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《改行表示》10.冒頭からパラシュートで空から降ってくる義足とそれを追いかける地雷で足を失った人々というショッキングな映像が映し出されます。その後も、アフガニスタンの「北斗の拳」を思わせるような荒廃した社会の姿が、まるでドキュメンタリーのように描かれています。北斗の拳はマンガですが、アフガンは現実ですからね・・・・。 いま、テロ対策特別措置法問題が世間を賑わせている中で、非常に興味深い作品でした。 【TM】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-11-11 22:31:14) |
9.この作品、テロ以前に作られたものなんですね・・・。まるで、ドキュメンタリーを見ているようで、すぐに惹き込まれました。ああいう状況下では誰の事も、言葉も、信用できない・・・悲しいことですが、それが現実でしょう。皆、自分が生きるのに精一杯ですから。他の方も書いていましたが、あえてラストを描かなかった、その事にこの映画の真髄が伺えたような気がしてなりません。 【うさぎの餅つき】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 16:58:15) |
8.娘のサミラの作品(『ブラックボード』)同様に、渇きを凄く感じる映画だった。そして魅せられると言うよりも、〔リアル〕を一層際立たせる映像美。ファンタジーとも思える映像の数々に、そしてラストに、「もしも更に彼方に真実があるならば・・。」と途方に暮れたのでした。 【れこば】さん 10点(2004-09-10 19:59:30) |
7.タリバン政権下のアフガニスタンを描いた作品。どこまでがリアルで、どこまでがフィクションかはわからないが、どれもが現実なのではないかと思わせるものがあります。お話的には中途半端なところで終わっているような感じがするのですが、これはこの後主人公ナファスがタリバンに受ける仕打ちが酷すぎるので描写できないということなのでしょうか。良くも悪くも、いろいろ考えさせられます。 【tantan】さん 6点(2004-08-25 00:33:03) |
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6.出来が良いとか悪いとか、面白いとか面白くないとか、そういう事を超えて迫ってくるアフガニスタンの「リアル」に、ただただ圧倒される。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-06-05 15:47:11) |
5.マフマルバフというのはいかにも「ケレン味」のある監督だ。これもその狙った感じが、嫌いな人には嫌いだろう。アフガンの現実を撮ろうとした映画ではなく、タリバーン支配下のアフガンの現実が映像化不可能だということを、世界に知らしめようとした映画。その点を間違えてはいけない。全体に、何とも言えずエロチックな映像。そこをどう見るか。 【青人】さん 7点(2003-04-27 02:36:43) |
4.日本の平和さを改めて感じた作品でした。体に傷を受ける事の悲惨さが日常となる恐さ。そして体だけではなくいろいろなものを失っていく。争っていて良い事は生まれないことを痛感しました。あちらの実情を感じるためにもオススメです。 【チューン】さん 7点(2003-01-13 21:36:39) |
3.シュール、唯々シュール。日本人の私には、全てのシーンがSFの様にまるで現実感がない。しかし、これが一年前までのアフガニスタンの紛れもない現実。神の国家を標榜したこの地に神は存在しなかった。存在するものは飢餓、貧困、無知、不徳、抑圧、色とりどりのブルカ、紛争、肢欠損、そして生と死。だからと言って、退屈な社会的・政治的映画を想像したら大間違いです。サスペンスフルなロード・ムービーとして面白く、芸術的に息を飲むほど美しいショットも多数。とにかく、アフガニスタンの一日も早い正常化を願って、必見の8点献上。 【sayzin】さん 8点(2002-09-26 22:16:14) (良:1票) |
2.↓これって“あの”事件以前の話だったんですね…。だけど内戦に揺れるアフガン国民の現実をまざまざと見せつけられたって感じ。地雷で四肢を失いながらも生き続ける人々の姿が痛々しく、武器を掲げる少年には胸を締めつけられる思いだった。それにしてもアフガンの人のたくましさは、いい意味でコテコテ(笑) 【びでおや】さん 7点(2002-08-08 00:11:57) |
1.ドキュメンタリータッチでありながら、ヘリからパラシュートで義足が降って来るというシュールな虚構を取り入れることにより、事実よりもより一層生々しく“アフガニスタンの現実”が伝わってくる。内戦の悲劇を一歩引いた視線で捕らえ、淡々としかし目を逸らすことなく描く。この映画が9・11同時多発テロの前に撮影されたものであり、テロゆえに注目を集めたことも観客は忘れてはいけない。話題にして終わり、という扱いは許されないはず。 【山岳蘭人】さん 6点(2002-02-09 22:10:41) |