《改行表示》13.いやいや・・・。己の人生とは?自分とは何者なのか?周りの友人に自分はどう映っているのか?考えさせられる映画でした。隣人の医師のカウンセリングを受ける患者の女性の告白が漏れ聞こえてくる。その最後の告白。あんな形で「私の中のもう一人の私」を語られると厳しいですね。しかし、マリオンの前に次々と現れる登場人物との関係を通してラストの穏やかな心境にたどり着く過程が無駄なく描かれていて、面白おかしい映画ではないですがこれもウディ・アレンらしい映画でした。本作は50歳という人生の後半戦に入った女性を描いた映画でしたが、素直に「私の中のもうひとりの私」を受け入れ己の人生や自分自身を見つめなおすのに年齢など関係ないということなのでしょう。でも、これがとても難しいことなんですけどね・・・。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-20 21:08:37) |
【zero828】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-05-09 11:27:24) |
11.マリオンの気持ちの変化が丁寧に描かれているのは興味深く、自分の人との接し方を考えさせられた。コミュニケーションを通じて知らないうちに他者を傷つけたり、無意識のうちに心の壁を作って他者に疎外感を抱かせたりしてしまうというのは、まさにそのとおりなのだが、そこの程度が難しい。好きでもない他者と関わるのは面倒だが、避けるのは相手を傷つけることになるし、近づいて相手を批判するのも申し訳ない。そこのバランスが大切なのだとわかってはいても、なかなかうまく行かないのは自分の対人スキル不足のせいなのだろう。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-30 09:50:24) |
《改行表示》10.カウンセリングのひとつの案件内容を延々語って聞かせられるような代物で、何とも退屈。 何か解決をみたように終わらせてはいるものの、人生はいかに自分を納得させるかでしかないんだ、としみじみ。 【カラバ侯爵】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-09-08 23:41:58) |
《改行表示》9.生き方について、とても考えさせられる作品でした。 気づかない内に人を傷つけたりするってことはありますからね・・・・・・。 ただ、自分が知っている自分の姿と他人が知っている自分の姿のどちらが本当の自分の姿なのかというのは非常に難しい問題ですよね。 また、もう少し年齢を重ねたときに見てみたい作品です。 【TM】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-16 21:25:51) |
8.妊婦へのカウンセリングをきっかけに、自分を見つめ直していく内容で。ウディアレンならではの、細かい心理描写がきっちり、アンニュイなぼかし方で描かれていて、あ~~なるほどと言わんばかりの出来でした。かなりシリアスに描かれてはいるもの、見ていて疲れないし、役者人もナチュラルで素晴らしかったです。平凡ながら、良く出来ている映画だと思いました。 |
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《改行表示》7.まった~りしていて良かった。 この映画のよいところは、話の内容と音楽が素晴らしいほどに合っていた所だと思う。 大人になってから見ると、また違った面白さを発見できるんだろうなぁ。 【kokayu】さん 7点(2004-02-29 22:46:24) |
6.過去の自分を振り返ってしまうことは今でもあるけれど、いつかもっと真剣に過去の自分と、これからの自分を考えるときが来るんですね。50歳をくぎりに、過去の自分の人生と向き合う女性の心理がうまく表現されていました。素敵です。 【civi】さん 7点(2004-02-22 23:21:58) |
5.地味に良い。いや地味だからこそ良い。とりわけ主人公と同年代の人には心に光が、それも一本のローソクがやんわりと灯るような感慨にふけることができるのではないか。否定から始まった人生に悔いを覚え、動揺さえするのだが、だからといって極端な自己肯定に走ってやり直しを試みるわけでもない。あくまでも穏やかに、たおやかにセカンドライフを見つめ直そうとする姿勢に、年輪の重み、人間としての「成熟」をうまく映し出している。また、ジーナローランズをキャスティングしたセンスも光る。女性には相当苦労したであろうウディ・アレンだが、浮世の苦労もムダではなかった。「イイ女優」を見抜く目は確かなようだ。心地良い静穏がハートを満たす作品である。 【給食係】さん 7点(2004-02-21 22:40:02) |
4.このウディ・アレンは、あまり面白くなかった。いい役者がたくさん出ているんですが。 【omut】さん 4点(2003-06-20 08:38:40) |
3.哲学的、回想的、懐古趣味的、ですが好きです。ハックマンとローランズのラブシーンが綺麗。年寄りカップルのラブシーンとして1,2を争うのでは。ラストもかすかにすがすがしいです。 【tamecat】さん 7点(2003-04-14 22:20:36) |
2.日常を無我夢中で過ごしている間は気づかないことが数多くある。しかし、人は誰しも自らの人生を振り返ってしまう瞬間が必ず訪れる。その時これまでの人生に納得するのか後悔するのか。そして納得して生きていく勇気、若しくはやり直す勇気を持てるのか…。そんな思いに駆られている50歳の女性が、たった一人、本当の自分を理解していた人間がいることを知って心の平安を獲得するまでを描く、ウディ・アレンらしい(ちょっと鼻につく)演出で観せる小品(恥ずかしながら、観る前は二重人格の話だとばかり思ってました。映画のタイトルとしては「私の外のもうひとりの私」って感じの方が近いです)。ということで6点献上。 【sayzin】さん 6点(2002-03-07 22:17:11) |
1.ユーモアはない作品だが、実にアレンらしい作品。ニグヴィストのカメラも物静かな視線で描かれたタッチで独特の世界を発揮する。これといった派手さはない小品ながらも、なかなか見せてくれる映画である。ちなみに地味に結構豪華なキャストである。 【チャーリー】さん 8点(2001-09-06 10:53:47) |