37.「マカロニ・ウエスタンに宗教的アングラ要素、精神世界を混ぜ合わせたら珍妙な映画になりました」。それに尽きる。混沌の時代が作り出した魑魅魍魎な空気は、現代の倫理観では絶対に作れない。確かに変わり者のジョン・レノンやヒッピーが好みそう。自分にとって都合の悪い"もぐら"に蓋をして、モノの大量消費こそ一般人の社会常識だと擦り込ませる資本主義にキックを入れた作品なのだから。 |
【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-08-29 23:12:28) |
《改行表示》35.自分には×。 ゴダールとかツィゴイネルワイゼンが好きな方は良いかと。 日陰に集まるウサギがかわいかった。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 2点(2016-08-11 22:53:34) |
《改行表示》34.監督自身が「娯楽を意識して作っていない」と言っている通り、個人の感性に合うかどうかのレベルの作品なので、点数をつけるのはとても難しいです。私はつまらないと感じたし、中盤辺りから映画に対する関心も失われてひどく退屈したものの、その一方で、物語にも映像表現にもめちゃくちゃにエッジが立っていて、「つまらない」で切って捨てていい作品ではないとも感じました。なので、中間の点数をつけときます。。。 本作がカルト映画として40年を超える寿命を得ているのは、作品の質だけでなく、容易に鑑賞することができないという稀少性にもあったのではないかと思います(プロデューサーと監督との間の確執によって、リリース困難な状態が数十年も続いた)。仮に、本作が容易に鑑賞可能な状況にあった場合に、ここまで熱狂的に支持されたかどうかは疑問です。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-06-05 00:04:58) |
《改行表示》33.ガチで変態な人たちばっかりが登場するため誰にも感情移入できません。 主人公でさえも表情や感情表現を抑えている上に、わりと鬼畜です。 エログロ描写が苦手な方、または映画をあまり見ない方にはとてもお勧めできません。 しかし40年前の映画とは思えないほど画は美しく、独特の映像と音楽のリズムには引き込まれるものがあります。 個人的には後半のエピソードが少々散漫で退屈だったのが残念でしたが、独特なシュールな世界観を体験したい方にはいい映画かもしれません。 身体障害の方や、ウサギの死体には本物を使っているそうです。 いまじゃできない表現だろうな・・・まさにカルトな作品でした。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-11-09 20:02:42) |
32.採点は困る。全然面白くねーし二度と観たくねーよと思う一方で、なんて素敵な世界を描くことができるんだろうと感動する。だからこそ40周年版をもう一度観てしまったのです。10年に一回くらい観たいかな。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-11-06 18:03:23) |
31.芸術か悪趣味か、賛否両論でしょう。見る人の好みで評価が左右されるタイプ。でも私にとっては悪趣味。二度と見たくない作品です。すまん。 【いさいさ】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2008-06-10 21:56:19) |
【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-04 11:21:23) |
【将】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-08-03 17:19:33) |
28.オープニングはかっちょいー。だからテンション急上昇。前半の伝説の四人のガンマンも個性がドギツくて、これまたかっちょいー。でも、後半は徐々にしんどくなってきて鑑賞後はグッタリでした。特におばちゃん達の戯れは観てるのがちょっとキツイ。なんか気力が最後までもたへんねん。展開は楽しいんやけどな~。前半7点、後半3点、間をとって5点にしときます。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-02-10 14:22:33) |
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27.なんとコメントしていいやら困りますけれど、最初に日傘を差して馬に乗って砂漠に現れるシーンは美しかったです。砂漠で繰り広げられる前半部は変なガンマンが次々登場し楽しめたが、後半は退屈でした。 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-15 15:16:47) |
26.菊池寛の「恩讐の彼方に」には嘘がある。「敵討ち」は作り話である。また禅海が一人で青の洞門を掘ったというのも嘘で、実際には石工に掘らせている。しかも完成後には「通行料」まで取っている。「太陽の光を目指して穴を掘るモグラ」は女に唆かされ4人の砂漠のマスターを倒した後、初めて「その無意味さ」に気がつく。またフリークスを全滅させて初めて「自分の愚かさ」に気がつく。全ての災いをもたらしたのが自分自身であることに。つまり太陽を見て初めて・・である。エル・トポは「失明するモグラ」であり、禅海は「サングラスをかけたモグラ」である。あれから夏の晴れた日に(日焼け防止の為に)黒い雨傘を差したおねいちゃんを見るたびに、「全裸で差してくれないかな?」と思うようになった。 【デヘデヘ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-17 11:56:18) |
25.やっと、ホドロフスキー・レビュアー・クラブに入れました。こんなに血生臭く苛烈な物語なのに、ラストには心を打たれ、ある種の爽快感のようなものさえ感じます。当初、5点をつけていましたが、繰り返し見ているうちに味が出てきました。もしも、仮装パーティーに参加する機会があったら、絶対にエルトポの格好をして黒い傘をさしたいです。 【センブリーヌ】さん 6点(2005-03-15 10:22:06) |
《改行表示》24.ウェスタンでもアクションでもない新感覚の映画。しかも34年も前に作られていたとは!!ただしこの映画、実は解釈が難しい場面も多く見られ、画のきつい部分もかなりあるので嫌悪感を呼ぶ方もるかも・・・。お気をつけ下さい。宗教的だけど、あまり難しく考えないで見たほうが楽しめる気もします。 見たことのある方へ。俺でもエンディングはあれに近い形にすると思いますが、むしろ、村全体を焼き払うかもしれませんね。すごいパワーのある映画だと思います。 |
23.複数混合のホドロフスキー独特の世界と、究極的なものを描いた精神世界。それはそれは鮮烈です。ラストは、胸が詰まる思いと同時に、何かを考えさせられました。 【あろえりーな】さん 7点(2004-08-26 01:47:26) |
22.理解するには気合と根性、そして教養が必要でしょうか。僕にはいずれも無く(笑)さっぱりでした。・・む、無念。 【★ピカリン★】さん 3点(2004-06-19 10:49:09) |
21.なんで自分はもっと早く観なかったんだろう?周りから「カルト作」「残酷」なんて言われてたんで今まで敬遠してたんですが、素晴らしい作品じゃないですか!クライマックスでは涙が出てきましたよ。独特の色彩、カメラワークを巧みに使った撮影、美しい構図、仏教やキリスト教の思想の引用と、隠喩の使い方。確かにグロテスクなところもありますが、全体を通して見ると、そういったグロテスクな描写は、ある種の社会批判を表現したものだと思いました。 【驢馬賭DE弐瑯】さん 10点(2004-03-08 14:55:57) (良:1票) |
20.この映画を語る時だけはなぜか常識人に戻ってしまう…西部劇じゃなく、もっと神話的な舞台設定にしておけば混乱せずに済んだと思うんだけどな…冒頭の血の海&ラストのフリークス大脱出シーンだけが良いと思える場面でした。あとは(個人的には)エド・ウッドよりも評価低いぞ。 【エスねこ】さん 2点(2004-03-07 21:52:15) |
19.西部劇にして西部劇にあらず…というのがこの映画を表現する上であってるのかもしれない。前半、神懸り的な腕を持つ4人のガンマンを相手にし、最後は自ら凶弾に倒れるエル・トポ、そして後半は自分が神と同化したかの様にこの世に再び復活し、あなぐらに住むフリークスたちを解放しようとする。確かに難しい、難しいけど、それ以上に奥が深い映画。 |
18.理解できない。理解できないけど、とにかく強烈で刺激的。幻の企画「エル・トポの息子」も実現してほしい・・・。 【新井】さん 9点(2004-01-17 17:51:35) |