7.この作品は老人映画であり、戦争映画であり、仁侠映画であり、今現在の社会問題を提起する社会派映画でもある。しかし、これらを巧みに融合させることには成功していません。だから私的には、中途半端なファンタジー映画という印象。大体、こんな荒唐無稽な話を、重々しく地味なシリアス・ドラマに仕立てようというセンスが理解できない。燻し銀の演技合戦や志は買いますが、この内容だったら戦争部分はすっぱりと削って、痛快なコンゲーム風に仕立てるか、任侠部分を削って告発系の社会派作品にした方が良かった。二兎を追う者は一兎をも得ずということで、5点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-03 00:07:17) |
《改行表示》6.途中まではホント見てて、いろいろと文句ばっか(役者の演技が下手とか)言ってたけど、 後半部分の展開には結構見入ってしまった。 【夏目】さん 7点(2004-06-12 14:01:31) |
《改行表示》【リーム555】さん 6点(2004-02-28 13:48:11) |
4.まさかラストああいう感じになるとは思いもしなかった。展開的に感動系かとおもってたのに。というかそっちでいってほしかった。出演者の皆さんはベテランらしくみんな良い味出してます。先日亡くなられた青木富夫さんが一番印象に残った。子役のときしか見たことなかったのですが、面影あるしとても魅力的でした。最後に芳賀優里亜、ちょっとしかでてこないけどかわいいですね。 【バカ王子】さん 6点(2004-02-09 00:41:15) |
3.元気な爺さん大好き♪ でも、アクションの少なさに減点。 いや、なんか戦う爺さんを前面に押し出すCMを見て、妙な期待を抱いた自分が悪いんですが・・・ 【映画の魂】さん 8点(2003-09-30 05:53:02) |
2.ラストの殴りこみが最高。殴りこみまでの人間ドラマがまたいいんです。 【ゆうた】さん 9点(2003-03-25 20:46:20) |
1.愛する人を守るために人は何ができるのか。作品は戦後を生き抜いてきてなお、晩年になって新たな人生の転機に直面した三人の男たちを、同じくこの難しい時代を生きていくことに悩み・苦しむ若いカップルを対比させて描いていく。その描き方はひたすら暖かく穏やかで詩情溢れるものだが、作者の目は鋭く“今”を突いている。国の為に必死の思いで戦ってきたかつての戦友同士が、丘の上から街並みを見下ろしながら「俺たちがあんな思いをしてまで戦ったのは、こんな日本にする為だったのか・・・」と嘆く。その言葉が深く心に響く。終盤、悪徳霊感商法に業を煮やし、義憤で殴り込みをかけるという展開には驚かされるものの、ひたすら家族や友情を大切にし誇り高く生きてきた彼らと、実際の出演者たち(いずれ劣らぬ名優たちは円熟した深みのある演技で、その存在感を余すことなく見事に表現している!)とがオーバーラップして何とも魅力的な作品となっている。彼らは僕にとっても、まさに“忘れられぬ人々”である。今年も素敵な作品にめぐり合えて良かったという感想に尽きる。 【ドラえもん】さん 9点(2001-10-26 00:56:36) |