52.この題材で、この時代で、モノクロは珍しいと思いました。アクションシーンで、パンチが当たってないのに、当たったことにして吹っ飛んだり、倒れる演技を見て、先行きが危ぶまれたのですが、後述するように、作品の肝はパニック下での人間描写なので、慣れると気にならなくなります。今でこそゾンビ映画というと血みどろ要素満載ですが、ゾンビ映画の元祖と言える本作に、スプラッター要素がほとんど無いのは驚きで、とても新鮮でした。ぱっと見、生きてる人と見分けが付かないのですよね。帰還した金星探査衛星の爆発による放射能の影響で、ある地域の、埋葬される前の死体が生き返ったという設定なので、肉体はほとんど崩れていなくて、メーキャップに凝るようなことはしてません。ゾンビ一人一人は動きが鈍いので大して強くなく、不意を突かれない限りは退治可能なのですが、群れをなすと、とても難儀するというもので、ゾンビの群れに襲われて、ある家に避難してきた男、女、カップル、親子が、この非常事態にどう対応するかという人間ドラマ的な要素が強く、そこの部分がしっかりとつくられているので、ホラー要素が弱いにもかかわらず、とても楽しめました。エンディングは、期待に応えてくれました。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-02-18 20:31:47) |
《改行表示》51.漫画家の荒木飛呂彦さんの「こいつはビビったぜ映画ベスト10(もうやめてくれといいながらそれでもみたベスト10)」第1位に挙げられていたのが気になって視聴しました。 退屈な導入部分や、バーンと出て来るビックリ要素、状況を悪化させるために配置される馬鹿キャラ等、私がホラー映画に要らないと感じていた要素が無く、じわじわと追い詰められていく恐怖演出がとても良く出来ています。ストーリー自体は簡素ですが、ホラー映画としての完成度の高さを評価してこの点数です。 結構グロいシーンもあるのですが、白黒なのでそこが救いですね。と思ったらカラー映像の良リメイクがあるのですか・・見たいけど怖いなぁ。 【alian】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-02-05 00:06:41) |
《改行表示》50.ジョージ・A・ロメロ監督が先日亡くなったとの報を受け、追悼の意味も込めて久々に鑑賞。 墓場に来ていた主人公達が、いきなりゾンビに襲われるというショッキングなシーンからスタートし、終わりまでとにかく恐怖の連続である。 低予算故に特殊メイクなどはショボいが、モノクロ映像のおかげで凄い怖い雰囲気を醸し出していた。 窓に打ち付けられた板の隙間から無数のゾンビの手が出てくるシーンがとにかく怖かった。あと、ゾンビ特有の歩き方も怖い。全てはここから始まった。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-07-21 20:50:20) |
49.ゾンビブームの今、原点回帰もわるくない。白黒だけどシュールで飽きないホラー。良作印つけときます。 |
《改行表示》48.映画の歴史において重要な意味を持つ作品。 世に生まれる価値のあった一本だということは揺るがぬ事実だろう。 ただ、そういう欲目を取っ払い、現代の感覚で内容のみを見れば、やっぱりツラい部分はある。強引な編集とか、がんばってるけど解消しきれてない中だるみとか。 今見るなら、「これが元祖モダンゾンビかー。へー」「このハゲうるせーなオイ」とか言いながら、友達どうしで酒飲みながら見るような楽しみ方がいいかもしれない。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-03-30 01:24:40) |
47.ダイナミックな、悪くいうと雑なカメラワークはなんだかざらざらした粗い砂が口に混じるような居心地の悪さと野性味を感じさせる。サヴィニーのリメイクはあれはあれで素晴らしい出来であったが、本家はモノクロというところが逆に迫力を増す。あれほど爽やかなバッドエンドはあるだろうか。あっさりと悲劇を見せつけ、静止画でのエンディング。素晴らしすぎる。これほど緩急のついたクールなエンディングは無い。それを思うと、オープニングもまた素晴らしいとしかいいようがないことを思い出す。ふらふら歩いてきたおっさんにいきなり襲われるという恐怖は新鮮だったのだろう。ゾンビという素材を初めて扱いながらも、ゾンビ自体の露出には謙抑である。要はゾンビは「見せない」恐怖が肝なのである。ゾンビそのものよりも、それがだんだん迫ってくる雰囲気や、その数、なんか食ってる様子、ドンドン扉がたたかれている様子、窓の合間からちらりと見える様子、それらが恐怖を煽ることになる。そして人間の本質を炙り出すことになる。傑作。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-30 23:35:36) |
46.まあ記念すべき作品であるのは間違いないですね。内容的には最初のゾンビ登場シーンの不気味さにつきる。 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-08-06 06:50:20) |
45.先にリメイクを見てしまったのでちょっと地味に感じてしまいました。タイトルにもあるようにゾンビの誕生というようにゾンビ映画の原点となる映画。そのアイデアは素晴らしい。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-05 23:24:43) |
44.得体の知れない何かが襲ってくる。この映画を見ながら、私はヒッチコックの「鳥」を思い浮かべてました。この映画の良いところは、1人目のゾンビが現れてから映画が終わるまで、ずっと緊迫感が保たれていることです。ホラー好きにはこの感覚はたまらないでしょう。けれど、私にとっては展開が遅すぎて、見ている最中、イライラしっぱなしでした。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-10-12 17:54:01) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-11 23:01:33) |
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42.この時期の映画にしては安っぽくないでしょうか。でもそれが余計に怖さを演出しているのかも。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-07-22 17:58:01) |
41.超低予算ということもあって編集面に粗が目立つものの、それを利点と取るか欠点と取るかは観る人の感性次第。話は本当によくできてる。画かれているのはたった一夜の出来事。オープニングからエンディングまでの時間経過を換算しても恐らく24時間にも満たない(あるいは、その半分以下かも)。なのにここまで深い。そんな短い時間経過でよくここまで人間ドラマを組み立てたもんだ。アッパレ!!また自分が特に関心したのは、バーバラが最初のゾンビに追われてから、ベンに始めて話し掛けるまでの間、彼女は一言も喋らない。下手な監督だと観客に登場人物の心境を伝えようと何か独り言でも喋らせるんだけど、ロメロはそんな無駄な事はしなかった。これは無言の訴え。あの時の彼女にはせいぜい悲鳴を上げる程度の事しかできなかったんだと思う。ホラー映画史上最高の演出と言っても間違いではないはず。 【梅田山津】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-03 13:15:20) (良:1票) |
《改行表示》40.基本的に満点ではないですかね。 ホラーとしても、純粋な映画としても・・・ 映画始まったあたりの明るさと、夜の暗さが印象的でした。 【ほ~り~ぐれいる】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-09-29 10:30:52) |
39.今までたくさんのゾンビ映画を観てきました。もちろんロメロゾンビも。私はこの映画が一番怖いです。あらゆるジャンルの枠をとっぱらって考えても、この映画よりも怖い映画は今のところ私にはないし、これからもないかもしれない。たくさんのゾンビ映画がある中で私はロメロゾンビが一番怖いし、ロメロ監督を崇拝してます。拝んでます。ロメロ3部作の中でこの「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」は最後に観たんですけど、これはもう決定的でした。ゾンビに存在理由なんて必要ないし、ましてスピードも必要ない。「ナイト・オブ~」のあのモノクロ映像のゾンビたち、姿、空気、もうすべてが怖くてたまらない~~。 【ふぉんだ】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2006-04-19 01:37:25) |
《改行表示》38.予告編映像の 「ナーイトオブ ザ リビングデッ(カクッカクッカクッ)」を何回も繰り返されるのが不気味で不気味で・・・ 結構意外な結末に ちょっと笑ってしまいました。 ゾンビの歴史を知る上で 避けて通れないはずの一作であるはず。 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-16 09:07:19) |
37.昔は怖かったんだ。確かに。でもさー、『プラン9・フロム・アウター・スペース』を見た瞬間から、本作はオイラの中でギャグ映画に変貌してしまったのだった。だって昼間の墓地で襲ってくるゾンビですよー! シチュエーションがあまりに同じすぎ(笑)。ロメロがエド・ウッドJrを意識してたとは一度も聞いた事はない(ってか、そんなわきゃない)んだけど、どうしてここまで似ちゃってるのか…これは、才能ある若手監督による低予算リメイク版『プラン9』です。断言! 【エスねこ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-12 19:57:42) |
36.低予算のモノクロ作品ですが、そこがかえって恐怖感を増す効果があります。ゾンビが人肉を貪り食うという残酷シーンもモノクロなためか気持ち悪さが中和されて恐怖感だけがクローズアップされてます。最近のCGだらけのホラー作品に飽きた人には新鮮な感じがするのではないでしょうか?以後のゾンビ映画の原点ということを抜きにしても傑作だと思います。 【ジム】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-18 15:11:59) |
35.この映画を観て、ロメロのゾンビ映画で気がついた共通点が2つ。①黒人を勇猛果敢に描いている。②女性は守ってあげるべき存在。①について、この映画ができた1968年はちょうど、公民権と非暴力主義を訴え続けてきたキング牧師が夢半ば暗殺された年です。襲ってくるゾンビもほとんどが白人。裏切る男も白人。ラストで○○する人間も白人。この映画に関して、本当の恐怖は”人間”なんですが、僕には白人と黒人の差別問題も提起しているような気がしました。白人も黒人もみな同じ命、死にたくないのだと考えれば、映像をわざわざモノクロにした理由もなんとなく納得します。②について、バーバラがまったくの役立たずですが、兄思いの妹です。他にも冷静な判断の出来ない夫をみかねて娘を守る母、ゾンビを省みず恋人を追いかける女の子もいます。か弱いけど男にとっては女性は精神的にも必要な存在であるということを伝えようとしている。以降のゾンビ映画でも男が女を守ってやらねばならないという描写が、目立たないけど結構ある。そういう意味ではこの映画にはテーマがいっぱい詰まってる。当のロメロ自身は怖い映画を撮りたかっただけなのかもしれないんでしょうけど。映画で大事な事、”観た人間がどう思うか”ってことですね。ところでゾンビの中に一人、しましまパンツ1丁のオヤジがいました。彼はゾンビになる直前、一体ナニをしてたんでしょうか? 非常に気になる…。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-16 22:10:09) (良:2票) |
34.ゾンビ慣れしてるっていうと語弊があるかもしれないが、他の映画で見るゾンビと差ほど変わらない。 Q.じゃあ何が怖い? A.モノクロ映像と音響 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-01 07:25:47) |
33.初めて見たロメロ監督のゾンビ映画。いやぁ、モノクロで作ってもらってほんとよかったっす。モノクロがあまり好きじゃない人にこの怖さはまぁわからんと思うけどモノクロ大好きな自分にとってこの怖さは久しぶりに味わいました。カラーじゃ絶対に味わえないこの怖さ・・ほんとたまらん。ゾンビが身に迫ってるのに仲間の中で分裂し殺してしまうという人ことや恐怖のあまり自分の事しかを考えないという人間の愚かさがハッキリと表現しててなかなかよかったです。あんまりホラーは好きじゃないんからカラー版をみようかすごぃ迷う。。。。デジタル修復版を見たけど終わった後の予告編が凄い印象に残ってます。やたら題名をアピールしてるので。。。。(ぇ |