《改行表示》35.キューブリックの真意はわからんがフルメタルジャケットと並ぶ最高の反戦映画と呼ばれている。 モノクロに関わらず塹壕戦は凄まじい臨場感。けれども戦場シーンは少なく軍法会議中心で法廷要素強し。 組織の批判映画だよね、ダイレクトに感じた。 |
34.軍隊の異常性と理不尽さに、主人公への感情移入が容易です。ラストの酒場のシーン、ちょっと唐突かな。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-02-14 23:27:15) |
《改行表示》33.泣かせたくはない女がいるから。 それを理由に世界が戦争をやめてほしい、やめたっていいよね。 【norainu】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-10 23:31:26) (良:1票) |
32.3回目の鑑賞?(2007/5月)。高校時代に観た時の印象はむなしい突撃の恐怖と怒りだった。今観ても同じだ。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-03 18:57:18) |
31.5%が味方の放火で死ぬ。最後の仕事に残るのが65%。そのうちの25%がアリ塚を取る。人の命をまるでテレビゲームをやってるかのような感覚に思っていることに衝撃。戦争の不条理さを描いた、素晴らしい反戦映画。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-06 22:12:16) |
《改行表示》30.今まで観たキューブリック作品の中では最上位。 カーク・ダグラスが端整で素晴らしくかっこ良かった。 そして、カーク・ダグラスが砲撃の降る濠の中を、顔一つゆがめずに歩く姿に痺れた。 シャープなモノクロ映像も印象的。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-19 12:46:49) |
29.戦場の酷さがよく伝わってきた。でもこれでも、第二次大戦や現代に比べると戦闘のやり方がどこか牧歌的なわけで、現在も世界各地で戦争が行われているという現実がつくづく残念。 キューブリックはこういう正攻法の撮り方ができる人なんですね。若い頃のピカソは精緻なデッサンを多数していたけど、それと通じるのかな。 【じゃん++】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-11 17:05:24) |
28.凡百の反戦映画とは明らかに異なる傑作。戦場の描写も素晴らしいが、やはり将軍の欲に駆られる過程や、欺瞞に満ちた裁判などにおける卓越した心理描写は絶品。ラストも心に沁みる。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-19 16:17:09) |
27.キューブリックらしく、異質な雰囲気が漂っていた。ラストのみんなで歌を歌うシーンは、この作品のすべてを物語っていて胸に染みる。 【Syuhei】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-15 16:33:10) |
26.キューブリックの作品はほとんど観賞していますが、確かにみなさんがレビューされているように人間らしさを描いたキューブリックにしては珍しい作品のような気がしますね。短い作品ながらしっかりと心の中に伝わってくるなかなか良い作品でした。 【MINI1000】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-07-08 23:17:17) |
|
《改行表示》25.塹壕や処刑場の場面はさすがキューブリックという感じだったが、全体の構成に関してはやや中途半端な印象を受けた。 たとえば軍法会議にかけられる三人のうち、ラルフ・ミーカー演じる伍長についてのみ挿話があるのだが、他の二人については放置されたままだし、この挿話自体あまり活かされていない(わざと突き放して描いているからだろうか?)。 また三人それぞれが容疑をかけられる理由がユニークで面白いのだが、言葉で説明されるだけでさらっと流され、なんとももったいない。とくに容疑者をくじ引きで決める場面なんかは映像で観たかったなあ。 一番冷めたのはラストのドイツ娘のエピソードで、前振りがまったくなかったのでとってつけたように感じられた。過酷でリアルな物語の後にいきなり人間に対する希望を謳われても、無理矢理過ぎて説得力が薄れる(いや、確かにいくらか感動してしまったけど)。キューブリックにしては甘ったるいヒューマニズムを感じた。 全体的に、物語を構成するのに必要な場面がいくつか欠けているのではないだろうか。あるいは逆に削ってさらにコンパクトにしても良かったと思う。面白いが、多少バランスを欠く印象を受けた。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-23 12:18:19) |
24.反戦映画としても勿論傑作ですが、88分という短い尺の中で、映画の中に必要な最小限のシーンだけで構成されているので映画自体も本当に完成度が高いと思います。ただキューブリックは反戦のメッセージは伝えているものの、カーク・ダグラス演じる大佐や、銃殺される3人に対して感情移入をわざとさせないような撮り方をしている気がした。だからこそ「神の視点」と呼ばれるのかなもしれないなと思いました。ただ、ラストの捕らえられたドイツ人女性役(クリスティアーヌ)の歌声や、あのシーンを観てて伝わってくる何とも言えない気持は、とても冷徹非情と呼ばれたキューブリックの撮ったシーンという感じはしない。だからか、観てて辛くなるシーンが続くこの映画もキューブリックファンとしては繰り返し観たくなるのかもしれない。 ジェラルド・フリードのドラム音を中心とした音楽も「非情の罠」「現金に体を張れ」と同様で初期のキューブリック映画との相性の良さを感じました。 |
23.傑作。キューブリック作品ではもっともよくまとまっています。しかもキューブリック作品でもっとも人間らしいし。ここまで感情的な作品って、キューブリック作品では例外的ですよね(「スパルタカス」はキューブリック作品ではないと見なして)。しかしラストではあっさりと死刑を執行してみせ、ここで彼はヒューマニズムと決別してみせます。この映画を象徴する展開であると同時に、その後のキューブリックの作風をも示唆する映画史上の重要シーンだったわけです。 【ザ・チャンバラ】さん 9点(2004-06-09 22:04:49) |
22.戦争の不条理、軍隊の不合理などの矛盾点がしっかり詰め込まれており、映像も随所にキューブリックらしさが出ている。初期の作品ではあるがフルメタルジャケットにも負けず劣らずの戦争映画の傑作。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2004-04-25 22:58:54) |
21.例によって前半後半、静と動の対比が素晴らしいですね。淡々と進む死刑執行は分かっちゃいるけど見ていて辛い。最後の歌では、もう戦争なんか止めちまえ、と思えるメッセージ性の強さがありました。 【TAIQ】さん 9点(2004-04-07 23:31:23) |
20.結末はキューブリックらしいです。1957年ですからニューシネマの10年前ですよね。アメリカ人はけっこうビックリしたんじゃないでしょうか。しかしこの人の冷たい撮り方は徹底してますね。これでは観客はカーク・ダグラスにすら感情移入するのをためらいます。 【藤村】さん 6点(2004-02-16 16:28:16) |
【ボバン】さん 7点(2004-01-28 00:15:13) |
18.「フルメタルジャケット」よりも、こっちの方が個人的には好きだ。キューブリックにしては、珍しくラストで戦争の無意味さ、悲惨さが凝縮され、兵士の抱える悲しみが情感豊かに描かれる。人間らしさを感じさせる点でも異色の秀作ではないだろうか。 【ひろみつ】さん 9点(2004-01-02 23:27:21) |
17.「キューブリックの作品にハズレなし!!」と、僕の友達が言ってましたが、全くの同意見です。最初は、キューブリックという監督がつかみ難かったんですけど…というのも、初めて見たキューブリック作品が2001年宇宙の旅で、しかも小学生の時だったんで、そのあまりの難解さについて行けなかったんですけど、その後シャイニング、時計じかけのオレンジ、博士の異常な愛情等等見るうちに彼の片鱗を垣間見ることができました。この作品、戦争映画でありますが主体が戦争自体というより、戦争の不条理さを物凄く物語っていると思います。勿論戦闘シーンも迫力がありますが、その後の軍法会議でのシーンで、戦争とはかくも人権などを無視され、ただの駒として扱われ、不条理なものだということが痛く伝わってきます。これに比べれば今の戦争映画が物凄く薄っぺらいものになってしまいますよ本当に。 |
16.アフューグッドメンを思い出してしまった。あとは、落として上げるみたいな演出がチラホラ 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2003-12-01 21:13:34) |