《改行表示》19.最初に観たときは主人公ロバーツの好人物的個性に好感を覚えた。何十年ぶりかで再見して印象が変わった。J・キャグニーの艦長は鼻持ちならないやつだが、そんなに悪いやつ?嫌な上司はざらにいるが、「ケイン号の叛乱」のような怒りを感じるほどか疑問。 一般社会でも、困った上司と部下の間に立たされた者の対応は難しいものだが、上司に対しては面従腹背を基本とし、時として正論を吐く程度がうまいやり方だろう。 評価を決定づけるシーンを一つ。艦長の理不尽に対してロバーツの怒りが頂点に達し、ヤシの木を海へ投げ捨てる場面がある。物語の展開上重要な場面だが、大海原の船に同乗する数少ない“いのち”を海へ捨てる行為は確実にアウトだ。もっと別な表現があるだろう。船に持ち込まれた経緯がどうであれ、物言わぬヤシの木に罪はない。そのようなものを海上にポイ捨てする行為、人はそれを“八つ当たり”という。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-03 16:11:27) |
18.ワンマンな艦長と乗組員らのドタバタぶり、映画としてはおもしろいのだが、米国海軍が舞台なので少々馴染みにくかった。それに上陸を希望する乗組員の気持ちはわかるのだが、転属を願って敢えて戦地に赴く気持ちは理解できない。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-08-18 21:03:04) |
《改行表示》17.前半は何を見せようとしている映画なのかよくわからなかったけど、 中間管理職の苦悩を描いた作品ということで、後半はそれなりに面白かった。 ドラマチックな展開はないが、ほぼ艦上でのシーンという舞台設定にも妙味あり。 終盤からラストの演出はストレート一本勝負で、こちらは今一つだったかな。 ジャック・レモンは相変わらずうるさかったけど、乗組員たちの艦上生活もしっかり描かれてます。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-10-27 02:28:27) |
16.戯曲の映画化なもんで舞台はほぼ艦隊の中なんですがジョン・フォードが得意ないい人っぷりを表すヘンリー・フォンダ演じるミスター・ロバーツがいい役してます。ジャック・レモンの喜劇出身俳優らしい泡にまみれて無邪気な演技が楽しそうに見えてしゃあなかったんですがテンポとしてはず~っと普通だったので何かもう一味ほしかったなぁ。でも難しくもないし少々都合のいいとこはあるけど逆にそれがロバーツのいい人っぷりを引き出してて面白かったです。 |
15.部下の事を親身に思うミスタア・ロバーツ。そんな上官を誇りに思う部下達。ロバーツが部下達から次々に「お休みなさい」と声をかけられるシーンと、その後のロバーツが船を離れる際の「ヤシの木勲章」にはジ~ンときましたね。そんなヘンリー・フォンダのミスタア・ロバーツがカッコ良すぎるとともに、見事にその引き立て役に回りつつもしっかりオイシイところを持って行ったジャック・レモンのいつものコミカルな演技も流石です。艦長以下、分かりやす過ぎるほどの典型的な登場人物のキャラクター設定とストーリーではあるのですが笑えて、ホロリとさせられて、いい映画でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-23 21:12:14) |
14.展開がベタで、逆に面白いという所まではいきませんでした。役者さんたちも好演していますが、かなり抑えめです。女性の登場シーンがあっけなさすぎたのも少しがっかり。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-12-06 19:48:43) |
13.ちょっと単純すぎる勧善懲悪ストーリーに思えてしまいました。まあ気楽に見れば、それなりに楽しめると思いますが。 【くろゆり】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-02-21 15:26:52) |
12.俺は不覚にもほろっときてしまった。戦争を舞台にしているが、実に身近に感じる事柄を上手に描いている。役者陣が実に素晴らしかった。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-10-22 23:12:53) |
《改行表示》11.Thank You Mr.Roberts !! 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-22 13:15:51) |
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10.私がまだ若かりし頃、超感動して繰り返しビデオを見た思い出の作品です。最近は見ていませんが、#8の【monteprince】さんがおっしゃるように、今見ると感じ方が違うかもしれませんね。確かこの映画には続編があって、本作ではジャック・レモンが演じていたパルバーが続編では主役なのですが、続編は監督も違うし、パルバーもジャック・レモンではありませんでした。とんだB級映画でした(本作の思い出が汚されるような気がしました)。タイトルは「ミスタア・パルバー」だったかな? このサイトで検索したけど見つかりませんでした。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-15 22:32:58) |
9.所々にロケーションの素晴らしい画があったのですが、船上での舞台劇的なノリとはミスマッチに思えました。喜劇の中でロバーツの男気を見せてゆくのですが、男気だけが究極に描かれていて、コメディが添え物になっているような気もします。反対に、徹底したドタバタコメディの中でさりげなく男気を描いたほうが断然面白いと思うのですが..。ラストのオチも微妙です。笑っていいのか..やっぱり笑えないですよ。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-30 13:57:10) |
8.アメリカの良心を具現するミスター・ロバーツことヘンリー・フォンダ。フォンダとロバーツはもはや一体であり、フォンダの演技が絶対であり、フォードと衝突してまでも譲り渡すことのできないロバーツ中尉への帰依を見ると、ロバーツ中尉に最も敬意を表していたのは部下の乗組員ではなくてフォンダ自身ですな。本年はヘンリー・フォンダの生誕百年でもあります。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-18 12:14:32) |
7.良い映画。かなり昔に見たときはもっともっと評価が高かったはず。だけど今は自分がすれてしまったのか、それほどでもなかった。自分でもわからないが酒が時と共に強くなるようにもっと強くないといけないのかな。 |
6.スコッチを作る場面はとても楽しかった。けど上陸したアメリカ兵がめちゃくちゃやるのを許すのはどうも不快だった。 【HK】さん 7点(2004-11-01 09:28:48) |
5.わかりやすくて面白かった。レモンの動きはコミカルで独特。スコッチ作る所笑えた。点数ですが事情はどうあれ陸軍に対して暴力的な行動をした船員をロバーツが注意しない場面は減点です。 |
4.組織の中で働く者にとって、仕事の内容にも増して、人間関係が重要です。ましてや、四六時中顔をつき合わせて共同生活を送る船乗りにとってはそれが全てとも思われます。自分の出世しか頭にないトップと、この人ならと思える直属の上司。みえみえの設定でも、思いっきり笑えて、さわやかな涙をながせます。こういう人に巡り会いたいと思う以上に自分がこうなりたいと思うはず。三波さんありがとうございました。PS:映画から25年後、ある受賞セレモニーの際、海軍のコーラスに聴き入っていたヘンリー・フォンダに対して、歌い終えたメンバーの代表が敬礼し、「Thank You Mr.Roberts」と感謝の意を表すると、フォンダが感極まってか涙を流したとの事。映画の場面と重なり、熱いのもがこみ上げました。 【パセリセージ】さん 9点(2004-03-31 00:15:02) (良:2票) |
《改行表示》3.今日ケーブルで恐らくはじめてみ観たがこんなに心の底から笑った映画は久しぶり。ヘンリー・フォンダ、ジャック・レモンが共演の、爆笑人情噺の大傑作。物語は第二次世界大戦のドイツが降伏する前後、戦場とは最も遠い、トイレットペーパーと練り歯磨きを安全な太平洋の戦場に送り届ける退屈な仕事に従事する、「バケツ」という渾名のついた輸送艦「リラクタント号」の中で展開する。戦闘シーンは全くなし。私は冒頭のリラクタント号という船名で噴き出してしまってこの作品に大いに期待を持って観ていたが、最後までその期待は裏切られなかった。なんといっても脚本が素晴らしすぎる。落語が好きな人なら間違いなくハマる。座布団10枚でも足りない。20枚、それも錦の座布団を差し上げたい。男とはどういうものか映画を通じて手がかりを得たいと思っている女の人には強くオススメです。もし私が邦題をつけるなら「アラン・ドロンがいっぱい」でキマリ。 【南浦和で笑う三波】さん 10点(2004-02-09 10:20:22) (良:1票) |
2.ヘンリー・フォンダの剛、ジャック・レモンとウィリアム・ポウエルの柔が効いていますね。誤解が解けて部下たちから、「おやすみなさい、ロバーツさん」の挨拶の連発シーンにはウルルでした。 【Mr.MONK】さん 7点(2003-12-15 23:20:58) |
1.笑いを取るポイントがコントのように単純でわかり易く何か笑える。ストーリーはベタ、ロバーツが転属して戦死するところまでそうだろうなって感じ。でもそれはつまらないという意味でなくコメディを楽しむにはもってこいの展開。ジャック・レモンは相変わらず血圧上げすぎ。画もストーリーもチープだが、ごく単純にコメディ映画として楽しめた。 【スルフィスタ】さん 8点(2003-11-05 01:42:19) |