《改行表示》70.1人の女性が子供のころに体験した、差別社会の非情さと、差別されても純粋さを失わなかった大人との触れ合いの物語。 大人になってから振り返る美談としては良いです。ただ当然ですが、時代背景も人心も移り変わります。個人的に得た教訓としては、 【信頼関係に無い他人を迂闊に信じては危険】 と、 【人を見下す人間は見放される】 かな。 【役者の魂】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-21 15:26:19) |
《改行表示》69.歴史的に異議のある名作だと思うが、ちょっと長いので、どうかな〜、となる。 それでも、最後に辿り着くと、やはり感動が待っている。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-17 21:32:58) |
68.ノスタルジーに満ちたアメリカ南部の牧歌的物語かと思って観てたらどっこい、法廷ものだったんだね。差別の色濃く残る南部で黒人の弁護をするなんて当時としてはあり得ないことだったのだろう。それに対して敢然と立ち向かい、冷静な弁護をするアティカスだが、なんでもアメリカでは現在に至ってもこのアティカスというキャラクターがアメリカの良心を体現したヒーローの代名詞となっており、人気なのだそうだ。なんという自己矛盾を抱えた国であることか、びっくりしてしまう。心の奥底に未だ差別という感情を宿しておきながら一方ではアメリカの良心を信じることができてしまうなんて。こういう奥深さというか多様性がアメリカの良さであり、強さなのか。好み35/50、演出11/15、脚本13/15、演技8/10、技術6/10、合計73/100→7/10点 |
《改行表示》67.今観賞しても「子供目線」から描いたというのは、とても斬新だと思います。 トム・ソーヤの冒険みたいなストーリー展開の中に上手く黒人差別をテーマにしたものを織り交ぜてあって、観客に痛感させます。 スカートが嫌いなボーイッシュな女の子、スカウトがとても可愛いですね。彼女の正直な部分が大人たちに痛いところをつつかせています。 後味悪くなる展開でしたが、救いも描いたのは成功につながった理由の一つではないでしょうか? 邦題のセンスが悪すぎます。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-05-28 12:26:05) |
《改行表示》66.後半の理不尽な法廷闘争もさることながら、とにかく前半の子どもたちのイキイキした姿がいい。特に中盤、ストーリー的にはどうでもいいシーンですが、一年後の夏にディルが再訪し、壮大すぎる自慢話をまくし立てたときのスカウトの表情がたまりません。こういう憎々しい顔を浮かべられること自体、子どもの特権でしょう。オトナがやると、どんな場面でも角が立ちますから。 考えてみれば、ちょうどこのシーンを境にして法廷闘争に突入していきます。そこで描かれるのは、まさにオトナの世界。このコントラストが、物語に深みを持たせているのかもしれません。 ただし、ブーの素性や心情がいま一つよくわからない。全編にわたってリアリティに溢れているのに、ブー関連だけ浮いた感じ。ここだけちょっと残念かな。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-22 01:55:01) |
65.まずは描かれる子供の世界。実にユーモラスに、実に活き活きと描かれており、この点だけをもってしても稀有の作品だと私は勝手に思い込んでいるのですけれども。この「子供の世界」が見事に描かれることによって、グレゴリー・ペック演じる父親、その存在は我々にとっての父親ともなる訳で。完璧な人間ではないかも知れないけれど、カッコいいのが父親。家族っていいよね、そういう映画。家の外には、危険もあれば(狂犬病の犬とか)、怪しさもあり(ブーとか)、そして不正義もある(人種差別とか)。父親の力をもってしても、どうにかなることもあればどうにもならないこともある。しかしそんなときこそ家族の絆……といいたいところだけど、時には隣人に、見知らぬ人に助けられることもある。そうして子供の世界は、家から社会へと少しずつ広がっていく。そういう映画。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-03-26 22:50:32) |
《改行表示》64.序盤から子供がピーチクパーチクうるさく、正直言って引いたうえに退屈でしたが、話が進むにつれ徐々に惹きこまれました。 特に、唐突とも思えるラストの展開はある意味衝撃的でした。 全体として表現が"ど"ストレートゆえに非常にわかりやすいのですが、同時に古臭さを感じたのも事実です。 教訓的な作品で心に訴えかけてくるものがある一方、後味は良くないですし、けして面白い話ではないと思います。 言ってみれば観ている者に媚びないといいますか・・・そんな所が本作品の主人公にも通ずるところがあると思いました。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-22 04:31:11) |
63.いわゆる“イケメン”“良夫”というイデア。当時は存在自体がそれを体現していたグレゴリー・ペックだからこそ生まれた名作でしょう。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-17 21:51:04) |
《改行表示》62.人と人が理解し合うのは困難だが、理解し合えたときにはそれ相応の素晴らしいものがある、などと感じてしまいました。いい映画ですが、グレゴリー・ペックのお父さんは格好よすぎるかも。 それにしても、昨今では一見すると罪がないような人間が、とんでもない犯罪事件を起こしたりするわけで、この映画のような理想は実現しがたい。見るからに「狂犬」みたいな人間って、そんなにいるわけないよね。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-29 19:48:37) |
61.偏見が真実を曇らせてしまうね。主人公の父親の子供への姿勢はすばらしい。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-09 20:41:37) |
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60.少女の目を通しているだけあって父親の偉大さが強調されていますが、なんか話がきれいすぎるなぁと思ったり。多少は美化されていますよねぇ。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-06-21 11:06:40) |
59.まあまあ。あんな裁判子供に見せていいのか?ハムの仮装は笑った。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-03 02:24:13) |
《改行表示》58.素晴らしい映画でした。 ゲレゴリーペック演じるアティカスの勇敢な姿は理想の父親像ですねぇー。 【A.O.D】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-30 15:55:42) |
《改行表示》57.とても素晴らしい作品に出会えて感謝しています。親と子、子供の冒険、人種差別、陪審制、精神病等いろいろな要素が丁寧に描かれていて素直に感動出来ました。特に子供の冒険シーンの雰囲気が大好きです。法廷シーンが少し長すぎる気もしますが、その減点を補っても余りある内容でした。 それにしてもこのセンスのかけらもない邦題がこの映画の知名度を下げている気がしてなりません。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-03-05 00:40:38) |
56.この作品のおかげで、ハゲてないデュバルを初めて見れました。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-12-30 10:59:34) |
《改行表示》55.2回目鑑賞。若い青年時代のとき何故観てなかったのだろう? 考えさせられることの多きこと。親子、隣人、周囲との関わり。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-05 13:13:03) |
54.何とも言えない余韻が残りなかなか見応えがありました。正義漢のアティカス弁護士は威厳があり尊敬出来る父親像でした。グレゴリー・ペックが上手く演じていたように思います。ブーを演じた若きロバート・デュヴァルも存在感がありました。印象に残る役柄でした。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-02-05 00:18:18) |
53.「正義の味方の弁護士の話」だと思ってました。間違いではないですが、主人公は娘だったんですね。少女が大人の汚い部分を知り、同時に人としての清い部分に気付かされたふた夏の出来事、といったところでしょうか。ミステリーチックな作りになっているので、見ている間はそのことに気が付きませんでした。良い出来だと思いますが、逸話ごとの繋がりがあまりないので、短いドラマをくっつけたかのようです。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-04 18:37:52) |
52.意外に裁判関連部分のウェイトが少なかったのに拍子抜け。前半の近所遊びの部分なんて、かなりどうでもいいと思うのですが・・・。ただし、子供の視点を通して、手を広げすぎずに身近なところを確実に押さえているのが、作品に現実感を与え、見た後の印象を良くしている。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-15 02:24:02) |
51.映画ヒーローNo1という事で期待して見たのだが、ちょっと拍子抜け。悪くは無いんだけど、これがNo1に選ばれるほど米社会は未だに病んでいるのか???私には父親として当たり前の事をしているとしか思えないのだが。まあその当たり前が中々できないんだろうけどね。私もコノ世が完全だと信じるほど理想家ではないし、社会の醜さや汚さを知ってるつもりだけど、でも映画の台詞で「それをいっちゃあ、おしまいよ」なんじゃないだろうか? |