:03) |
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《改行表示》12.爆弾の解体シーンにおける、「赤か?青か?」の大定番を生み出したと言われる本作。 大定番の「初出」に相応しい見事なサスペンスアクションを堪能出来た。 冒頭の船出のシーンと“ブリタニック号”という船舶名から、海洋パニック映画の雰囲気を携えて映画はスタートする。しかし、その雰囲気を良い意味で一変させて、船上の爆弾解体と本国での犯人捜しという2本のラインを並行させてサスペンスフルな展開が巧みだったと思う。 ストーリー自体の巧みさもさることながら、やはり何と言っても特筆すべきは、爆弾解体の緊迫感だろう。 爆弾犯が仕組んだ幾重ものトラップかいくぐりながら解体していく様は、このジャンルの映画の常套手段的な演出であるが、その礎となった今作の”オリジナリティ”は上質で印象的だった。 それにしても、今作のタイトルを知ったのは映画「交渉人 真下正義」で犯人が引用したことからだが、このように優れた映画でもタイトルも知らない映画もまだまだ多いのだろうと思う。 観なければならない映画は尽きない。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 23:20:15) |
11.本当に色んな映画やドラマでパクられてますね、この「赤か青か」ってとこ(まてよ、「赤か緑か」だったかな?)。70年代にバリバリ活躍したリチャード・ハリスが渋くていいね(いや、「赤か白か」だったかな?)。当時量産された『パニック映画』と誤解されたのは不運でしたが(それとも...「赤か黄色か」だったかな?)。ずーっと後に「エレファント・マン」で見世物小屋の主人を見て「あっ!ジャガーノート、ジャガーノート」と興奮していたのは実は私です(まさか「赤か金色か」...んな訳無いか)。 【nizam】さん 8点(2004-06-02 12:47:39) (笑:2票) |
10.70年代当時、大流行りした乗物パニック映画のひとつ。いかにもイギリス映画という雰囲気を醸し出し、爆弾処理班が爆弾と向き合いながら一本一本線を切るシーンはなかなかの緊迫感。ただ主人公を演じるリチャード・ハリスが爆発物を処理する様は、余裕がありすぎて現実味に欠ける。木っ端みじんになるやも知れなく、こんな調子で出来ようハズがないのでは? タバコをふかすと引火するって。そんなリチャード・ハリスに今ひとつしっくりと来ない私でしたが、若き日のレクター博士(毛がフサフサとある! ! )とアンドロイド・アッシュ(こちらも毛がフサフサとある)に出会えたのにはうれしかったね(+1)。 【光りやまねこ】さん 7点(2004-03-16 23:35:30) |
9.今は亡きリチャード・ハリスが爆弾解体作業をするシーンは今観てもハラハラドキドキします。いかにもイギリス映画という感じの役者が勢揃いして、いい雰囲気です。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-02 01:03:46) |
8.爆弾処理の緊張感がたまりません。一仕事終えた後の、リチャード・ハリスが「おーれーはチャンピオン♪」って自分で自分を褒めるとこも好きです。冗談言いながら仕事はきっちりやり遂げるプロフェッショナルな彼に、男の中の男を見ました。 【そうしょくみ】さん 6点(2003-10-14 01:50:19) |
7.ん~。まずまずの出来だな。最初のほうの船上の爆破シーンぐらいしか面白いとこがなかった。でも、緊張感のあったしーんがいくつもあったからまあ楽しめた。それに若き頃のアンソニーホプキンスが出てたとこがよかった。でも・・・爆弾解体を誤って爆弾が爆発するところは思いっきりCGでした・・・。それが心残りですね。 |
6. まずまずの海洋爆弾処理サスペンス映画。オマー・シャリフ船長が木偶の坊で泣ける。個人的に余り好きじゃないリチャード・ハリスがカッコイイ主役ってのも、今イチのめり込めない原因かな。爆死するのがD・ヘミングスと逆なら最高だったのに。渋いイギリス映画なんで、ハリウッド製パニック物と勘違いしないように。R・レスター、意外に良かった。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-07 02:28:18) |
5.幼少の頃に観た映画。当時パニック映画が全盛期で、これもそれ系の映画と思い込んで見に行きました。当然期待はずれに終わりガッカリ・・・大人になった今もう一度じっくり観てみたいです。キャストも豪華だし・・・。 【支配人】さん 6点(2002-06-29 08:45:42) |
4.こんにちわ、ポーターさん。で電信機が動くとこからもうゾクゾク。それに英国政府は一切交渉には応じられないてのもドキドキ。そしてマクロからミクロへの収束。でも、あんな8個もの爆弾どないして搬入したんやという突っ込みは忘れて。でも、これ原作ではオチがあるんですよ。ボードに描いていたのが逆だったという。 【よしゆき】さん 8点(2002-02-28 21:41:20) |
3.↓【ドラえもん】さんに同感。前半の空中からの降下に息を飲み,後半の刻一刻と迫る爆発時刻までの手に汗握る緊迫感がたまりません。海洋パニック・サスペンスの傑作。 【koshi】さん 8点(2002-02-02 14:52:59) |