《改行表示》17.時代劇、ですけれども、「必殺」、ですから、例えば時代考証がどうのこうのなどと言い出す人はまさか、いないですよね。 と言う訳で、何でもアリなんだろうから、いっそ『魔界転生』みたいにブッ跳んだ時代劇を好き勝手に作ってしまおう、ということなのかもしれませんが、いや、それ、松竹じゃ無理でしょ。というのは偏見でしょうか。 いかにも魔界転生チックな分、ハードルも上がってしまい、ちと物足りない。でも歓迎します。でもでも、歓迎はするけれど、だからと言って楽しめるわけじゃない。やっぱり企画的に、必殺とは相性悪かったんでしょうか。 千葉真一が住んでる川のほとりの庵。これ、どこでロケしたんですかね? とかいうコトだけ、妙に気になる。小川が直接、海に流れ込んでるの? 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-10-09 10:32:54) |
《改行表示》16.中村主水が主役で、必殺の劇場版である以上、 劇場版ならではの新しい登場人物や要素を入れるのは当然としても もう少し当時の必殺シリーズの空気を残してほしかったですね。 特にクライマックスの仕事シーンは仕事人1人1人の見せ場が無くなっており全く別物になってしまっていました。 暗闇の中、ターゲットを待ち伏せるところから始まり人知れず華麗に冷徹に仕事をこなしまた暗闇に消えていく。 この一連の所作、これこそが仕事人シリーズの様式美だと思うのですが、あそこまで大騒ぎしてしまうとねえ。 中村主水以外のレギュラーの登場も中途半端で出番があまりにも少ないのも残念。 【とらや】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-02-29 19:06:29) |
15.うーん、深作監督+JAC時代劇で『魔界転生』を期待してしまった私がいけなかった。これは『必殺仕事人』だった。だったけれども、ドラマ版よりもお話のまとまりはなく、ストーリーがアッチコッチするし、仕事人同士の関係性も希薄に描かれていて、少し残念であった。でもアクションシーンや異種なお奉行役の真田広之さんにプラス1点。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-06-10 00:52:19) |
《改行表示》14.真田広之や老中の子倅かぶき者達を始めとするキンキラ衣装には閉口してしまうが、キャスティングや遊びのない脚本などを観るに、これは劇場版必殺シリーズの最高峰といっても、イイんじゃないでしょうか。 リアルタイム本放送世代の私としては、蛇足ながら「影の軍団、必殺シリーズ参戦?」と、感じてしまった。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-05 23:42:18) |
13.あまり期待していなかったのですが、これはめちゃめちゃ面白かった。娯楽時代劇というジャンルではこれまで見た作品の中で№1ですね。深作監督の力量に脱帽です。従来の必殺とはだいぶ雰囲気が違いますが、とにかく最初から最後まで飽きさせません。傑作アクション時代劇、ここに在り。 【ジム】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-04 19:16:30) |
12.仕事人の世界がJACに乗っ取られた!前半は殺しを競りに掛けたりしていたが、クライマックスでは主水たちが大勢の侍たちと正面から斬り合っており、どこが暗殺者だよ、もはや仕事人でも何でもないじゃないかと、かつては腹も立ったものだが、しかし、今必殺であることを忘れて観てみれば、激しいアクションと起伏の多い展開で充実した2時間だったと思う。千葉対蟹江の息も付かせぬタイマンと、真田のケレン味たっぷりの見得の切り方は必見である(ホント、仕事人じゃなくてもいいよというくらい・・・)。 (追記)大好きな作品ではありますが、岸田氏演じる元締めの出鱈目ぶりは嫌い。旗本の子弟を暗殺するというハイリスクな仕事を少額の報酬で強いるのはダメでしょう。人情に訴えかけたりして。職業意識が薄すぎる。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 8点(2004-07-24 22:41:25) |
11.「必殺」の生みの親である深作欣二をむかえての本作だが、手掛けたのは「仕掛人・藤枝梅安」ということもあり、「仕事人」には余り愛着が無いように思える。千葉真一率いるJACを用いて好き勝手やってしまっているのだ。真田広之は近年の落ち着いた役よりこちらの方が好きなので良かったが、問題は千葉真一を仕事人にしてしまった点である。千葉真一は柳生十兵衛以外はどうしても浮いてみえる。中村主水や秀などは余りにも出番が少なく、出来れば単純に深作チームvs仕事人という戦いが観たかったというファンは少なくないと思う。深作らしいと言えば、センスの良い音楽を最大限に活用した爽快なアクションで、繰り返し何度観たか分からない。 【まさサイトー】さん 6点(2004-07-19 04:01:03) |
10.深作映画だったのか…納得。必殺シリーズの面白さと、監督の力一杯の映画制作がうまくかみ合っていなかったかなあ。やたら町人が殺されているし、愚連隊の異常すぎるテンションにはちょっとついて行けなくて。私にはTVの必殺の方が性に合っているようです。これも職場の慰安旅行のバス車中で観た。横浜シーパラで爽快に遊んだ後鑑賞。いつもの必殺が持つ痛快さが感じられず、爽快感は真田広之に持って行かれてしまった。観賞後感想を言う人もなくお昼寝タイムは延々と続いた。ガイドさんごめんね。こんな時は釣りバカの方がハズれないかもよ。 【のはら】さん 3点(2004-05-11 23:45:35) |
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《改行表示》9.懐かしき必殺。昔、わたしゃ秀さんのファンでした。だけどこれは深作バージョン。いつもの必殺とはちょっと雰囲気が異なっておりました。これはこれでまあ面白いのかも。真田広之、顔がツルっとしてて動きもシャープで、千葉ちゃんと合わせてもろJAC色が濃かった。やたら色彩があざやかでしたね。深作版必殺の中にJAC,そして相楽ハル子のスケバン刑事がブレンドされてたって感じでした。相変わらずのひかる一平、頑張ってた“パッション”堤大二郎。でもやっぱ盛り上がったのは、千葉ちゃんVS蟹江のシーンかね。 【fujico】さん 7点(2004-03-30 16:14:29) |
8.TVシリーズにも主水以上の武芸者は度々登場しますが、主水は己を危険に晒さず、知略をもって仕留めています。たまには強敵と真正面から斬り合う主水を観たかったのですが、さすが映画版、やってくれました。最も手に汗握ったのは、奉行世話役の小姓との一戦です。長時間の大殺陣、苦戦を強いられる主水。この後に控える真田奉行が途方も無い強さであることが予想され、異様な恐怖感が感じられました。(千葉VS蟹江戦も凄まじいのですが、特撮ヒーロー物のように見えてしまいました。)重厚な音楽も素晴らしい。 【若年寄】さん 7点(2004-03-21 10:18:02) |
7.必殺ファンとしてではなく、深作監督が必殺を監督すると知って観に行きました。真田さんの妖しさと最後の立ち回りが良いですね。千葉ちゃんの役柄も切なくて○。でも、映画館で観た当初、堤大二郎のブッ壊れっぷりにハマってしまいました(笑)個人的には結構思い出深い作品です。 【n@omi】さん 8点(2004-02-29 00:59:01) |
6.グツグツと煮立った醤油みたいな、異常なハイテンションと濃さで突っ走っていく映画。80年代後半の日本の雰囲気がそうだったんだろうけど、いま観たらチトしんどい。 【紅蓮天国】さん 4点(2004-02-11 15:04:42) |
《改行表示》5.映画化された必殺シリーズの中では、一番好きな作品。でも、一番必殺っぽくないかも。 この映画での主水ら仕事人は、八墓村の金田一耕介に非常に似ている。なくてはならない存在なのに影は非常に薄く、でも最後に締めるところはきっちり締める感じが。 話の軸が、千葉真一一家の親子愛と真田広之の謎を中心に進んでいくからでしょう。 放映時間もシリーズで一番長いが、ストーリーがとても入り組んでいて、最後まで飽きさせない展開になっている。 真田広之の壊れ具合と殺陣、超最高です。 【なおてぃー】さん [DVD(邦画)] 8点(2004-02-08 00:52:54) |
《改行表示》4.確かに必殺らしくありませんよね。結局、必殺シリーズを映画化するってのが無理なんじゃないかなあ。話を大きくすればするほどテイストがなくなってしまうから。 だから必殺としての評価はしにくいです。けど、映画としての出来はとても良いと思います。見せ場たっぷりで、家光の乱心で描ききれなかった建物内での殺陣アクションがようやく完成したかなっていう感じ。サニー千葉ちゃんよくやった!主水をはじめ、他のメンバーの印象はかなり薄いんですが。 【熊山くまじろう】さん 6点(2003-11-26 00:25:06) |
3.悪党が最後に始末されて、あースッキリ、という「必殺」のノリを期待していると裏切られます。私としても仕事人個々の見せ場を観たかったですね。 |
2.真田はたそがれで再評価(というか、JAC時代を知らない人が多いからか?)されていたんで、たまにはこっち系でやってもらいたいですね。バカ殿とやられっぷりは良かった。 【ロカホリ】さん 5点(2003-10-18 20:56:37) |
1.劇場公開版必殺シリーズの中でも最も映画らしい作品。そのせいか必殺ファンの間では「必殺らしくない」という声も聞く本作。原因に挙げられるとすれば、それは多彩なキャストと深作特有のスピード感溢れる作りのせいだろうか。千葉真一率いる真田広之や、その他JACの出演で立ち回りのスピード感はさらに倍増し”必殺”らしからぬアクション時代劇になった。そして西部劇の一騎打ちのような落ち葉乱れ舞う中での千葉真一と蟹江敬三の死闘は、時代劇作品の中でも上位に上げられる対決シーンだろう。 【カズゥー柔術】さん 9点(2003-10-15 12:22:03) |