《改行表示》26.ミニチュア撮影も水中撮影も見事な、1954年カラー作品。有名な原作を元にしつつも、いささか長すぎて間延びした感もある原作に比べると、エピソードをうまく配置して実にテンポよく物語が進みます。タイミングよく登場するアシカちゃんも印象的。 ただ、この映画のネモ船長、原作ほどの「強さ」は感じられないですね。どちらかというと少しイジけた感じもあって、それが原作と異なるラストにも繋がっていきます。映画では、ネッド・ランドが事実上の主役と言っていい存在になってますが、これが、楳図かずお服に身をつつんだカーク・ダグラス。マッチョな肉体を見せびらかしつつ、若々しいネッドを演じているのですが、実際にはそこまで若くないし、そもそも顔がカークダグラス顔だもんでちょっとコワいし、正直、違和感が無いでも無い。でも、肉体派スターとしての本分は十分発揮されていて、違和感を補って余りある魅力を感じさせます。 あと、原作では大ダコに襲われますが、映画では、これはバイラス星人でしょうか。このあたりもたっぷりと戦いを見せてくれて、大きな見どころになってます(そういや、原作ではむしろ、ネッドの方がネモに助けられるんでしたっけか)。 あと何と言っても、ノーチラス号の造形が、いいですなあ。蒸気機関車の持つ機能美というか、「鉄」の魅力というか。あのゴツゴツした感じ。変に近代的にしようとしていないのがかえってユニークであり、見てて嬉しくもなってきます。 それにしても人食い人種の、何という多さ。カーク・ダグラスひとり食っても、腹の足しにならんでしょう。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-04-08 09:35:30) |
25.いろいろ冒険してるはずの割には、何か全体的な雰囲気がのんびりしていて、迫力を感じないんですよね・・・。やたら長く感じました。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-03-10 23:16:37) |
24.原作未読で、もっとリアルなSF映画を期待していましたが、ストーリーに説得力がなっかたです。古い映画なので特撮シーンには味わい深いものがありました。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-09-07 20:02:10) |
23.きっとそのうちリメイクされて、ハデハデなノーチラスと大王イカの対決が実現するでしょう。エビと人食い人種の数がすごいのと、爆発がはでなので小さい時に見たら夢にでるかも。 【Skycrawler】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-05-19 23:48:38) |
22.この当時まだ開発されていない原子力潜水艦と、発見されていないダイオウイカを予言していたとは・・・ 【東京ロッキー】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2013-05-01 14:52:55) |
《改行表示》21.ディズニー制作によるSF冒険小説の映画化。 ネモ船長の言葉がそのまま作品のテーマになっており、決して質は悪くないのだが、 ストーリーのほうは今ひとつで、盛り上がりという部分でも今一つ。 冒険シーンは大幅にカットし、潜水艦の中の描写が多いため、必然的に重苦しさを感じてしまう。 ノーチラス号の重厚なセットとカラー映像の美しさは見所だが、 それ以外はあまり面白さを感じられない作品だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-08-09 05:34:41) |
20.幼少の頃に観たときって、物語が楽しいというより、海の中のいろいろに、へえー、へえー、と感心しているという感じで、それはそれで楽しんでいるんだろうけど本当に楽しいのは「ウルトラマン」とかアニメなわけで、これはたぶん大人向きなんだと思ってた。で、大人になってから観ると、なんだろう、やっぱり子供向けじゃない。画面はなんとなく子供が喜びそうなもので溢れている(ノーチラス号の造形なんて最高!)んだけど、人間がいちいちその内面の葛藤を含めて実にリアル。ある意味すごくマジメに作られている。これを観る子供をガキ扱いしていない。だから単純にノレないところもあるんだけど、これはエイ!ヤー!と楽しむ作品じゃなく、感心したり驚いたり考えたり意味がわかんないところは悩んだり誰かに聞いたり時々興奮したりという子供向けの高尚な映画なのかもしれない。たぶん考えすぎですけど。とにかく誠実さは伝わる。その誠実さにおいてリメイク作は最悪なのでくれぐれも鑑賞する際はこの1954年版をよろしく。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-13 11:08:19) |
19.54年の製作と思うとやはりたいしたものだなあと感心します。でも面白いとは思えないのは、幼少の頃にみていなかったからだろうか・・・。 【pokobun】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-12-07 22:26:14) |
《改行表示》18.「ソイレント・グリーン」が面白かったので、もうひとつフライシャー作品を、と思い観たのですが、いやー面白かった。ノーチラス号のかっちょ良いフォルムとか、円谷やハリーハウゼンにも負けてないような巨大イカの迫力(あのクチバシカチカチ、怖かった~。船員一人位食われちゃうかと思って)も凄かったけど、潜水艦という閉鎖的な空間での緊張感が心地好かった。てゆうかコレ、一応反戦的なメッセージも入ってはいるけど、実はネモ船長(と彼に従う船員)って「すげースケールのでかい引きこもり」でしょ(笑)。そんな、ちょっと狂気入ってる男と、一応(?)常識人である博士たちとの心理的駆け引き。博士が段々ネモ船長寄りになる中、助手(ピーター・ローレ、キモ可愛い♪)とネッドは何とか逃げ出そうとしてるんだけど、だんだん誰が正しいのか、誰に感情移入すればいいのか分からなくなっちゃう所が楽しい(“楽しい”っていうとちょっと違うかな。何かこう、揺さぶられる感じ)。こんなん、ディズニーで作っちゃうフライシャーって(今更だけど)すげー監督さんだったんだなーと思う。マキノとはちょっと違う意味で、ただただ、面白い。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-12 17:58:13) |
《改行表示》17.今の感覚で観たら特撮ショボい(特にイカ)って評価が多いですけど、ごめん、俺はむしろ特撮スンゴイ!(特にイカ、口ばしがちゃんとついてて、キショイ)って感じてもーた。あかん、最近、古い映画も結構観てるせーか、感覚おかしなってるんかもしれん。それにしても、さすがディズニー、話はそこそこしっかりしてるし、ユーモラスもわすれてないし、軽快なミュージカルも入れてるし、特撮もビジュアル的に画としてちゃんと見せてくれるし、お金もかけてるし、古くてもクオリティーちゃんとたもってる。学者と一緒にノーチラスに乗り込むよーな感覚で、ワクワク感があって全然観てて退屈ちゃうかった。ただ感動とか、そんなんはあんまなかったけど。自分もノーチラスに乗ってちょっと冒険したよーな気分にさせてくれるそんな映画やった。アシカの演技も城崎マリンワールドなみに楽しいです。 【なにわ君】さん 10点(2004-12-31 18:24:21) |
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16.古いけど、なかなかすごい。さすがはジュール・ヴェルヌ。ディズニーシーにあったノーチラス号を見る目が変わりました。 【杜子春】さん 6点(2004-08-16 23:05:13) |
15.生まれて初めて観た洋画がこれだった。海中のシーンで館内全体が青くなるのよ。う~んバーチャル!ノーチラス号が小坊の脳に与えたダメージはあまりに強烈で、以降ワニだのタツノオトシゴなんかをうっとりみつめる中年になってしまった。政治的思想信条も捨ててディズニーシーにも行ってしまった。それはともかく・・実は映画としてのポイントはこの時代のディズニー物にして、女性を出さなかったことにあると思うのだ。原作にも出てこないのだから当然とお考えの方もいらっしゃるでしょうが、男ばかりだと高まりすぎる緊張感にたいしてのガス抜きとして女性を登場させるというのは昔の娯楽作品の常套手段じゃありませんか(同趣向の「地底探検」がいい例)。代わりにコンセイユ役にコメディアンのピーター・ローレを配し、その役割を与えているわけですね。よくぞこらえきった。この話ばっかりは女性が出るとあかんのです(海洋もののリアリティを担保するため)。最近のリメイクには女性を乗艦させ、あまっさえ世捨て人であるはずのネモが彼女に惚れてしまうという信じがたい作品もありますが、もうそいつは到底ネモでもないし「海底2万マイル」でもないですね。 【皮マン】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-07-18 17:21:10) (良:1票) |
14.私の経験した数少ない他の50年代SF映画と比べると、相当ハイレベルの特撮と大作映画っぽさにまずびっくり。巻頭からいきなり歌い始め、以下徹底的に軽い主役を颯爽と演じるカーク・ダグラスにもびっくり。シリアス部門を一人で引き受けていたジェームズ・メイスンが、唯一人浮いてるような感じも個人的にはツボです。巷の評判がいくら名作・傑作と持ち上げていようとも、この頃のSFってどうしても間延びした感じが否めませんでしたが、本作は想像以上に良く出来たSFアドベンチャーでした。現在観ても色褪せてる等ということはありませんので、ご家族で是非、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-03-12 16:47:21) |
《改行表示》13.ストーリーは正直どうでもいい。この作品の見どころはやっぱ50年代とは思えない 特撮でしょう。巨大イカはちょっと・・・でしたが。 【新井】さん 5点(2004-03-04 23:35:06) |
12.いんや、全然色褪せてるとは思わない。船内の装飾といい、ノーチラス号の外観の斬新さといい、今見ても素晴らしくオシャレだす。ただし、巨大イカのシーンはちょっとむずかゆくなってきましたけど、当時にしてはあれでいっぱいいっぱいだったのでしょうから目をつぶりましょう。そうしましょう。しかし、とにかく私はカーク・ダグラスが唄うシーンが好き。一緒に唄うオットセイも好き。そしてノーチラス号の後上についてる小さなボートなんてのもほんとにお茶目ね。あれもポイント高いね。とても好き。しかし、カークはほんとに似てるねマイケルに・・ ってアレ?ご訂正・・ マイケルはほんとにカークに似てるだね。瓜二つに見えるよね。性格は全然違ってるみたいだけどもね。。個人的には期待していた怪獣少なかったのがちょっと・・ 【3737】さん 5点(2004-03-04 21:16:09) (良:1票) |
《改行表示》11.ノーチラス号の後上に小型ボートがついているのが、なんともお茶目。東京ディズニー・シーにノーチラス号があると聞いて、オープン前からず~っとワクワクしていた。階段を降りて近づいた時も興奮したが、ボートで近くを通る際、少しずつ角度を変えていくノーチラス号には「ホンモノだぁ~」と感動を覚えた。実際にノーチラス号には乗ることができないので、すぐ近くで食べ物を売っているお姉さんに相方が「ノーチラス号には乗れないんですか?」と聞いたら「ネモ船長の許可が降りてないんです」とのこと。相方は本気で、ネモ船長に手紙を書こうか……なんて言っていました。私はというと、オープン時に限定発売されていたノーチラス号の精密模型が欲しくて欲しくて……。何度もショップを行ったり来たりしておりました。値段は確か5万円くらいだったと思う。光るしスクリューだって回るんですよぉ~。こんなに悩んだのは、それ以降、奈良の新薬師寺で天平時代の瓦が欲しくなったときしかない。“天平の甍”だぁ~と妙に興奮していたのを覚えている。それは5万円以上の寄付で分けてくれるものだった。両者ともなんとか諦めたが、私にもうちょっと資金力があったら、どちらも手にしていたのにと、結構悔しい。ストーリーは、地上(国家)に愛想を尽かした天才科学者ネモ船長が、海底資源に注目して海底生活を送るというもの。当時なりの特撮は、今観るとかなりふるぼけていますが(ということは、今の特撮も50年後には古ぼけているのかもしれない)、それでも海底歩行用防水スーツなんかには、おお~っと思いました。空気を送るための管なんかが取り付けられているアナログなところにそそられます。自分勝手な人が多く、やっていることはイマイチ共感できないところもありますが。 【元みかん】さん 7点(2003-11-08 15:50:05) (良:1票)(笑:1票) |
10.50年前でもここまでの特撮ができたのかと関心する反面、50年の歳月で売りの特撮が色あせてしまったことに寂しさも感じる。特撮を除くとエゴの塊のようなストーリーが残念です。 【tantan】さん 5点(2003-08-20 21:37:53) |
9.むかし観た時に面白かったので、ビデオを買ってまた観るというヘマをしてしまいました。巨大なタコかイカのシーンなどディズニーランドのアトラクションみたいで、買ったビデオを売ってしまいました。古い映画の中にはふたたび観ない方が良い場合もありますね。むかし好きだった人もしかりです・・・。 【omut】さん 5点(2003-07-29 02:26:18) |
8.いいですね、この映画。あらためて現在見ても、素晴らしく面白いですもの。初めて見たのは、小学校の講堂での映画上映会。子供ゴコロにも、ああ、今ボクは凄いものを見てコーフンしてるっ! と感じたことをありありと思いだします。あのクライマックスの巨大イカとのシーンはもちろんだけど、ぼくにはノーチラス号の内部でのこまごまとしたドラマが楽しかった。そして、この映画で覚えたリチャード・フライシャーという監督さんの名前は、後年テレビで見た『ミクロの決死圏』や、地元の映画館で『猿の惑星・征服』と2本立てで見た『ソイレントグリーン』という激シブSF映画の傑作により、今なお尊敬の対象なのであります。 【やましんの巻】さん 10点(2003-05-21 14:19:26) |
7.こういう作品は、50年前に観なければいけない。現代の感覚で観ちゃダメ。私の父にとっては傑作だそうです。 【あやりん】さん 6点(2003-05-19 11:33:55) |