《改行表示》75.原作者と映像作品製作者の間のわだかまりで起こってしまったあまりに不幸な事件が毎日の報道を賑わせていますが、この「メリー・ポピンズ」もウォルトディズニーと原作者の間で葛藤があった作品として知られていて、「ウォルトディズニーの約束」という映画にもなっています。 トラバース女史の原作は 英国児童文学伝統のエブリデイマジックもの、日本で言えばドラえもんみたいなものです。 それに対して映画化されたこの作品はいかにもアメリカ的な家族再生の物語へと変えられています。 メリー・ポピンズが初めて訪れた頃のバンクス家は、 子供達のしつけはナニーに任せきり。 父親は仕事一筋。 母親は女性解放運動に夢中 というバラバラな家庭。 そこへメリー・ポピンズという異物が現れることにより最後には家族の結束が強まるという物語、いかにも分かりやすいアメリカンストーリーに変えられています。 今見ても面白いというのは、こうした普遍的な物語なのでということもありますが、原作が舞台としたであろう明治大正時代頃の女性啓蒙運動、映画が制作された1960年代70年代頃のウーマンリブ運動、そして現在のフェミニズムの動向と 見事にシンクロしていることです。 こうしたことが原作を映像化するということ、映像化された作品を時間を隔てた現在見るということの醍醐味であると言えるかもしれません。 内容的には短いエピソードの積み重ねで、芸達者な演者たちを揃えて愉快な寄席芸を見ているようです。 大らかなアメリカンジョークとブラックな英国ジョークが交互に 飛び出してくるところはまさにハイブリッド映画と言えそう。 この映画のひとつの売り物である実写とアニメの融合はディズニーが極めて初期のアリスコメディからやっているものなので技術的にはさすがに練れて安心して見られますが、ディズニーのあまり好きでない絵柄の時代の絵なのでちょっとそれは残念でした。 歌曲も数多くどれも親しみやすい名曲なのでミュージカル好きの人なら必ず気に入ると思います。 とても楽しい映画です。 原作にはまた原作の楽しさがありますのでどちらも別々に楽しんでみるといいでしょう。 【かずくん】さん [DVD(字幕)] 9点(2024-02-16 00:39:58) (良:1票) |
74.コリン・ファース出演の「~リターンズ」鑑賞前に本作をという事での初見。お伽噺風シーンは楽しいながら延々と見せられても何だかね、沁みてこない。子供二人が妙に老けていて可愛さに欠ける(ゴメンチャイ)違和感が始終附いて回る。ディズニー作の悪役なのかと思える父親に全点数を。「子供が流す涙を拭いてあげる事も出来ない程の仕事の忙しさ」は胸に刺さる一言。 |
《改行表示》73.CG技術は凄かったです ストーリーはふわふわした内容で抽象的な温かみがあった 【Ren】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-11-30 19:39:25) |
72.古びていますが初めて見ました。大人と子供では響くところが違うようにも思いますが、ファンタスティックな作品でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-18 23:21:20) |
《改行表示》71.メリー・ポピンズシリーズは小学生の頃に図書館で借りて全巻読んだ。ポピンズの見せてくれる摩訶不思議な魔法には心惹かれたけれど、メリー本人は冷たくてつん、としていてとっつきづらく、“乳母”という文化の無い日本人の子供だった私には苦手なキャラクターであった。“うたのお姉さん”とか“幼子に甘いばあや”などのイメージとは程遠い魔法使いなんである。 不思議ではあるが、ハッピーというよりはシュールなポピンズの魔法世界がディズニー映画かあ、と違和感を抱きながら大人になっての観賞だ。 私は正面切ってまじろぎもせずに幸福を演出してくるディズニー映画が、基本苦手である。原作者が危惧したという話にも頷ける。 しかし結論から言うと、子供の頃にすぐこの映画に触れることができるのは幸せなことだと感じた。ポピンズの性格が甘くなっては別の話になって目も当てられない。その点 J・アンドリュースは適役だった。背筋がぴんとして、凛としているポピンズの原作どおりのイメージをキープした。 ディズニーお家芸の表情豊かな動物たちのアニメや、この上なく上質な音楽に彩られ、原作よりずっと暖かく子供の心に添ってくれる仕上がりになっていると思う。もう大人になってしまったのが残念だ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-19 01:12:27) (良:1票) |
70.「ウォルト・ディズニーの約束」に続けて鑑賞したので、ジョージ・バンクスがどんな親父として描かれてるかに注目しちゃいました。(普通は観る順番が逆なのでしょうが…)劇中で流れる楽曲はどれも大変素晴らしく、メリー・ポピンズは子供たちにとって夢のような存在でした。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-30 20:25:35) |
《改行表示》69.サウンドオブミュージックの方が好きだけど、こちらも何度見てもやっぱりすごい。わくわくしますね。 【HRM36】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-04-11 13:30:04) |
《改行表示》68.初見はまだ子どもの頃、多分TVで見たのだと思います。本当に楽しくって、よく笑ったのを覚えています。それからも何度か見ていますが、何度見ても楽しい映画です。 数々の楽しい特撮やアニメと実写の合成が微笑ましく、歌の方も、本作を見ていない人も一度は聞いたことがあると思う“チム・チム・チェリー”が最も有名ですが、他にもいい歌が沢山あります。 ジュリー・アンドリュースが登場して初めて歌う歌“お砂糖ひとさじで”に込められたメッセージもいいし、“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドージャス”でのジュリーとディック・ヴァン・ダイクとアニメの登場人物たちとの楽しい競演も好きなシーンです。何となく淋しげなメロディが印象的な“チム・チム・チェリー”。だからこそ、その後に続く“踊ろう調子よく”での煙突掃除人たちとの陽気なシーンがいいですね。 本作と翌年の「サウンド・オブ・ミュージック」で一気にスターの座を掴んだジュリー・アンドリュース。やはり彼女と可愛い子ども達との絡みは陽気で楽しい。この2作の後あたりから時代がミュージカル映画が衰退していく時期に入っていくのが残念ですが、彼女に関しては、僕にとってはこの2本があれば十分と思えるくらいに両方とも好きな映画です。 【とらや】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-03-30 14:33:21) |
67.大好きなミュージカル!何度も観ています。曲も名曲揃いで特に♪2ペンスを鳩に♪や♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス♪は大好き!ジュリーの美声もMAXではないだろうか。そして子供がいい感じにブサイクで子供の頃は感情移入しやすかった。大人になってから観るとバンクスさんが変化していく道のりで泣ける。 【movie海馬】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-01-13 03:30:43) |
66.完璧な作品。すばらしい。子供のころによく見ていたけれど、見返したら、ほんとに良くできていて感動した。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-10-19 17:48:42) |
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《改行表示》65.ファンタジー&メルヘン溢れた、ディズニー制作のミュージカル映画。 基本的には実写だが、アニメとの合成シーンもあり、子供も楽しめる内容に仕上がっている。 ストーリーはそのほとんどが絵本の中の世界をそのまま描いているような感じ。 アニメとの合成シーンは今の技術ならもっと素晴らしい映像になるのかもしれないが、 さすがに絵自体はきれいだし、劇中で流れる音楽もよかった。 特に主役のジュリー・アンドリュースは歌がうまく、この作品の役を実に生き生きと演じている。 「親子の絆」という現実的な部分でのフォローもあるので、家族で鑑賞するには適した作品かと。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-07-31 03:16:00) |
《改行表示》64.やはり、ミュージカル映画はオリジナル物にかぎりますね。原作があるとはいえ、映画用に企画されているので、舞台の映画化とはちがい、構成にも無理がありません。また、佳曲揃いのナンバー、人工的な美しいセット、アニメとの合成場面はじめアナログ感たっぷりのSFX、面構えからしてイギリス的なしぶいキャスト、と見どころも多数で、単純に楽しめました。 【Snowbug】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-06-20 00:47:17) |
《改行表示》63.母がディズニーの映画はおもしろくないと言っていました。 これも90分ぐらいにまとめればもっといいのかも。 とにかく盛り上がるところもなく、曲も飛びぬけていいわけでもなく、 大人が観るのには厳しい映画でした。 小学生のころ観たことがあるのに、まった憶えてなかったのは つまらなかったからかも。 |
62.以前洋画劇場で見たはずですが、内容はほとんど忘れていました。けっこう教訓的というか、大人が見ても考えさせられるお話になっていますね。ただ、前半は子供を意識したところが多く、かんじんのメリー・ポピンズがなかなか登場しないこともあって、間延びしたという印象です。実写とアニメの合成や、舞台である20世紀初めのロンドンの雰囲気は出ていたし、絵作りはよかったです。ミュージカルとしては、魅力のある歌が少ないのが残念です。「2ペンスを鳩に」は名曲であると今回認識しましたが、これはシチュエーションの影響が大きいです。そんなわけで、魅力はあると思いますが、個人的にはあまり好みではありません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-13 22:22:37) |
61.子供の頃深夜放送で観ました。他のレビューを読ませていただくと大人になって初めての観賞を悔やんでいる内容が目につきますね。あの時、本作を観賞出来た自分が本当に幸せでした。先日、1993年に日本で行われたジュリー・アンドリュースのコンサートをテレビで観て感動し、さらに今回タイミング良くBSで観賞出来たのはいいのですが……。チムチムニ~♪とジュリーが傘をさして空を飛んでいくシーン以外全く記憶に残っておらず、退屈極まりない映画と化してました。映画が悪いんじゃないんです。私が開いてはならない箱を開けてしまったばかりに全てがオシャカになってしまったんです。あの時なら満点をつけていたものを……。子供の頃に感動した特別なものを中年になって再び蘇らせるのは、よくよく考えてからにすべきだと反省しました。「サウンド・オブ・ミュージック」は今でも満点なんですけどね……。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-06 02:16:11) |
60.空からやってきたメリー・ポピンズが子供たちの夢をかなえてくれる、知らない世界を見せてくれる、ジュリー・アンドリュース版ドラえもんといったところだろうか。童心に返れた気がします。とかなんとか言っておきながら、この点数…。やっぱり子供の頃に出会いたかった映画だな~。汚れてしまった自分が悪いんだ。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-03 19:30:52) |
《改行表示》59.映画が作られたのは、「サウンド・オブ・ミュージック」の前年だが、日本公開はそれより遅かった。 ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」に感動し、ジュリー・アンドリュースの歌唱力に参ってしまった私は、当然のように「メリー・ポピンズ」も見て、サントラレコードを買い、歌も覚えた。 この映画は子ども向きということで、内容的には「サウンド・オブ・ミュージック」とは比較できないが、ジュリー・アンドリュースの歌唱力や魅力は勝るとも劣らない。 歌は「チム・チム・チェリー」が有名ではあるが、「鳩に2ペンスを」という歌が私は特に好きで、映画でこの曲が歌われるシーンはとても好きだった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-20 18:06:13) |
58.楽曲がよいので観る価値があったものの、ストーリーは大人が楽しむには少しキツイ気がしました。いや、子どもでもきついのかな…何といってもかなり昔のファンタジー映画ですしね…。 【なこちん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-20 10:18:07) |
57.子供の時に見てれば良かったかな?今見ても・・・という感じ。個人的には「チムチムチェリー」より「2ペンスを鳩に」の方が印象深い。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-07-28 19:07:52) |
56.楽しいメロディと愉快なストーリーにワクワクさせられました。アニメとのつながりもぴったりで、良くできた映画です。J・アンドリュースを語るには、この映画も欠かせません。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-31 20:12:11) |