《改行表示》55.10年以上前にDVDを借りて観たときも宮川一夫らしい映像だな、という以外何も残らなかった。 今回、甲斐荘楠音展を観て、甲斐荘楠音がアカデミー賞の衣装デザインでノミネートされていたということを知り、興味を持って再鑑賞。そうすると宮川一夫もそうだが甲斐荘楠音もいい仕事しているんだなあ、と初めて気が付かされた。 また、その気づきのおかげで、この時代の日本の俳優の所作がものすごく丁寧で美しいことにも気が付かされた。 とはいえ、やはり凡作は凡作としか感じられなかった。 私程度の感性の持ち主は、よほど色々な視点を獲得してからでないと、この映画を評することはできないのだと理解した。 【みんな嫌い】さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-08-13 11:04:16) |
54.BS4Kシアターで鑑賞。(おそらく)綺麗に再現された映像は、モノクロながら驚きました。怖いタイプの日本昔話を見ているような話で、人間の欲望への戒めが描かれています。名作と云われていますが、なぜか私はあまり心に残りませんでした。京マチ子にもそんなに魅力を感じないし、映像ではなく内容に古さを感じたのでしょうか。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-06-08 06:33:31) |
《改行表示》53.とんだ通俗映画だ。どうしてこんなものを取り上げて喜ぶんだ。 雨月物語が泣いている。 【浅田荷葉】さん [DVD(邦画)] 2点(2019-03-25 14:55:56) |
《改行表示》52.私は日本人ですので、外国映画祭の審査員ほどにはジャパネスク・ロマンに「おおっ」とシビれたりしないのですが。でも、この映像の幽玄なこと湿度の高いこと、目を瞠りました。ストーリーは「まんが日本昔話」をいくつか合わせたようなもので、驚くほどの展開は無いんだけれど、件の名アニメを実写したらこうなるんだろうなあと思わせるほど雰囲気が似ています。 廃屋だったはずの朽木屋敷に誘われ、いつしか凛とした豪邸に落ち着いているとき、こちらもいつの間にやら幻惑されているのです。明かりの灯る夕刻や、先代の兜の発する気や、妖女そのものの京マチ子らに金縛りに遭わされました。怖く美しかった。 戦が庶民らにとっていかに苛酷であったか、その描写も容赦なく厳しい。里に残した妻が槍の犠牲になる場面は俯瞰ショットで音も無く、素っ気ないけれどとても恐ろしい。 妻が遭遇した残酷さ、弟夫婦らが辿る愚かさと不条理、そして主人公が出会う異界。「昔話」のテーマがてんこ盛りの、見事な映像作品でありました。 【tottoko】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-02-27 00:12:43) (良:1票) |
51.もっと怪しげな雰囲気を期待していたんだけど。ストーリーも取り立てて面白くない。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-15 23:05:32) |
50.筋立ては皮肉と示唆に満ちていてなかなか面白いのだけど、場面進行があまりにもそのまんまなので、せっかくの筋が生きていない。今となっては、参考作品扱いだと思います。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-05-09 03:53:18) |
《改行表示》49.地道に家族と一緒に暮らすのが一番、分不相応な望みは身を滅ぼすということか。 溝口健二監督の名作だが、琴線には触れなかった。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-26 22:18:32) |
48.ぱっと見で登場人物の外見の区別が付きにくく、途中で人物が混同してしまいます。 【K】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-26 20:10:30) |
《改行表示》47.内容自体は多少おとぎ話っぽい雰囲気はあるが、予想以上にシナリオの出来が良かった。 この監督さんは演出にとても安定感があるし、キャスティングに関しては言うことなし。 田中絹代の地味で堅実なキャラと京マチ子の妖艶なキャラとの対比、しっかりと描かれたテーマ、 幻想的な映像とともに完成度の高さを感じずにはいられない。この世のはかなさを描いた秀作。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 12:02:07) |
《改行表示》46.2011.7/28鑑賞。暗く重い作品のようでず~と敬遠していた。スタッフも充実、脚本:川口松太郎、依田義賢、撮影:宮川一夫、音楽:早坂文雄。意を決して観る。 印象として黒澤の「羅生門」と重なる。一言で言うと「羅生門」はカンカン照りの乾いた感じで、「雨月物語」は霧がかかった湿った感じ。よく感じが似ている。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-29 21:42:09) |
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【ホットチョコレート】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-07-24 20:15:11) |
44.ところどころ綺麗なシーンはありましたが(湖上の舟のシーンは良かった)、なんだかうまく入り込めませんでした。少し時間を置いてから再見してみようと思う。上田秋成の原作は好きなんだけど。 【ashigara】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-07-09 15:19:50) |
《改行表示》43.二度見て、ようやくこの作品の真価が分かってきた。 隅々まで計算しつくされた構図と宮川一夫の流麗なカメラワークが生み出す崇高な画面にもう脱帽。 幻想。死。欲望。妖気。が溢れ出てくる。 溝口健二が巨匠中の巨匠だということを改めて理解しました。 【せかいのこども】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-16 13:52:27) |
42.映像について少し勉強した後に見ると、カメラワークや陰影など、確かに巧みだなぁと思わされました。船上のシーンとかね。ただ他は正直あまり印象に残っていません。台詞が聞き取りづらかったからなのか、それともいまいちのめり込めなかったからなのか。 【Balrog】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-12 10:59:34) |
41.長回しを多用した構成により、極上の舞台劇を見ているような印象を受けた。幻想的な画によりストーリーの妖々しさに磨きがかかっている。個人的には湖上で舟をこいでいるシーンが心に残っている。 【円軌道の幅】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-12-25 23:43:59) |
《改行表示》40.もう、退屈のひとこと。どうでもいい話がダラダラと続き、台詞が聞き取りにくい(音楽はちゃんと聞こえるのに)。これなら台詞だけ消して、字幕を使った方がまし。映像に見るべきところもあるけれど、このつまらなさを帳消しにするほどでもない。早坂文雄の音楽がなかったら、最後まで見ていられなかったでしょう。 それにしても、この台詞の通りの悪さは、録音のせいなのか? それとも監督にトーキーを作る気がないの? 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-09-16 20:33:29) |
《改行表示》39.見事なカメラワークと映像の美しさ、日本昔ばなしのようなストーリー。 京マチ子さんも相変わらず美しい。 【eureka】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-08-27 12:10:25) |
38.四回目ですが、見るたびに細々ながら見落としてるような部分が発見につながり、だんだん良くなっていく典型的な名作でしょうか?亡霊との接触部分は、何とも気だるく見事な雰囲気を醸し出してくれています。 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-06-16 23:50:58) |
《改行表示》37. 溝口健二監督の入門書と考えてもいいだろう。面白い作品の3大要素、「愛」「欲望」「裏切り」が子供でも理解できる範囲で描かれている。 このサイトでの8点は「出来としてはよい」という意味になるらしいが、上から目線で評価しているようで、もう1点つけようかなと考えてしまったりもする(苦笑)。 【クロエ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-02 01:51:53) |
36.女っていう生き物は本当にすごい。これからも我々男をよろしくお願いします。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-15 20:30:37) |